〒981-0933 仙台市青葉区柏木1-2-29-301
電話での受付:15:00~20:00
定休日:日曜日
(前回の続きです)
「実力相応の公立より、『ちょい上』コースの私立」という考えは、確かに魅力的に映ります。
卒業時、有利な推薦枠というハコが用意されているからです。
しかし、物事はいい面ばかりとは限りません。
ここで話を分かりやすくするために、仙台一高と仙台三高の例を出します。
最新のみやぎ模試偏差値によれば、両校の値は以下のようになっています。
仙台一高 66
仙台三高 62
両校は数値にして4の開きがあります。
これは、合格点にして500点満点で約35点の開きがあるということです。
仮に、ここで偏差値62の生徒さんが、一高に合格したとします。
そうしたら、「一高は三高より進学実績がいいようだ。ラッキー! 勉強面は、今のままでもやって行けるでしょ」と考えるでしょうか?
「一高は三高より進学実績がいいようだ。ということは、要求されることも三高より厳しいはず。だからしっかりやらなくちゃ」と考えるのが自然なのではないでしょうか。
このことは、「ちょい上」コースの専願を狙う生徒さんに、そっくりそのまま当てはまります。
専願で入学するということは、通常の枠で合格した生徒さんより、学力面でハンディキャップを背負うということです。
私立専願と言うのは、「合格したら、必ず入学します。その代わり、点数はちょっぴりオマケしてください」という制度です。
入学時には確かに入りやすくなったのかもしれません。
が、高校側としては、入学後のことまで保証したわけではありません。
あくまで有利なハコを用意してくれただけです。
そのハコを実際に使うのは、生徒さん本人に他なりません。
(次回に続きます)
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
〒981-0933
仙台市青葉区柏木1-6-22佐藤アパートB101
15:00~20:00
日曜日