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わたしはホームページのプロフィールに記してありますとおり、高校は仙台二高に通っていました。
二高というと、多くのご父兄は「勉強が大変!」とご想像になるかもしれません。
それはそのとおりなのですが、入学したてのころは、勉強以上に応援練習が負担でした。
応援練習が負担??? そもそも負担になるほどの応援練習って???
そのようにお感じになるかもしれません。しかし、二高の場合は、「ある事情」があります。
その「事情」とは、5月第2土曜日に行われる仙台一高との硬式野球定期戦です。
その定期戦の応援のため、入学してから約1か月の間、応援練習が朝・昼休み・放課後と行われました。
朝は7時50分からです。当時、わたしは、その7時50分に間に合わせるために、東北本線の陸前山王駅から6時半発くらいの列車に乗って通学していました。
応援練習では、校歌と応援歌10曲を徹底して叩き込まれます。応援歌は5番まであるものもあります。
そのほかに、エールに合わせた応援も仕込まれます。
応援の指導法というのは、極めてシンプルです。
「ひたすら繰り返し」
理屈もヘッタクレもありません。
毎日、繰り返し、繰り返し、でした。
これ、よく考えたら、受験学習と重なるところもありますね。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしは応援練習自体、あまりきついとは思いませんでした。
しかし、朝習の時間に間に合うために、毎朝5時半ころに起床しなければならなかったのがきつかったです。
周りの級友は、自転車で通学している人たちが多く、しかも通学が30分圏内という人たちがかなりいました。
そういう彼らがとてもうらやましかったです。
当時、二高は男子校であり、応援団幹部は怖い存在でした。
何しろ、時代はバリバリの昭和です。
とにかく彼らの指示は100%実行です。
また、二高は当時も今も制服はありませんでしたが、定期戦までは中学の制服を着用することが不文律でした。
「定期戦を経ないうちは、二高生と認めない」という応援団の方針・伝統です。
その伝統は、最近までありましたが、今はなくなっているようです。
そういった応援練習を経て、実際に仙台一高の生徒たちを目の前にすると、「こいつらには負けたくない!」という対抗意識が出てきます。
今は、共学になり、応援の様子も随分と穏やかに、そして牧歌的になりました。
やはり女性がいると雰囲気は違ってきます。
わたしのころは、もっと殺気立っていました。
相手校に対するヤジもドギツイものが多く、ちょっとこの場には書けません(笑)
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしのころは、応援団ももっと殺気立っていました。
何しろ、そこは昭和の時代です。
たぶん、本コラムをお読みの方も、そのあたりは、察しが付くかと思います。
相手校に対するヤジもドギツイものが多く、ちょっとこの場には書けません(笑)
たぶん、令和に生きる二高の生徒さんたちが、タイムマシンに乗って、昭和の頃の我々を見たら...
「この人たちは何???」
きっとドン引きするでしょう(笑)
それだけ時代が変わったということです。
そういう昭和の世代の人たちが、校長・教頭になっている時代です。
それから、実際に試合をする選手たちにとって、定期戦というのは、特別な試合なのだそうです。
そして、かなり緊張するそう。
確かに、全校生徒の前で、「伝統の一戦」をプレーするわけです。
学校のメンツがかかっています。
生徒だけでなく、父兄やら、OBやらも多数観戦に来ています。
緊張するなというほうが無理かもしれません。
というわけで、定期戦は結構な確率で、荒れた試合になります。
「え? ここで?」という場面でエラーが立て続けに出たりします。
こういう光景は、今も昔も変わらないようです。
もうすぐ定期戦の季節がやってきます。
昨日まで、二高の応援練習について述べました。
今度は、その定期戦に出場した野球部の同級生について書いてみます。
わたしが二高に在籍していたころ、エースピッチャーで、Kという男がおりました。
彼は、わたしと小学校5年生のころ、同じクラスでした。
彼は小6に上がるとき、転校していき、高校で再会しました。
Kは、女子には非常に人気があったようでした。
「ようでした」というのは、わたしはKがそんなに女子の間で、モテていたというのを、当時は全然知らずにいたのです。
Kが相当に女子間で人気があったというのは、高校を卒業して、彼の「華麗なる逸話」のいくつかを耳にしてからです。
確かに、Kは顔立ち凛々しい感じでした。
そして、Kは二高のエースです。
彼女らの気持ちも分からないではありません。
そして、その後にわたしが40代の頃のある時、中学の同級会を開く機会がありました。
わたしの通った多賀城市にある城南小学校は、卒業生全員、多賀城二中に進学します。
その際、女子の結構な面々から「その昔、わたしはKが好きだった」という話をされ、彼の人気の高さを再認識することになりました。
そんな中、ある女性が、わたしに「実は…..」とこんな耳打ちをしてきました。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
…実はKが転校後、ある人を介して、Kにラブレターを送った。
その後、「ある人」曰く、Kにそのラブレターを渡したところ、クラスメイトに知られ、からかわれた。
そこで怒ったKは、クラスメイトの前で、ラブレターを破り捨てた。
その話を聞いて、自分は非常に落ち込んだ。
でも、Kがそんなことをする人とは、今でも思えない。
だから、そのときのことを、Kに直接尋ねてみてくれないか?
あなたもKも二高なんだし…
40も過ぎて、なんでわたしが、その昔のクラスメイトの色恋のことで、こんなことをしなくちゃならないの、とも思いました。
が、「根がいい人」のわたし(笑)は、彼女の頼みを聞き入れました。
そして、直接Kに尋ねることにしました。
Kから返ってきた答えは、次のようでした。
…彼女はクラスメイトとして、記憶がある。
が、そういう手紙をもらったかどうかは、記憶にない。
しかし、手紙を級友の前で破り捨てるなどということは、断じてやっていない。
そういうことをした記憶はない。
だいたい、もらった手紙を破り捨てるなんて、そんな失礼なことを自分はするはずがない。
それだけは彼女に伝えてほしい。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
Kから、そのように言われて、それをそのまま彼女に伝えました。
彼女はほんとうに喜びました。
その様子は、まるで10代の「恋する乙女」そのものでした。
そのころの彼女は40代です。
そうなっても、なお30年近くも前の出来事に、「かくも美しき10代」の自分に戻れるのです。
わたしはさすがに、そこまで純情にはなれません。
彼女が独身で、わたしは妻帯者ということも影響していたのでしょう。
「ああ、これで胸のつかえがとれた。
やっぱりKは、自分が考えていた通り、手紙を友達の前で破ったりするような人ではなかった。
それにしても、わたしが頼んだ人、どうしてそんなことをわたしに言ったんだろう?」
そこで、わたしは答えました。
「簡単な話。その頼んだ人も、Kのこと、好きだったんじゃないの?」
そういうと彼女は納得していました。
何にしろ、モテるというのは、いろいろと大変なことがあるのだと感じました。
まあ、わたしとしては、思わぬ形で、その昔のクラスメイトの「惚れた腫れた」に関わることになったわけです。
Kと彼女との間を行き来して、双方に気を遣い、わたしは「偉大なる媒介者」というべきでしょうね(笑)
こうした浮いた話というのは、結婚以来、ずっと縁遠くなり、今日に至ります。
ゴールデンウイークが終わりました。
気候的にもよい季節となっています。
そうした中、毎年恒例の仙台一高・二高硬式野球定期戦が開催されます。
特に、一高・二高の受験を考えている生徒さん、ご父兄は観戦してみるとよいと思います。
○日時:
5月9日(土)
11時入場開始
13時試合開始予定
☆雨天中止の時は翌日に順延
○場所:
楽天モバイル最強パーク宮城
(宮城球場)
試合の様子・両校の応援の様子はこんな感じです。
この定期戦は「単なる野球の試合」ではありません。
一高・二高の生徒、OBやご父兄が多く集います。
小・中学生、特に小学生と思われる子供さんも結構来ています。
たぶん、一高・二高の生徒さんの弟・妹さんなのでしょう。
そして、たぶん、将来の一高・二高の生徒になる確率が高いです。
学校の姿を見ることができる機会として、オープンスクール・文化祭などがあります。
この定期戦も、そういう機会のひとつです。
この定期戦の場合、一高・二高、両方いっぺんにまとめて見ることができます。
また、この定期戦は、わたしにとっても「縁起の良い」イベントです。
というのも、この定期戦を見て、一高・二高を受けた生徒さんは、全員合格しています。
偶然なのでしょうけれども。
興味のある方は、球場までお出かけください。
今回のコラムは、生徒さんの志向する進路についてです。
ナンバースクールあるいは高専狙いという生徒さんを担当するとき、わたしが心していることがあります。
それは、
「ナンバースクール・高専志望を煽らない」
ということです。
「ナンバースクール・高専志望を煽らない」って、どういうこと?
そうお感じになった方がいらっしゃるかもしれません。
わたしがそういう生徒さんを担当したときには、ナンバースクール・高専のプラス面・マイナス面をしっかり伝えるようにしています。
「プラス面だけでなく、マイナス面も」
「マイナス面だけでなく、プラス面も」
できる限りどちらかに偏らずに、という心がけです。
ナンバースクール・高専志望という生徒さんは、自分の志望について、フワッという感情だけを持っているケースが多いです。
これは悪いわけではありません。
そういった感情というのも、志望校選びには大切な要素です。
人間、何だかんだで、何かを選ぶときの基準になるのは、「自分の好き嫌い」でしょうから。
ただ、指導に当たるわたしとしては、受験に当たって、ある一定以上の情報量はあったほうがいいと考えています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
ナンバースクールは人気があります。
よく知られているからでしょう。
数字がついていて「上位にいる」ということが分かりやすいことも人気の要因でしょう。
ですから、ナンバー受験をホントに・本気で目指すということなら、プラス面・マイナス面両方しっかり知っておいたほうがいいと思うのです。
特にマイナス面はしっかりと。
そもそもの話として、どこの高校でもプラス面・マイナス面はあります。
世間一般から評価の高い高校は、高度な学習を要求されます。
それはしばしばきつく感じられます。
そして、一度何かのきっかけで学習が遅れると、ついていくのが難しくなってきます。
それは高専も同様です。
高専の場合、在籍者は「学生」と呼ばれます。
「生徒」ではありません。
留年率も一般的な高校より高いです。
2015年の文科省調査では、3.7%です。
一般的な高校が0.4%となっているのと比べると、10倍近くです。
もっとも一般的な高校は、留年しそうになると、中退してしまうのですが。
いずれにしても、わたしが話す情報を聞いて、それでも志望を貫きたいという生徒さんだけが、その高校を目指せばいいと考えています。
昨日9日、標題にあるように、仙台一高・二高の野球定期戦に行ってきました。
その様子は、YouTube動画にて公開しています。
当日、晴れてはいましたが、とても風が強かったです。
そういうわけで、選手も応援する生徒さんたちも、ちょっとやりにくかったのではないでしょうか。
観客は、ネット裏席が7~8割程度、埋まっていました。
一塁側・三塁側も、そこそこ入っています。
球場の収容人数は28,000人と言います。
そう考えると、1万人を少し下回るくらいは入っていた感じです。
試合の結果は、10-5で一高が勝ちました。
一高は2021年以来、6連勝です。
逆に二高のほうは6連敗となっています。
この定期戦は、過去の戦績を見ると、ズルズルと5連勝・5連敗くらいはしているようです。
そういうわけで、
「自分の代のときには、まるっきり勝てなかった」
などという話がOB同士でときどき出てきます。
特に応援団幹部になっていたOBだと、定期戦に関して、いくら話をしても尽きないようです。
これが、選手たちからすると、ガチガチに緊張するのだとか。
確かにそのせいで、エラーは両チームともちょくちょくやらかします。
とにもかくにも、来年こそは、二高、勝ってもらいたい!
そう思って、わたしは球場を後にしたのでした。
先般、仙台一高・二高の野球定期戦が行われました。
これは、当方のコラム・YouTube動画でも取り上げております。
この定期戦のとき、観覧者にはパンフレットが配られます。
そこには、野球部員の名前と出身中学が記載されています。
一高・二高の部員数合計を出身中学ごとに、多い順から並べると、次のようになります。
リストには、2名以上の中学を挙げています。
またこれには、マネージャーも含めてカウントしています。
上位にランクされている中学を見ると、「さもありなん」と思います。
一中・上中・附属というのは、何となく分かります。
ちょっと意外な感じがしたのは七郷です。
一高のレギュラーメンバー3年の中に、3名います。
彼らは中学でも野球をやっていて、そのまま高校でも野球を続けてきたのかなあと想像しています。
また、意外なのは、五橋の出身者がゼロだったということです。
入学者は一高・二高とも多いはずですが、たまたまそうだったということでしょうか。
それから、両校併せて、92名の部員中、仙台市以外の出身者は、合計21名です。
割合にして、22.8%になります。
つまり市外出身者は、5人に1人です。
そうした中で、富谷市の成田中・名取市の増田中は、「健闘している」といえます。
中学で習うことの中で計算問題というと、主として数学で関係してきます。
しかし、計算問題が、他の科目では全く関係ないのかと言われるとそうではありません。
理科・社会でも計算問題が出ます。
理科では、電流・電圧・空気の圧力のような計算問題が出ます。
社会でも、地図の縮尺・時差などの問題を解くのに計算が必要です。
これらの計算問題がテストで問われたとき、生徒さんの正答率・取り組み姿勢はどのようになっているか、気づいた点をいくつか書いてみます。
まず、計算問題は、「できる・できない」がハッキリ分かれます。
数学で計算問題というと、「ほとんどの生徒ができる」という前提で問題が出されています。
一方、理科・社会の計算問題は、学習苦手層の生徒さんだと、ほぼ解けません。
計算問題の内容は、小学校算数の小数計算が主です。
使う知識は、小学5年レベルまでの算数です。
わたしの場合、みやぎ模試偏差値45未満の生徒さんは、「ほぼ計算問題はできない」と思って指導をしています。
みやぎ模試偏差値45未満というのは、「下位30%くらい」です。
こうした生徒さんの中でも、
「ごく易しいものは部分的に当たることがある」
「ほぼ無理」
という層に分かれます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「みやぎ模試偏差値45未満の生徒さん」は、「ほぼ計算問題はできない」と思って指導をしている...
前回のコラムで、わたしはこのように述べました。
「みやぎ模試偏差値45未満の生徒さん」とは、「下位30%くらい」の成績層です。
こうした生徒さんの場合、計算問題以外のところでしっかり点数を稼いだほうが、結局はよい結果になることが多いようです。
できそうもないところに、時間をかけるのは、下策です。
一方、トップ層から中間層にかけては、計算問題の出来不出来というのが、そのまま他の問題のそれにも反映されている感じです。
生徒さんの様子を見ていると、問題の意図をくもうという意識が十分でないケースに遭遇します。
「問題の意図をくもうという意識」というのは、例えばこういう事例です。
「物質Aに物質Bを加えて熱した後」と「物質Aと物質Bをそれぞれ熱した後」
→計算問題に臨むとき、これらのケースでは問われていることがどう違うのかを把握できるか
意外とこういうところで、点差がついてしまったりします。
理数系の問題は、文系の科目以上に、一字一句に気を配る必要があります。
計算問題においては、なおさらです。
こうした「ちょっとした差」が、結果として「大きな差」になっているように思います。
公立の中学では、学習を補助するものとして、「副教材ワーク」が配付されています。
これは、国数英といった主要教科だけにとどまりません。
保健体育・技術家庭のような実技科目でも、使うことがあります。
この「副教材ワーク」は、とても大切です。
ここから、一定程度が定期試験の問題として出されています。
また、「副教材ワーク」は、教科担当の先生から、提出が求められることが多いです。
多くが、「定期試験終了までに○○ページから◎◎ページまでやってくること」というケースです。
そうなると、この「副教材ワーク」を期限内に、きちんと問題を解いて提出するのは、通信票の成績が決まる上で、大きな要素です。
そうした中、今回のコラムで焦点を当てたいのが、みやぎ模試偏差値45未満の生徒さんにとって、「副教材ワーク」がどういう存在なのかということです。
この成績層の生徒さんは、「上から数えて100人中70番以降」くらいです。
まず、「副教材ワーク」を使いこなせるのは、通信票に4と5がつく生徒さんです。
偏差値45未満の生徒さんというと、だいたい3または2です。
そうなると、なかなか手に余る設問が多くなってしまいます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
通信票で3を取る生徒さんですと、「副教材ワーク」の問題の中で解けるものは、50%くらいです。
2を取る生徒の場合は、30%できれば御の字といった感じです。
本来であれば、問題は全問きちんと解いて提出する必要があります。
しかし、偏差値45未満の生徒さんはそれが極めて難しいです。
そのあたりは、先生もよく心得ていらっしゃいます。
「副教材ワーク」の提出のときには、分からない問題の答えを朱書きして出すことになっています。
このやり方について、わたしは少し困ったことがあると思っています。
しかし、学校という集団指導を行うところでは、それも致し方がないです。
成績が2あるいは3という生徒さんは、
・期限に遅れずに提出する
・書き込むときには丁寧に
この2点を心がけてほしいのです。
この「丁寧さ」について、男子生徒は要注意です。
女子に比べると、男子の乱雑さ・いい加減さは、ほんとうに目立ってしまいます。
この成績層にいる男子は特に、です。
内申評定が男子に比べて、女子がよい傾向にあるのは、こうしたところからも伺えます。
「副教材ワーク」の提出をするということは、それをチェックする人がいるということです。
先生も人間である以上、丁寧にやってあるものを読みたいでしょうから。
「トップ層の生徒さんと、学習苦手層の生徒さんでは、どのように違うか?」
この問いに対して、以下、考えるところを綴ります。
今回のコラムで焦点を当てたいのは、
「トップ層の生徒さんのご父兄と、学習苦手層の生徒さんのご父兄では、どのように違うか?」
です。
わたしが感じる一番の違いは、
「『学生の本分とは学業である=まず学業優先』に理解があるかどうか」
です。
言い換えると、トップ層の生徒さんのご父兄は、このことをよく、十分に理解してくださっています。
一方、学習苦手層の生徒さんのご父兄は、必ずしもそうではありません。
例えば、ありがちなのは、部活動との関連です。
部活動と学習塾との案件が重なって、究極どちらを優先するかとなった場合です。
果たしてどちらを優先させて考えるか...
もちろん、これはケースバイケースになるでしょう。
ただ、ここでわたしが問うているのは、「基本的な考え方はどうなのか」です。
子供がトップ層にいるから、親御さんが「学業優先」となるのか...
親御さんがもともと「学業優先」と考える方だから、子供がトップ層になるのか...
「卵が先か、ニワトリが先か」のような議論ではあります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
受験ということを考えると、ある一定以上のレベルのところを狙おうとすれば、どうしても学業最優先になります。
そういうところを、トップ層のご父兄はよくご理解なさっています。
そのため、受験関係者としては、ツーと言えば、カーというような仕事のやりやすさを感じます。
他方、学習苦手層の生徒さんのご父兄の場合、必ずしも学業第一というわけではありません。
そのため、受験関係者として、あることを理解していただくのに、何かと骨の折れたりすることは、ときどきあります。
例えば、結果に対する考え方がそうです。
学習苦手層の生徒さんというのは、目に見えるような成果を上げていくのが難しい場合が多いです。
中学の定期テストで1教科30点が取れないというような場合、そこから40点・50点と上げていくのは、相当に困難です。
スタートラインに立つところまで、学習としてはかなり遅れてしまっています。
そこのところをご父兄に理解していただけないという場合も、そこそこの頻度で出てきます。
そうなると、退塾ということにつながりやすくなります。
お気持ちはよく分かるのですが...
なかなかに大変ではあります...
この時期になると、各高校からオープンスクールについての案内が来るようになります。
すでに私立高校の中には、スケジュールを公式サイトで発表しているところもあります。
高校のオープンスクールについては、生徒さん・ご父兄、それぞれに「何をどう見るか」に考えがあるでしょう。
わたしは毎年、生徒さんから、どういう高校へ行ったのか、どういう感じだったか等々、話をじっくり聞くようにしています。
生徒さんの動向・志向を踏まえ、高校のオープンスクールで、何をどう見るかについて、わたしなりの考えを記してみます。
◎行く可能性のある高校には行っておく
生徒さんを見ていると、多くは「行きたいところの第一志望を含めて2~3校くらい」というのが平均的です。
しかし、わたしとしては、「行く可能性のある高校=受験する可能性のある高校」にも行っておいたほうがいいと考えます。
生徒さんの高校志望は、だいたい以下のような感じです。
「行きたい高校」
「行ってもOKの高校」
「行きたくないが行く可能性のある高校」
「関心外の高校」
例えば、公立第一志望ということであれば、受験する可能性のある私立高校のオープンスクールにも足を運んでおいたほうがいいということです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「行きたくないが行く可能性のある高校」にも行っておいたほうがよいと考える理由...
これは文字通りに「行く可能性があるから」です。
生徒さんはなかなか「行きたくないが行く可能性のある高校」に足を運ぼうとしません。
しかし、仮に第一志望が残念でしたとなった場合、オープンスクールで足を運んでおけば、高校入学のときに、何がしかの助けになります。
そうした「事前の知識」が全くないのと、少しはあるのとでは、心理的に違います。
これを書いていたら、以前に指導していた生徒さんのことを思い出しました。
その生徒さんは、二高に合格・進学しました。
オープンスクールのとき、一高・二高には足を運びましたが、私立高校には行こうとしません。
そこでわたしは彼にこれこれとアドバイスをしました。
ようやく重い腰を上げて、彼が行く可能性のある私立高校のオープンスクールに行きました。
オープンスクールから帰ってきて、彼が言ったのは
「私立高校、受験はしますが、自分は絶対そこに行きたくないと思いました。
だから、そうならないように、勉強します!」
まあ、その後に彼は有言実行をしたわけです。
こうした効果もオープンスクールにはあります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
◎通学の手段を確かめる
中学のときに比べると、高校は通学時間が長く、複雑になる、という生徒さんがかなり出てきます。
そのため、オープンスクールのときには、どうやって通学するのかをしっかり確かめておいていただきたいのです。
例えば、普段の日は「うちから自転車で20~30分くらい」という通学時間であったとします。
これが雨の日に、バスや地下鉄を使ったらどうなるか、というようなことです。
ほかにも、駅の構内を歩く時間、バスを使う場合は交通渋滞があるときのことも考えなくてはなりません。
意外とこうしたことで、通学時間が思ったよりもかかってしまうというようなことがあります。
◎在校生代表でなく在校生の普段の姿を見る
オープンスクールでは、公式の説明会に、学校の先生・その学校の生徒さんが登壇します。
そのときに出てくる在校生は、言ってみれば、モデルケースです。
言い換えると、「よそ行きの姿」です。
わたしがつぶさに見てほしいのは、在校生の素の姿です。
廊下やグランドですれ違う「モデルケース以外の在校生」をじっくり見てほしいのです。
彼らのちょっとした所作にも、学校のカラーが垣間見えたりします。
そこで感じた雰囲気は、高校に入ったとき、自分が日々に感じることになる日常の姿です。
中高校生の場合、部活というのは学校生活の大きな割合を占めます。
そういうこともあって、よく語られるのは、「勉強と部活の両立」というテーマです。
特にナンバースクール辺りは、「文武両道」ということをいいます。
翻って、家庭教師という指導の形は、「勉強と部活の両立」を目指す上で、適しています。
集団指導の塾に比べると、時間の融通が利くからです。
事実、家庭教師派遣会社も、こうした点をウリにしています。
しかし、ここには見落とされがちな点があります。
「勉強と部活の両立」の意味です。
このフレーズは、「学生は学業第一である」という前提があって、初めて成り立ちます。
「学生は学業第一である」というのは、「当たり前のことだからあえて語られない」というわけです。
ところが、実際にご父兄・生徒さんに接してみると、「学生は学業第一である」と考えている方ばかりではありません。
中には「学業より部活を重視したい」というご家庭もあります。
もちろん、そうしたご家庭は、そのことを直接は口にしません。
しかし、ご父兄からの言葉・所作などから
「ここのご家庭は、学業第一というわけではないんだな」
というのは、薄っすらと感じ取れます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしとしては、ご家庭には、
「学生の本分はまずもって学業である」
と考えていただきたいとは思っています。
受験に携わる者として、そう感じるのは、不自然ではないはずです。
むしろ自然なことです。
一方で、
「学業第一というわけではない」
「部活が学習より優先する」
というご家庭もあるのは当然だとも考えています。
しかし、そうしたご家庭とお付き合いをするのは、こちらサイドから見ていて、制限が多くなります。
「制限が多くなる」の意味するところは、次のようなことです。
例えば、振替指導をするときなど。
「学業最優先」というご家庭であれば、こちらの日程の都合にも合わせていただけます。
ところが、「学業より部活が優先」「学業第一というわけではない」というご家庭の場合は、時間的な制約がキツい場合がちょくちょくあります。
この2タイプのご家庭を比べると、学業第一とお考えになるご家庭のほうが、よい結果の出るケースが圧倒的に多いです。
逆に、「学業より部活が優先」「学業第一というわけではない」というご家庭は、成果が上がりにくいケースが相当に見受けられます。
そして、契約解除=退塾に至る場合も出てきます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回までに述べた
「学業第一というわけではない」
「部活が学習より優先する」
というご家庭は、家庭教師派遣会社にいたときには、比較的多く経験しました。
成績の層からすると、平均より下、偏差値にして40~45くらいに該当します。
100人に換算すると、上から70~85位あたりです。
「プロ家庭教師菊池」となってからは、「学業がまず第一である」というご家庭がかなりを占めます。
そのようなことがあってか、当方にお問い合わせを下さるご家庭は、成果の出るケースが多いように感じています。
ご家庭の意識と生徒さんの成績とは、密接な関係があります。
ですから、
「学業第一というわけではない」
「部活が学習より優先する」
というお考えのご家庭は、その場合、子供の成績はどうしても伸びにくくなる傾向にあるということを、ご留意いただきたいのです。
「学業も部活も」というのは、成績上位の生徒さんに多く当てはまります。
また、子供さんのほうも、自分の親がそういう意識だということは、何となく察するようです。
そうなると、成績も相応になることが多くなります。
なかなか親の意識を超えて、刻苦勉励するというのは、難しいようです。
受験業界には、「塾ジプシー」というフレーズがあります。
転塾を繰り返す生徒さん、あるいは転塾を繰り返すことをいいます。
この「塾ジプシー」に関しては、これまで何度か当欄でも取り上げてきました。
<関連コラム>
いわゆる塾ジプシーの弊害について 〜子息の立場から見た場合〜 その1
いわゆる塾ジプシーの弊害について 〜子息の立場から見た場合〜 その2
いわゆる塾ジプシーの弊害について 〜子息の立場から見た場合〜 その3
いわゆる塾ジプシーの弊害について 〜子息の立場から見た場合〜 その4
塾ジプシーをしないために 〜80%の信頼と20%の関心〜 その1
塾ジプシーをしないために 〜80%の信頼と20%の関心〜 その2
塾ジプシーをしないために 〜80%の信頼と20%の関心〜 その3
この塾ジプシーに関して、過日、ネットの書き込みに次のようなものがありました。
◎中3女子の転塾状況
成績は中の下
●最初の塾
自習をメインに進める塾で、疑問点を先生に教えてもらう。
本人は基本分かっておらず、ついていけずに退塾
●2度目の塾
個別指導塾で、英語、数学を受講
英語はとても伸びるが数学は伸びず。
数学の成績を伸ばすために退塾
●3度目の塾
個別指導塾で、英語、数学を受講
成績は2度目とあまり変わらず、数学が下降傾向
☆現在、数学をメインにした5教科指導の集団指導塾への転塾を検討
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回のコラムで紹介したケースには、最初の塾・2度目の塾にどのくらい在籍したのかは分かりません。
3度目の塾への在籍期間は半年だそうです。
しかし、いずれも多く見積もって半年くらいなのかと推測します。
この感じだと、受験関係者の多くは、塾ジプシーをしていると判断するでしょう。
最初の塾は、たぶん「自立型個別指導」という塾です。
ここは、他に比べると、指導料は安いです。
なぜ安いかと言えば、塾から受けるサポートが少なめだからです。
中の下くらいの成績の生徒さんなら、この自立型個別指導でサバイバルするのは困難です。
平均点の取れる生徒さんでないと、このタイプの塾は合いません。
ですから、そこから2度目の塾、個別指導塾に転塾したのは、正解だったと言えます。
ここで問題なのは、2度目の個別指導塾を辞めてしまったことです。
英語はとても成績が伸びている。
一方、数学が伸びない。
ご父兄としては不満が残るのも理解はできます。
しかし、察するに、この生徒さんの場合、数学は小学校で習ったものが、かなり抜けています。
何とか点数の取れるのは、比較的易しい計算問題くらいでしょう。
関数や図形、あるいは実力試験のようなものは、ほぼ対応できていないはずです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前々回のコラムで示した内容によれば、3度目の塾では、数学の成績が下がったそうです。
これは、たぶん、関数や図形など、点の取りづらい分野が加わっていったためでしょう。
学年が上がるごとに、こうした分野が積み上げられれば、点が下がっていくのも不思議ではありません。
「中の下」だという子供さんの成績を考えると、成績が上がらない原因が塾にあるとは、とても思えません。
そうした中で、このご家庭は、数学をメインにした5教科指導の集団指導塾への転塾を検討しているそうです。
仮にそうしたとしても、成績が上向くことは、極めて考えにくいです。
わたしに言わせれば、
「正気の沙汰とは思えない」
「受験直前○○特別講座」というようなタイトルの講習を多くとらされて、塾の養分にしかならないのは、目に見えています。
そして、このごろだと、こういうご家庭は、11月頃に私立推薦での受験を決めて、受験からはほぼ撤収というパターンが多いです。
当然、生徒さんも、学習意欲は低くなります。
Bクラス入りが決まった楽天イーグルスの消化試合みたいになります。
一つの塾にこだわる必要はありませんが、それも「ほどほど」が良いようです。
先日、部活動の遠征中、マイクロバスの運転ミスにより、高校生が亡くなりました。
この事故については、運転手を務めた容疑者と、高校の安全に対する意識のなさが、常識を相当に外れたものだったことが判明しています。
わたしも、あまりのことに、憤りを感じています。
というより、憤りを通り越して、呆れているといったほうが正確です。
そもそも論として、この事故の原因は、容疑者・学校の安全に対する意識のなさです。
そして、なぜそうなったかと言えば、
「安全に配慮すると、カネがかかるから」
です。
ご父兄としても、学校が我が子の安全をないがしろにしていると知れば、穏やかな気持ちではいられません。
そんなわけで、今回のコラムは、部活動とおカネの問題を取り上げてみることにします。
まず、結論を申し上げますと、部活動って、ホントはもっとおカネがかかるものです。
そして、その分の負担は、学校の先生や出入りの業者の人たちにかぶさってきます。
これは言いかえると、先生や出入りの業者の人たちが必要なおカネをかぶっている分だけ、負担が小さくて済んでいるということです。
ただ、その結果が、「安く済ませる=生徒の安全は置き去りに」ということにつながってしまっています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
たぶん、多くのご父兄は、先生や出入りの業者に、過重な負担をかけている認識はないと思います。
「そんなに大変だったら、言ってもらえれば、それなりに負担はするのに...」
そういう方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、それもその金額によるのではないかと思われます。
そもそも多くの場合、部活動は、先生にとり「サービス残業」状態です。
私立高校の強豪校の先生ですと、その昔はいろんな「役得」があったように聞いています。
しかし、今となっては、時代の流れもあり、そこまでではなくなっているようです。
また、出入りの業者さんにとって、学校は、大口顧客です。
「経費削減の折、これでやってください」と言われると、なかなか業者としては断りづらいものがあります。
そのあたり、営業に携わったことのあるご父兄なら、理解できるはずです。
そういった諸々があって、部活動が成り立っています。
それも段々と厳しくなっています。
この件に関して、以下の動画をご参照ください。
実際に先生方が音を上げてしまうと、ご父兄の反応はこんな感じです。
学校の対応に不満があるなら、では金銭的負担をそのご父兄がするのかどうなのか...
今回話題にした事故と上記の動画は、見えないところでつながっている感じがします。
さて、中1生は4月の入学から、1カ月半ほどたちました。
ご父兄としては、
「ちょっと中学生活に慣れてきたかも」
と、お感じになっているかもしれません。
それと時を同じくして、運動部に所属する中1生は、5月の連休中に他流試合が組まれていたと思われます。
で、今は、「定期テストのデビューまでほぼ1カ月」です。
以下、具体的に中学校の日程を示します。
◎仙台市の北部にある某中学
中体連総体 5/30-31
中間試験 6/19
◎仙台市内の某中学
中体連総体 6/13-15
中間試験 6/26
◎仙台市の南部にある某中学
中体連総体 5/30-31
中間試験 6/19
これらを見ると、総体が終わってから、中間試験まで15~20日間あります。
この15~20日間という期間を長いと見るか、少ないと見るか...
わたしの感覚では、「割とあっという間」です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしは現役中学生のころ、定期テスト2週間くらい前から定期試験のための学習をやっていました。
だいたい多くの学習塾でも、そのくらいの日数を「定期テスト強化週間」と想定しています。
となると、中体連総体が終わったらすぐに、「臨戦態勢」に入っておく必要があります。
また、中体連総体が終わると、その分の振替休日が設けられます。
その結果、中体連総体の関連で、学校の授業が随分とつぶれることになります。
総体で2日間、振替休日で2日間、土日の休みが2日間。
1週間分、まるまる授業がありません。
振替休日が終わったと思ったら、あっという間にテストです。
「振替休日がたっぷりあって、ガッチリ勉強できそう!」
などとは、あまり考えないほうがいいです。(笑)
それから、宮城県の場合、公立高校の受験は、中1のころからの内申評定もガッチリとカウントされます。
中1の頃にあまりお勉強に身が入らず、評定が低めに出てしまう生徒さんたちが毎年現れます。
そして、受験間近になって、
「内申点がちょっと足りない」
と、焦っている男子生徒を多く見てきました。
女子にそういう生徒さんはあまりいないようです。
そういうことを考えて、「定期試験デビュー」をつつがなく果たしていただきたいです。
先般、高校生に英語を指導していたときの話です。
生徒さん:
先生、この文法の本に書いてあること、全部覚えたら受かりますか?
菊池:
はい。
間違いなく受かりますよ。
たぶん、東大でもどこでも。
ただ、ここで気を付けておかなくてはいけないのが、「覚える」ってことです。
「覚える」って、単語や熟語の意味を全部いえるだけでは終わらないんですよ。
テストではそこで覚えたことを使って問題を解けなくてはいけません。
受験の目的は、試験で正解することです。
そのために、演習をやっていかなくてはいけないんですよ。
だいたいこういう会話でした。
これを言い換えると、
「book=本」と記憶するだけでは足りない。
こうした単語が出てくる問題を数多く演習して、正解をゲットしなくてはならない。
「覚える」というのは、そういうことである。
こうなります。
いま、ここで出した例は英語です。
これはどの教科にも当てはまります。
「数学は、公式を覚えてそれに当てはめればOK」
「社会って、年号とか戦争の名前とか、覚えるだけでしょ」
たぶん、こういう会話ほど、数学・社会の先生を怒らせるフレーズはないです。
というわけで、引き続き演習を続けていくとしましょうか...
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