「面倒見のよすぎない指導」を目指して 〜生徒さんの自立と成績向上のために〜 その2 2018/06/17

前回の続きです)

「面倒見のよい指導」と「面倒見のよすぎる指導」との境界というのは、かなり曖昧です。

わたしも指導をしていて、判断に迷うことがしばしばです。

ここで、ひとつ具体的な事例を出します。

以前、中3の男子生徒が、定期試験の間際になって、副教材ワークの解答を紛失してしまったということがありました。

この生徒さんは、男子によくあることとして、いろんなものをちょくちょく紛失してきました。

そういう場面での会話です。

 

菊池: あれ? ここの課題のところ、随分と残しましたね。

 それから、答え合わせも、やってませんね? どうしましたか?

生徒さん: 答え、なくしちゃったんです。

菊池: 答え、なくしたんですか? 

 それで答えをなくして、課題をやっていないのは、何か理由がありましたか?

生徒さん: 答え合わせができなくなったんで、それで問題を解いても仕方がないかなと。

 それで、やってなくて.....

菊池: そんなのは言い訳にもならないでしょ。

 なくしたんなら、友達のを借りてコピーさせてもらうとか、そういう発想はないんですか?

生徒さん: .....

菊池: とにかく、次回までに友達から答えを借りて、コピーして、必ず答え合わせをしてください。

 その代わり、友達にタダで頼んではダメですよ。

 コンビニでアイスクリームでも、ポテトチップスでも買ってきて、頼むんですよ。

生徒さん: はい、分かりました。

 

書いているわたしのほうがグッタリしてきそうですが(笑)、この手の中学生、特に男子生徒にはこういう人たちが一定数います。

「解答をなくした? そんなの自分で考えて何とかしてください」と言いたいところをグッとこらえて、上記のような指示をしました。

解答を紛失したという事態に対して、わたしができるのは、ここまでです。

自分の尻は自分で拭いてもらわなくてはなりません。

次回に続きます)

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