歴史を単なる暗記モノにしないために その2 2019/05/19

前回の続きです) 

歴史と物語の関連性というのは、わたしの独創ではありません。

英語でいう物語story(ストーリー)という単語は、歴史history(ヒストリー)を語源とします。

つまり、歴史と物語とは、根が一緒です。

これがフランス語になると、histoire(イストワール)という単語が、「歴史」「物語」「話」といういずれの意味にもなります。

スペイン語のhistoria(イストリア)もフランス語と同様です。

こういうことを考えてみても、歴史の学習において、「流れ」や「スジ」がいかに重要かがお分かりでしょう。

 

「次の5つの歴史的事項を年代別に並べよ」

「○○はなぜ起きたか、◎◎という言葉を用いて説明せよ」

 

こうした問題が頻繁に出題されるのは、歴史において「流れ」や「スジ」が重視されるからです。

そうした「流れ」や「スジ」をしっかり押さえた上で、学習をしないと、歴史は「無味乾燥な単なる暗記モノ」に陥ってしまいます。

ここで桃太郎の話を例にとると、

 

「桃太郎が老夫婦のところに流れ着く」

→「鬼が島へ動物の家来を連れて鬼退治」

→「財宝を持ち帰り凱旋」

 

という「スジ」があります。

これらの順番は崩れません。

桃太郎が、財宝を持ち帰った後で、桃がドンブラコドンブラコと流れてくる、などということはないからです。

「スジ」をしっかり押さえた後で、

 

「桃太郎が腰にぶらさげていたのはキビ団子」

「桃太郎の家来になったのは、イヌ、サル、キジ」

 

というような枝葉の部分をしっかり覚えるようにしていきます。

次回に続きます) 

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