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(前回の続きです)
いくら数学が得意な人でも、この高専生用の数学の教科書だけで数学が分かるようになるのは、極めて厳しいです。
数学は学年が上がれば上がるほど、「そもそもなぜそういう決め方をするの?」というものが多くなります。
例えば、ご父兄もその昔に学習なさった、「サイン、コサイン、タンジェント.....」という三角関数は、なぜサイン、コサイン、タンジェントを「あのように決めたのか」がまるで説明されません。
いきなり、「サインとはこうなっている。コサインはこうなっている。はい、問題スタート!」という書き方を教科書ではしています。
通常の進学校が使う教科書ですらそういう状態です。
高専の数学の教科書は、その辺りの記述が実にサラッとしか書いていません。
ただ、高校の教科書には、教科書ガイドやら、参考書やらが各種販売されています。
ところが、高専の数学では、現在の高校生が学ばないような単元を、かなり早い段階で学習することがあります。(例えば「行列」のような単元)
そうなってしまうと、「数学が分からない」となった場合、普通の進学校の生徒に比べて、取りうる手段が限られてしまいます。
高専生は、高校生に比べて、自由度が高いです。
それゆえ、自助努力がより求められます。
高専の留年・退学率が、普通高校より高くなる傾向にあるのは、上記のような事情も一因になっているとわたしは考えています。
(次回に続きます)
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