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(前回の続きです)
高専1年生の数学は、通常の進学校と比べて「薄く広く」です。
これに比べて、通常の進学校の高1生は、「ややゆっくり深く」です。
そもそも高専生のカリキュラムは、大学に進むことを想定して設計されたものではありません。
ゆえに、大学入試とは基本的に連動していません。
高専1年生は、通常の進学校の2年秋くらいまでかかる分野を、1年の冬休み前くらいまでに終えてしまいます。
ただ、試験で問われる内容は、通常の進学校に比べると易しめです。
先ほど述べたように、高専では「大学入試を突破する!」という発想がありません。
ゆえに、1年生のうちは、それでも間に合っているのでしょう。
しかしながら、わたしは「高専の数学はハードだな」と感じています。
その理由は、彼らの使っている教科書が、通常の進学校で使う教科書に比べて、よく言えば簡潔、悪く言えば不親切だからです。
高専生が用いている教科書は、文科省検定のそれではありません。
高専の教授が執筆したものです。
大学の教科書は「一定レベル以上の学生」を前提としています。
親切な書き方をしていません。
高専の数学の教科書も、それと似た事情があります。
「高専とは、中学生がいきなり大学生になること」というフレーズがここでも実感できます。
(次回に続きます)
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