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(前回の続きです)
まず、公立高校の入試要項を見ると、運動部でも、何でもいいですが、ある部活動に入っていたからということで、内申書が有利になるという記述はありません。
ただ、部活動で県大会まで行って優勝したなど、基準以上の成績を上げた場合、前期選抜の出願基準が緩和されるという決まりはあります。
例えば、仙台二高では、次のようになっています。
通常の出願基準は3年間の平均評定が4.8以上であることが必要です。
個人や団体で県大会ベスト8まで行くと、出願基準が4.3以上という風に緩められています。
「なるほど、やっぱり部活でちゃんと結果が出せれば有利じゃないか!」という反論が予想されます。
しかし、これは「スタートラインに立てる基準を緩める」というものです。
部活動をしていたから、内申点に5点プラスしましょう、というような話ではありません。
仮に「部活動特別枠」で4.3ギリギリで二高に出願しても、内申点4.8以上の人たちと、競うことになります。
内申点だけを取ってみれば、それだけですでに不利になっています。
逆な言い方をすれば、「部活動特別枠」の受験生は、合格できない確率が高くなってしまうのです。
もちろん入試本番できちんとした成績を取っていれば、内申書の判定を物ともせず、合格が可能です。
そうであるなら、きちんと入試の成績がよくなるよう、頑張って勉強したほうが早道です。
「内申書に有利になるために部活動に励む」というのは、順序が逆です。
(次回に続きます)
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