コラム連載2周年に当たり 〜ご父兄・生徒さんの目線に立つということ〜 2015/08/01

本コラムは執筆開始より本日で2年となりました。

連載当初、土曜・日曜は休んでおりました。

その後、土曜日も掲載するようになり、今は、お盆休みや年末年始以外は基本的に毎日書いています。

以前にも記しましたが、このコラムの目的は、現在担当しているご家庭のご父兄・生徒さん、ならびに将来わたしが担当することになるご家庭のご父兄・生徒さんのために、受験にまつわるいろいろな情報を分かりやすく伝えることです。

それゆえ、常にそうした方々へ語りかけるような気持ちで文章を書いています。

その際、ご父兄や生徒さんの目線に立っていく、ということを徹底しているつもりです。

そしてそういう視点こそが、プロ家庭教師としてのビジネスに耐えうるものであると信じています。

高校生までの子息を持つご父兄は、少しでも子息の成績がよくなるよう、日々ご健闘されています。

そのため、学校にまつわる情報の取得には余念がないわけです。

であるならば、その情報は、ご父兄や生徒さんの目線で書かれたものでなくてはなりません。

業界人が書きがちな、業界人の内部でこだまするだけのものは、ご父兄・生徒さんにとっては不要です。

わたしのコラムはおかげさまで、毎日100名以上の方が定期的に訪問なさっています。

コラムはアメブロやライブドアブログのようにブログが独立したものではなく、ホームページと一体になっているので、連載コラムがここに存在するということは分かりづらいと思います。

が、それでもこれだけの方が弊サイトを訪れていらっしゃるというのは、ありがたいことです。

これからもできる限りの情報提供をしてまいります。

週末のつぶやき 〜体調とダイエット 今年の夏は楽!!〜 2015/08/02

連日暑い日が続いています。

指導の際、ご家庭からは「暑いところ、お疲れ様です」などとお声をかけていただいています。

そういうお気遣いをいただくだけで、何とはなしに爽やかに、そして涼しく感じるような気がします。

ただ、ほんとうのことを言うと、今年は昨年ほどの暑さを感じていません。

それは以前にこの欄にも書いたのですが、ダイエットをしたためかと思われます。

2年前、最も重かったときから比べると、マイナス16kg、去年の同時期から比べても、マイナス7kgになっています。

昨シーズンまでですと、昼間に外で用を足してくると、汗だくになってしまい、戻ってからすぐにシャワーを浴びたり、ということをしていました。

ところが今年はそういうことを全然していません。

そういう意味で、大変楽になりました。

それから、このごろ家内に「そういえば、痩せてから、いびき、かかなくなったね」と言われました。

特に飲酒した後はひどかったらしいのですが、それもなくなったとか。

体型がほっそりして、昔着られなかった服も着られるし、達成感があったからか、精神的に何だか前向きになったりと、いいことずくめです。

減量をしてみて、つくづくよかったと思います。

わたしがとった方法は、日に三食食べる食事のうち、二食分の「主食」をとらず、おかずだけを食べるという、俗にいう「糖質制限ダイエット」というもので、これを約1年続けました。

運動は歩くくらいで、激しい運動は一切していません。

ただ、やってみればわかりますが、おかずだけっていうのは、なかなか食べられないものです。

それがまたこのダイエットの狙いでもあります(笑)

もしダイエットをしなくちゃとお考えのご父兄におかれては、とりあえず、主食を一食分抜いて、おかずだけを食べる、というところから実践されてみてはいかがでしょうか?

それだけでも1か月続ければ、効果はあります。

コツコツやらなくてはならないところ、子息が取り組む学習と同じです。(笑)

プロレスと英語 〜関連付け記憶が大いに役立ちました〜 その1 2015/08/03

しばらく前でしたが、指導の合間に一息ついたとき、生徒さんとこんな会話がありました。

 

生徒さん: 先生(=菊池のこと)、こないだテレビでやってたんですけど、先生くらいの年代の男の人は、プロレスの技で、ほとんどの人がコブラツイストというのができるそうですが、コブラツイストってどういうものなんですか?

菊池: ああ、コブラツイストですか? これは立ちながらやる柔道の締め技みたいなものです。いま、国会議員にもなっているアントニオ猪木さんは、現役のころ、そのコブラツイストをバージョンアップした卍(まんじ)固めっていうのを得意にしてましたよ。

生徒さん: へえ〜 知ってるんだぁ〜 コブラツイスト、できますか?

菊池: 一応やり方は知ってるつもりですが、最後にやったのは小学生のときぐらいですね。

 

そのあと、家に帰ってきてから、いたずら心が出まして、娘に事情を話して、実験台になってもらいました。

そしたら.....できました。

体が覚えていたんですね(笑)

ご存じない方のために画像をお示ししますと、こんな技です。

今の生徒さんは、プロレスというとなじみがないと思いますが、わたしがその昔、小学生から高校生ぐらいのときには、今とは比較にならないくらいに盛んでした。

(次回に続きます)

プロレスと英語 〜関連付け記憶が大いに役立ちました〜 その2 2015/08/04

(前回の続きです)

なにしろ、金曜日の夜8時、土曜日の夜8時というテレビのゴールデンタイムに、プロレス中継がされていたのです。

今、東日本放送で夜10時から放映されている「報道ステーション」の古舘さんは、金曜日のほうの中継アナウンスで名を馳せた方で、彼の名台詞は今も耳に焼き付いています。

わたしもプロレス中継は夢中になって見た口で、中学生から高校生にかけて、宮城県スポーツセンター(今の仙台国際センター)に興業に来た際には、何度か足を運んだ記憶があります。

一度は特別リングサイドという、リングの真ん前で見たことがあり、その迫力はすごいものでした。

今でも、ときどきyou tubeで昔の試合を見たりして楽しんでいます。

ただわたしのプロレスに関する知識は昭和末期で止まっており、それ以降のことは分かりません。

ところで、このプロレスはアメリカが発祥ということがあり、当然のことながら、使われる用語が英語だらけです。

これが特に大学受験の際、何かと役に立ちました。

以下二つほど例を。「ハサミ」は英語でscissors(シザーズ)と言います。

この単語は発音問題で、頻出のものなのですが、プロレスの技に「ヘッドシザーズ head scissors」というのがあり、「scissorsって、ああ、ヘッドシザーズのscissorsか」という風に一発で記憶できました。

(次回に続きます)

プロレスと英語 〜関連付け記憶が大いに役立ちました〜 その3 2015/08/05

(前回の続きです)

また、「destroy(デストロイ)=破壊する」という単語は、ザ・デストロイヤーというプロレスラーに関連付けて記憶できました。

デストロイヤーというのは、「破壊者」という意味なのですね。

この方の名前は、お聞きになったことのあるご父兄も多いことでしょう。

ある一定の年代以上の方なら、かなり認知度が高いはずです。

その昔、「うわさのチャンネル」というテレビ番組で、和田アキ子さんなどと共演したこともありました。

今の中高生は、まず知らないでしょう(笑)

そもそもわたしは純粋に楽しみのためにプロレスを見ていたのであり、英語の学習に役立てようと思ったわけではありません。

しかし今になって考えると、記憶の方法としては、極めて有益な方法でした。

記憶で一番確実なのは、自分がすでに持っている知識に関連付けて記憶することです。

そしてその知識が、興味関心の高いことならば、より確実性は増します。

受験については、とにかく利用できるものはとことん利用し、貪欲になることが大切です。

結局、受験は「どれだけ確実に記憶できたか」です。

とはいえ、自分の関心のあることばかりにうつつを抜かし、肝心の学習がおろそかになっては本末転倒ですので、念のために申し添えておきます。(笑)

栄冠は君に輝く! その1 2015/08/06

先般、ある中3生の生徒さんとこのようなやり取りがありました。

 

生徒さん: 先生(=菊池のこと)、こないだオープンスクールに行ってきたんです。

菊池: ほ〜、そうですか。それで何か、進路の上でヒントになるようなものはありましたか?

生徒さん: 自分は○○高校の△△科が、自分のほんとうにやりたいことだと思って、それでここに入るには、石にかじりついてでも、英語の基礎を固めなくちゃと思ったんで、課題、しっかり出してほしいんです。

菊池: そうですか! よく言いましたね! すばらしい! そこまでいうのなら、全力で応援しますよ。大変ですけど、頑張りましょう。


生徒さんから「石にかじりついてでも、英語の基礎を固めなくちゃと思ったんで」という言葉を聞いて、意気に感じない家庭教師はいません。

家庭教師業というビジネスを行う以上、スマートにサッと結果が出る生徒さんはもちろんすばらしいのですが、こういう生徒さんは、この職業に籍を置く者として、ビジネスをこえて応援します。

それにしても、なんとすばらしい言葉なのでしょう!

そしてこの闘志!

(次回に続きます)

栄冠は君に輝く! その2 2015/08/07

(前回の続きです)

この生徒さんはもともと非常に志気が高く、勉強もまじめに取り組んできました。

わたしがこれまで数多くの生徒さんの指導に当たってきましたが、あれこれ言っても、最終的に合否を決めるのはこうした気持ち、つまり「どれだけ真剣か」ということです。

受験の場合は、上位で悠々と入る人、真ん中ぐらいで入る人、ボーダーで入る人がいます。

そのうち、上位で入る人は、雨が降ろうが槍が降ろうが、楽々と関門を突破しますから、そういう人は、「どうぞ、どうぞ。入ってください」でいいのです。

しかしかなり多くの人はそうではありません。

何がしかの不安定要因を抱えています。

そういうとき、特にボーダー付近(模試でCランク〜たまにBランクぐらい)の人の雌雄を決するのは、アニマル浜口さんではありませんが、気合いなのです。

今回話題にした彼の目の前にある道は決して平坦ではないでしょう。

そして、勉強をやっていて、「これでいいのか」と不安を感じることもあるでしょう。

しかし不安を感じるというのは、本気でそこに行きたいと思っているからこそなのです。

「栄冠は君に輝く!」

対抗バトル 結果発表! 2015/08/08

先月、こちらで予告した通り、対抗バトルの結果が出ましたので発表いたします。


<仙台市青葉区Y君 vs 富谷町I君>

◎6月中間試験

Y君 413点 218人中53位

I 君 400点 224人中43位

→「判定」でY君勝利!

◎7月みやぎ模試

Y君 372点 偏差値62

I 君 355点 偏差値60

→Y君勝利!

 

6月中間試験の結果は、それぞれの学校の進学実績を考慮し、Y君の判定勝ちとしました。

勝利を収めたY君には、「豪華賞品」をプレゼントしました。

二人は好対照の人物で、「動のY君、静のI君」という感じです。

Y君もI君も、このところ「伸び基調」にあります。

I君はわずかの差でY君にかないませんでしたが、よい意味でふてぶてしく、貪欲になってほしいです。

「対抗バトル」については、これから参加人数を増やしていく予定です。

今、成績を見極めている生徒さんもいて、どういう組み合わせにするか、考え中です。

週末のつぶやき 〜ずんだ餅はお盆の食べ物です!〜 2015/08/09

もうすぐお盆の季節がやってきます。

実はこのお盆、8月半ばにやるものだとお思いになっていらっしゃる方が多いのかもしれませんが、そうではありません。

もともとは旧暦7月15日にやるものです。

旧暦7月15日は毎年変わります。

今年は8月28日が旧暦7月15日です。

我が国では旧暦+1か月=新暦とみなし、簡便法で毎年この時期を「お盆休み」ということにしてしまっています。

中国・朝鮮半島は年中行事が今も旧暦でがっちり動いていますから、文化の差というものが、そこで出てきています。

さて、お盆と言えば、わたしが子供のころ、我が家ではずんだ餅を作るのが定番でした。

今でこそずんだ餅は1年中どこでも売っていて食べられますが、わたしの感覚だと、これはお盆のお供えものです。

それ以外の時期に口にしたという記憶がありません。

その昔は、お店から枝つきの枝豆を大量に購入して「豆もぎ」をし、それが茹で上がると、「豆はじき」をし、豆をミキサーですりつぶす、ということをしていました。

「豆もぎ」や「豆はじき」は、子供の仕事、という感じでした。

近頃ですと、ずんだは「ずんだスイーツ」とか言って、いろいろに使われています。

分けても最近は、マツコデラックスさんが、ずんだシェークは美味なり、とテレビ番組で発言したことから、急に認知度が高まっているらしいです。

わたしも何度かこれを試したことがありますが、確かに幸せな気分になります(笑)

ただ、わたしには、ずんだ餅よりは、枝豆にビールのほうがしっかりくるようです(笑)

進学校のホンネ 実業高校のホンネ 〜内申点:入試本番の割合はなぜ生じるのか〜 その1 2015/08/10

過日、仙台一高のオープンスクールに行った生徒さんからいろいろな話を聞きました。

その際、校長先生から「うちは内申点はあまり関係ない。当日の結果がよければウェルカムです」という発言があったということでした。

これは一高の本音といってよいでしょう。

現在、宮城県公立高校の入試は、内申点および入試本番の二本立てで合否を決めています。

その際、内申点・入試本番いずれをどのように判断基準とするかは、各学校の裁量で決められています。

一般的に難関校は本番重視、実業高校や難易度が高くない学校になるにつれ、内申書を重視する傾向にあります。

入る側としては、各々の学校に合わせて対策を施せば事足りますが、では、なぜ上述した傾向があるのかを、選ぶ側である高校の立場になって考察してみることにします。

そうすることで「入学後の対処法」が見えてきます。

まず、一高のような難関校の場合、入試に求める最大のものは、「入学後の高校の授業に耐えうる学力を持った生徒を選抜する」ことです。

難関といわれる大学の入試と、公立高校の入試では、極めて大きな差があります。

その差を埋めるために、そういう学校の授業は非常に厳しいものになります。

よって、授業についてこられない生徒が大量に出てきては困るのです。

(次回に続きます)

進学校のホンネ 実業高校のホンネ 〜内申点:入試本番の割合はなぜ生じるのか〜 その2 2015/08/11

(前回の続きです)

彼らは内申書の評定には学校間格差があることを知り抜いています。

ことに学校の評定が相対評価から絶対評価になり、「評定インフレ」のような状態が続いてからは、高校側がますます内申点を信用しなくなっています。

一高は県教委の顔を立てて(内申点):(入試本番)=3:7としていますが、本音では実技教科が2倍になるような内申点はあまり使いたくないはずです。

それが上記の校長発言となって出てきています。

一方、実業高校や難易度の高くない学校の場合、入試に求める最大のものは「素行の悪い生徒の排除。とりあえず、勉強は二の次」です。

となれば、学力はともかくとして、内申点が高くて、まじめなタイプの生徒をとりたがるのは道理です。

またこうした学校の場合、難関校に比べれば、受験生の入試本番の点数が低くなる傾向にあるので、優劣をつけにくいということもあります。

ご父兄や生徒さんあるいは受験関係者は、「入ること」については、非常に気になりますが、「入った後」のことまでは、あまり考えません。

しかし高校側とすれば、間違いなく「入った後」のことを考えて入試を実施しています。

男と女の内申ゲーム 〜内申点が女子>男子となりがちな理由〜 その1 2015/08/12

中学校の評定については、一般的に女子が男子より高くなる傾向にあるという話を耳にすることがあります。

男の子を持つご父兄はこういうことを聞くと、内申おだやかならざるものを感じることでしょう。

今回はわたしが第三者の立場から、それは正しいのか、はたまた単なる都市伝説に過ぎないのかを検証してみます。

まず、この件に関してわたしが思うのは、「わたしが学校の先生なら、男子より女子のほうにいい結果をつけたくなるよな〜」ということです。

それは指導をしていても、学校の先生の気持ちがよく分かります。

人間は感情の動物ですから、理性的に振る舞おうとしても、己の心情から完全に自由ではいられません。

それが、評定にも反映するのはある意味当然です。

一般論として、女子は男子に比べ、書く字や仕事が丁寧です。

これは勉強の苦手な女子の場合でもだいたいそうです。

書類の保存状態もいいです。

それに比べ、男子は勉強の苦手度合いが高まるにつれ、字が乱雑もしくは筆圧が弱くて判読できない生徒さんの割合が高くなります。

学校の先生は、ただでさえ生徒の評価作業を煩わしいと感じるだけなのに、仕事とはいえ、勉強したくないオーラ全開の提出物を読まされれば、どうしても女子には高評価、男子には低評価をつけたくなります。

(次回に続きます)

男と女の内申ゲーム 〜内申点が女子>男子となりがちな理由〜 その2 2015/08/13

(前回の続きです)

書類の保存状態に至っては、字以上に歴然としています。

男子諸君は、なぜあんなにも書類を簡単に「なくした」というのでしょう?

「なくした」書類はどこに行ったのでしょうか?

食べてしまったのでしょうか?

シベリアの永久凍土よろしく、どこかへ固まっているんでしょうね(笑)

自分の好き嫌いだけで評定を下す先生も絶無ではないでしょうが、評定にはちゃんとした理由があるということです。

男子諸君、学校の評定をしっかり得たかったら、まずもって、字を丁寧に書きましょう!

この場合、字の巧拙は関係ありません。

丁寧に書くということが大切なのです。

女子はきちんと書く分、きみたちよりも高い評価を得やすいのですよ。

やはり見た目は大事です。

だいたい、諸君らが女性を選ぶとき、さんざん見目麗しき乙女にうつつを抜かすのでしょ。

であるなら、学校の先生も、見た感じが綺麗なほうを好むわけです。

逆に言えば、体裁さえ整っていれば、内容が稚拙で間違いだらけであっても、ある程度は先生の目を騙せるのですよ。

そのあたりの心情、分かってほしいですね。

悪用はできませんが(笑)

なお、本コラムは16日まで「充電期間」とし、更新をお休みします。

17日より再開予定です。

続・栄冠は君に輝く! 〜参りました その発想はなかった〜 2015/08/17

過日、こちらで紹介した生徒さんについての続報です。

彼の指導は週1回で行っています。

わたしが来ない間、英語を何とかしたいと、彼はあることを思い立ちました。

それは、学校の夏休み期間中、学校の英語担当の先生に頼んで、教えを受けたのです。

そのため連日学校に通い、わたしの出した課題を見てもらっているとのことでした。

ご父兄のほうからの口添えもあり、学校の先生も快く引き受けてくださったとか。

参りました..... 

わたしが中3生のとき、その発想はありませんでした。

わたしは中学時代から、「とにかく努力だけは惜しまぬようにしよう。自分にはこれしかないから.....」と常に自分を追い詰め、追い詰め.....とやってきましたが、彼には完全に脱帽です。

これを読んでくれているわたしの生徒さん、そしてわたしの知らない多くの受験生の皆さん!

君たちのライバルにはこういうことをしている人がいるのですよ!

かっこいいと思いませんか?

ステキでしょ?

そうなんですよ。

努力している人はとにかく輝いて見えるんです。

いちばんそれが現れるのは目ですね。

.....そろそろ夏休みも終わります。

諸試験の準備はいいですか?

待っていないものは早く来ます。

したがって試験も早く来ます。

仙台一高と仙台二高の校風の違い 〜いまではAKBメンバーもミス慶応エントリーも輩出してます〜 その1 2015/08/18

先般、現在担当している二高の生徒さんの指導の際、その生徒さんから「北陵祭(=二高の文化祭)でこれこれこういう企画をして.....」という話を聞きました。

「ああ、もうそろそろそういう時期かなあ」と思います。

文化祭については、以前、ナンバースクール受験を目指していた生徒さんに、「参考になるから、文化祭、行ってみるといいですよ」と勧めたところ、彼女は一高・二高を回ってきました。

そこで彼女が言ったのが、「一高は大学っぽいノリ。二高は高校っていう感じ」というものでした。

彼女の語るところは一理あります。

どちらも校風として自由なところがありますが、どちらかというと、一高は自由奔放で、二高は規律があるという感じです。

これは昔からそういうところがあって、どのくらい昔かというと、旧制中学のころからです。

以前、このコラムで、二高の前身である旧制仙台二中時代に教鞭をとられていた堀見先生のことを書きましたが、その際、先生は「定期戦で勝ったときにやる行進は、一中はやっていたけど、二中は禁止」とおっしゃっていました。

ゆえにそういう伝統は脈々と受け継がれているといえます。

(次回に続きます)

仙台一高と仙台二高の校風の違い 〜いまではAKBメンバーもミス慶応エントリーも輩出してます〜 その2 2015/08/19

(前回の続きです)

またそうした傾向は、定期戦などの応援にも現れています。

わたしの目から見ると、一高は応援の練習時間が少ないせいなのか、統制が取れていません。

弊コラムで取り上げた共学化反対デモの様子(こちらを参照)を見ても、それはよく分かります。

この映像は最初に出てくるのが一高、次に登場するのが二高なのですが、一高のデモはだらだら歩くだけです。

二高は彼らに比べると、まとまりがあります。

いい、悪いはともかく、そういう校風です。

ただ、こうした校風が、学区制のあった男子高時代、一高には逆に作用し、進学実績が落ち込んでしまったことがありました。

合格ボーダーが30点、ひどいときは50点近く差がついてしまったのです。

その昔、自由奔放という校風は、「県内随一の人たちばかりを集めた」という前提のもとに成り立っていたのです。

彼らは学校の先生があれこれ指南する以前に、自ら勉強をやっていたので、さほど大きな問題にはなっていませんでした。

ところが時代が変わり、学区制が導入されて、北学区と南学区が朝鮮半島の38度線のようになってしまってからは、だいぶ様相が変わってしまいました。

今では実績もずいぶん持ち直しており、女子を取り込んだおかげともいえましょう。

(次回に続きます)

仙台一高と仙台二高の校風の違い 〜いまではAKBメンバーもミス慶応エントリーも輩出してます〜 その3 2015/08/20

(前回の続きです)

余談ですが、一高には在学中からAKB48のメンバーである佐藤朱(さとう あかね)さんがいます。

「男子校の中の男子校」であった、あの一高に、国民的アイドルであるAKB48のメンバーがいたというのは、それだけで唸ってしまいます。

彼女はテニスも上手で、インターハイにも出場したらしいです。

テニスをやって、AKBもやって、いつ勉強していたのか、じっくり彼女と話をしてみたい気になります(笑)。

ああいう芸能活動というのは、堀越学園とか、特別なところ以外、学校側としてあまりよい顔はしないと思いますが、そこは一高なんでしょうね。

一方、二高の場合、今年のミス慶応にエントリーされた千須和侑里子(ちすわ ゆりこ)さんがいます。

それにしてもこんなにお美しい方がいたんですね。

才色兼備を地で行くような方です。

ミス慶応にエントリーされるだけでも母校の誉れです。

ぜひミスの座を勝ち取ってほしいです。

おっと、違う話になってしまった(笑)

仙台育英高校諸君! よく戦ひたり 諸子かくして英雄となれり 2015/08/21

昨日の甲子園での決勝戦、仙台育英高校は準優勝という結果となりました。

あと一歩のところで東海大相模の壁を突き崩すことができませんでした。

ここでわたしはあえて「準優勝、おめでとう」という言葉は使いません。

代わりにこの言葉を捧げます。

「育英高校諸君!よく戦ひたり 諸子かくして英雄となれり」

試合展開は東海大相模が先制し、育英がこれに追いつき、最後は東海大相模が突き放す、というふうになりました。

手に汗握る決勝戦、実に堂々たる戦いぶりでした。

平成元年、大越投手を擁する諸君らの先輩が戦った帝京高校との死闘が今でも語り継がれているように、諸君の健闘は長くわたしたちの記憶に残ることでしょう。

君たちのがんばりは、多くの人を勇気づけてくれました。

わたしも勇気づけられました。

何だろう?この感覚は。

すばらしい、そして爽やかな.....

試合に臨んでいた諸君の顔は、実に凛々しく、美しかったです。

誰もが真剣な表情をして、誰もが一生懸命で.....

ほんとうにお疲れさまでした。

いいものを見せてくれてありがとう!

受験生諸君! もし不合格になったら、落ち込んだり、悔しがったりできますか? 〜高校野球決勝戦での選手に接して〜 その1 2015/08/22

昨日に引き続き、高校野球決勝戦の話を書きます。

結果は東海大相模の勝ちに終わりましたが、懸命に戦ったという点では同じです。

ほんとうにあと一歩、あと一打、あと一投の差でした。

この試合の結果が出て、東海大相模の校歌が流れるシーンの際、東海大相模の選手の誇らしげな顔が画面いっぱいに映りました。

その一方で、育英の選手がどうしているかをわたしは食い入るように見ていました。

いろんな顔がありました。

泣いている選手もいれば、うつむいている人もいます。

悔しそうな顔をしている選手もいますし、何かを悟ったような表情を見せている人.....

いろいろでした。

様々な顔がありましたが、そこに共通して見られたのは「真剣」ということでした。

実にいい表情をしていました。

そもそも硬式野球部入ろうと考え、全国の頂点に立とうと、厳しい練習にも耐えてきた人たちですから、真剣でないわけがないのですね。

彼らには当然才能があります。

しかしそれだけでは十分ではありません。

その才能を開花させるだけの強い意志と、名伯楽が必要です。

とりわけ高校野球は、一にも二にも監督の采配一つです。

(次回に続きます)

受験生諸君! もし不合格になったら、落ち込んだり、悔しがったりできますか? 〜高校野球決勝戦での選手に接して〜 その2 2015/08/23

(前回の続きです)

さて、翻って、わたしの生徒さんを含む受験生諸君!

あまりこんなことを想像したくないかもしれませんが、もし諸君は第一志望校に不合格となったとき、落ち込んだり、悔しがったりできますか?

「そりゃ、落ちたら悔しくて、泣いたりするかもしれないな〜」と思った君!

君は一生懸命に学習に取り組んでいるということです。

「たぶん、落ち込んだり、悔しがるところまではいかないんじゃないかな」と思った君!

君はそこが「第一志望」ということになっていますが、「入れればいいけど、入れなくても仕方ないか」というふうに、「心の隙」があるということです。

人はあることに真剣にならないと、それがもたらされた結果に対して、落ち込んだり、悔しがったりできないものです。

意外に思うかもしれませんが、「入れればいいけど、入れなくても仕方ないか」と考えている人は、結構います。

その瞬間、その人はすでに合格ラインからは遠のいています。

もちろん、何をどのようにするかは、君たちの人生ですので、どのような心構えで受験に臨むかはその人個人が決めるものです。

そしておよそ真剣に受験をしているとは思えない人たちが、かなりの程度に倍率を押し上げていますから、「必ず入るぞ!」と思っている君は少し安心していいです。

再度問い直します。

「もし不合格になったら、落ち込んだり、悔しがったりできますか?」

「読み、書き、そろばん」の正しさ 〜小学生をお持ちのご父兄へ 中高生を指導しながら考えること〜 その1 2015/08/24

「単語力」というと、英語のことばかりが語られます。

しかし学習においては、英語以上に国語における単語力のほうがはるかに重要です。

我々は普段から、しゃべるときも、考えるときも、日本語を用い、また学習するときも同様です。

ところが、日常生活に使う単語の数と、学習に用いるそれとでは、質的・量的に大きく異なります。

一般的に日常生活で使う単語の数は多くありません。

その証拠に、子供も3歳くらいになれば、立派に日常生活を営めるだけの単語力はついています。

しかし、学習となるとまるで勝手が違います。

これは学校あるいは日常生活から離れた空間で人工的に学ぶものです。

放っておいてできるようになるものではありません。

勉強の苦手な生徒さんを見ていると、苦手の度合いが進むほど、知っている単語数は少なくなります。

学校の授業は主として耳で聞いて知覚するものですから、内容以前に使われる単語の意味が分からなくては理解しようにもできません。

生徒さんの指導をしていてしみじみ痛感するのが「読み、書き、そろばん」という言葉の正しさです。

「読み、書き、そろばん」という順番も当を得ています。

決して「書き、読み、そろばん」だったり、「そろばん、書き、読み」ではありません。

学習はまずもって読むことが重要です。

(次回に続きます)

「読み、書き、そろばん」の正しさ 〜小学生をお持ちのご父兄へ 中高生を指導しながら考えること〜  その2 2015/08/25

(前回の続きです)

単語力をつけるには、読書をする以外に方法がありません。

特に小学生のうちは、どのようなものでもいいですから、子息が興味を持つようなジャンルの本を大量に与えるとよいです。

図書館を利用すると、経済的にも負担が軽くて済みます。

全部読ませようと考えずに、10冊借りてきて、そのうち1冊くらいでも興味を示してくれれば、もうけもの、ぐらいに構えて丁度いいです。

親が読ませたい本と、子供の読みたい本がほぼ一致しているなら大きな問題はありませんが、大抵は大きな差があります。

親の立場からすると、子息にはどうしても「教育的見地」から本を選びがちです。

しかしそういう本は、子息にとり、えてしておもしろくないのです。

興味関心のあることならば、子息も軽々と読破してしまいます。

それでいいと思います。

国語における単語力は小学校高学年にかけてぐんと伸びます。

中学校になってから手当てをしようとしても、英語・数学など、新しいものが次々とのしかかってきて手遅れ状態になりがちです。

「転ばぬ先の杖」という言葉を心にとどめておきたいものです。

中学校の評定 〜「過大評価」はあっても「過小評価」はない〜 その1 2015/08/26

以前、担当の生徒さんのご父兄からこのようなことを言われたことがあります。

〜うちの子供なんですが、テストでこういう点を取ってきても、通信簿の評価が「3」なんですか?

わたしの感覚だと、「3」っていうのは、「普通」っていう感じで、平均点前後の人が取るものではないのかと思うんですが、うちの子供の場合、どう見ても、平均まで行ってませんよね。

それでも「3」ってどういうことなんでしょうか?

まあ、成績が悪くつけられたわけではないので、文句を言うことでもないのかもしれませんが、これも「ゆとり教育」なんでしょうか?

それとも少子化だからなんでしょうか?〜

おっしゃることはもっともです。

しかし、これは原因がはっきりしています。

以前にもこちらに書きましたが、その原因は少子化でも「ゆとり教育」のせいでもなく、評価の仕方が変わったからです。

昔は「評定5はクラスの7%」というふうに決まっていましたが、今はそうした縛りがなくなりました。

極端に言えば、全員が5という評価も可能になってしまったのです。

「評定インフレ」のような状態はこの施策が原因です。

(次回に続きます)

中学校の評定 〜「過大評価」はあっても「過小評価」はない〜 その2 2015/08/27

(前回の続きです)

そうした状況下にあって、評定「2」が付くというのは、相当に考えるべきことがあると言えましょう。

評定の学校間格差というのは、わたしの見る限り、あることことは間違いないですが、それを考慮しても、低評価がついてくる場合は、それなりに根拠があります。

つまり、評定において、「過大評価」はあっても、「過小評価」というのはない、というのがわたしの考えです。

低評価の根拠というのは、定期試験の点数が芳しくないという以外に、以下のことが考えられます。

1.授業をまじめに受けない

2.提出物の期限を守らない

3.体育などで、見学が多い

特に実技教科の場合は、ただでさえはっきりとした基準が付けにくいわけですから、高評価を取りたかったら、学校間格差などの不公平さを嘆く前に、まずは「やるべきことをやれ」ということです。

わたしのような家庭教師がかかわれるのが、せいぜいが主要5教科であって、実技教科のことまでは考慮できません。

いくら「内申は大切だ!」と、カネと太鼓ではやしてみても、実技教科で手を抜けば、それこそ何のための内申対策だか訳が分からなくなります。

しかも実技教科は主要5教科の2倍換算なのですから。

指導料に対する考え方 その1 2015/08/28

以前、「よ〜く考えよう。お金は大事だよ〜♪」というコマーシャルがありました。

わたしの指導を受講しようとお考えのご父兄にとっては、指導料がどうなっているのか、というのは大きな関心事かと思います。

実際、弊サイトへのアクセス状況を見ると、トップページ、指導料、プロフィールの順に多くなっています。

多くの方がトップページから入ってくるのは当然として、この結果を見ても、指導料がいかに重要視されているか、よく分かります。

当然と言えば、あまりに当然のことと言えます。

さて、指導料について、わたしの基本的な考え方は、以下2点に集約されます。

1.安さを売りにしない。

2.かかる費用はすべて公開する。

つまり、「安くするのではなく、ハッキリさせる」というものです。

家庭教師派遣業に関しては、例えば、全国規模のトライ社のようなところであれば、専門スタッフが損益分岐点を見極めて、指導料を策定する、くらいのことは当然やっているはずです。

(次回に続きます)

指導料に対する考え方 その2 2015/08/29

(前回の続きです)

しかし、わたしのように個人で営む主宰者の場合は、かつて所属していた家庭教師派遣会社で自分が得ていた時給を基に、自分の商品価値、希望、同業他社の料金設定などを総合的に勘案しながらはじき出している人がほとんどといったところでしょう。

事実、ご同業の方のサイトを見ると、はっきりそう書いてあるものもあれば、それと暗示するものもあります。

そこでわたしが心してきたのは、安さに走らないということでした。

その代わり、徹底したプロの指導を行い、結果を出すことで、これにこたえたいと考えてきました。

こうした方針の下、今まで曲がりなりにもやってこられたのは、こうしたわたしの考えに共鳴してくださる方がいらっしゃり、またしかるべき結果を出してきたからだと考えています。

指導に安さを求めるということであれば、それは一つの見識ですので、他にふさわしい方をお探しいただくのがよいと思っています。

また安売りに走らない一方で、指導にかかる費用はすべてサイトにおいて公開してきました。

それゆえ、「料金の詳細は、お問合せをいただいてから.....」というふうにしていません。

(次回に続きます)

指導料に対する考え方 その3 2015/08/30

(前回の続きです)

わたしの場合は、営業する地域が限られており、広域にわたる家庭教師派遣会社とは単純に比較はできないのかもしれません。

が、そういった事情を勘案しても、料金を公開できない理由がどうしても思い当りません。

同じ受験産業でも、塾の場合はほとんどが料金を公開していますから、わたしの謎は深まるばかりです。

他の主宰者が料金を公開しないというのは、それぞれの考えがあってなさることであって、わたしがあれこれ言う権利はありませんが、少なくともわたしは、料金を明示せずに業を営みたくありません。

わたし自身は、この業界において、料金を公開できないということは、自分が提供するサービスに対する自信のなさの表れととらえています。

自信のないものを顧客に提供するというのは、ご家庭に対し、これほど失礼な話はありません。

ご父兄は日々、額に汗して働いていらっしゃいます。

それは大変尊いことです。

そうした貴重な労働の中から対価を得るには、提供すべきサービスは自らが自信を持てるものでなくてはなりません。

そしてかかる料金をハッキリさせ、正々堂々とご父兄に選んでいただきたいというのが、わたしの望んでいることです。

文語調の歌に親しむ 〜「あざみの歌」〜 2015/08/31

今回は、「あざみの歌」を取り上げます。

以下、動画にてどうぞ。

→動画が表示されない場合は、こちらから

<歌詞>

1.山には山の 愁(うれ)ひあり

海には海の 悲しみや

まして心の 花薗に

咲きしあざみの 花ならば

2.高嶺(たかね)の百合の それよりも

秘めたる夢を ひとすじに

くれなゐ燃ゆる その姿

あざみに深き わが想ひ

3.いとしき花よ 汝(な)はあざみ

こころの花よ 汝はあざみ

さだめの径(みち)は はてなくも

香れよせめて わが胸に

 

この歌は、戦後すぐのNHK「ラジオ歌謡」という番組で放送され、大きな反響を呼びました。

もともとは伊藤久男さんの歌でヒットしましたが、今回は倍賞千恵子さんのカバーで選びました。

倍賞さんというと、寅さんの妹というイメージが強いですが、こんなすてきな声の持ち主だったのですね。

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