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(前回の続きです)
歴史と物語の関連性というのは、わたしの独創ではありません。
英語でいう物語story(ストーリー)という単語は、歴史history(ヒストリー)を語源とします。
つまり、歴史と物語とは、根が一緒です。
これがフランス語になると、histoire(イストワール)という単語が、「歴史」「物語」「話」といういずれの意味にもなります。
スペイン語のhistoria(イストリア)もフランス語と同様です。
こういうことを考えてみても、歴史の学習において、「流れ」や「スジ」がいかに重要かがお分かりでしょう。
「次の5つの歴史的事項を年代別に並べよ」
「○○はなぜ起きたか、◎◎という言葉を用いて説明せよ」
こうした問題が頻繁に出題されるのは、歴史において「流れ」や「スジ」が重視されるからです。
そうした「流れ」や「スジ」をしっかり押さえた上で、学習をしないと、歴史は「無味乾燥な単なる暗記モノ」に陥ってしまいます。
ここで桃太郎の話を例にとると、
「桃太郎が老夫婦のところに流れ着く」
→「鬼が島へ動物の家来を連れて鬼退治」
→「財宝を持ち帰り凱旋」
という「スジ」があります。
これらの順番は崩れません。
桃太郎が、財宝を持ち帰った後で、桃がドンブラコドンブラコと流れてくる、などということはないからです。
「スジ」をしっかり押さえた後で、
「桃太郎が腰にぶらさげていたのはキビ団子」
「桃太郎の家来になったのは、イヌ、サル、キジ」
というような枝葉の部分をしっかり覚えるようにしていきます。
(次回に続きます)
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