「9月入学」を無邪気に叫ぶ政治家になぜ憤るのか その3 2020/05/13

前回の続きです)

政治家というのは、権力を使って、今までやれてこなかったことをやっていくという志向を本能的に持っています。

新しいことをブチ上げるというのは、政治家としての性(さが)です。

ちょうど受験関係者が「より難関校へ!」というようなものです。

ですから、村井知事が「9月入学」を公の場で提言したというのも、理解できなくはありません。

そして「9月入学」には、長所が多いことをわたしも認識しています。

「9月入学」については、水面下で準備していてもらっていいと思います。

し・か・し!

どんなにメリットが大きいことを導入するのでも、物事には順序と優先順位があります。

受験生とご父兄の立場からすると、コロナのことが少し落ち着いたころ、「9月入学検討」と言われれば、「まあ、それもありかな」と感じるでしょう。

また、学校再開の見込みがまるっきり立たず、いよいよ受験はどうなると感じるようになって、「9月入学検討」と言われれば、「まあ、それもやむを得ないかも」と感じるでしょう。

村井知事の発言には、そうした配慮が全く感じられません。

他の知事も同様です。

もちろん、彼らにとっては、将来を見据えた大多数の幸福のほうが重要です。

しかし、最優先して考えるべきは、「9月入学」で最も影響を受ける受験生、そしてご父兄です。

わたしが無邪気な政治家の発言に憤るのは、この点にあります。

次回に続きます)

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