〒981-0933 仙台市青葉区柏木1-6-22佐藤アパートB101
電話での受付:15:00~20:00
定休日:日曜日
本年、菊池特訓塾では、以下の要領にて夏期講習を開催します。
塾生は原則全員参加です。
塾生には別途案内します。
塾生以外にも、興味のある方は、こちらまでご連絡ください。
◎講習は「頭を働かせ 手を動かす」
講習では、演習・自学時間を重視します。
下記の指導時間以外に、教室内で自学をしていただきます。
入試とは、制限時間内で、どのくらい頭を働かせ、手を動かすかを競うものです。
それゆえ、講習では、「頭を働かせ 手を動かす」時間をガッチリ取ります。
◎夏期講習日程
7月24日(月)~8月12日(土)
☆この期間は夏期講習のみを実施いたします。
通常指導はありません。
◎講習時間割
〇・・・講習実施日
◎料金
<夏期講習のみに参加の方>
☆いずれも税込み
小5・小6 24,200円
中1 25,300円
中2・中3 29,700円
模擬試験代 3,000円
テキスト代 4,000円
<塾生の方>
別途案内します
昨日、高校のマスク事情について、↓のようなツイートをしました。
詳細は、こちらにリンクを貼っておきます。
今日のコラムは、このツイート補足説明します。
先月、22日・28日・30日の3日間、県内外合わせて51の高校の先生方と、塾の先生方との間で、入試説明会がありました。
そのときにある塾の先生から出た質問の中で、
「マスクをつけている生徒の割合は、どのくらいなのか」
というものがありました。
高校の先生方のおっしゃる数字は、学校ごとに随分とばらけていました。
ほとんどの生徒がしているとしているところもあれば、半分くらいとか、3割くらい、など様々でした。
先生方のお答えを聞いていてふと感じたのは、
「入試難易度の高い高校ほど、マスクを着用しない生徒の割合が高い」
ということでした。
言い換えると、偏差値が高くなればなるほど、マスクを外す傾向にあるということです。
これは、「自己肯定感」と関連しているような気がしています。
「自己肯定感」というのは、自分という存在に肯定的、自分のあり方を積極的に評価できる考え方です。
例えば、
自分は顔がきれいで、異性に人気がある...
自分はお勉強ができるほうだ...
自分はスポーツ・体力には大いに自信がある...
といったようなものです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回のコラムで話題に出た入試説明会で、入試難易度が高くないとされる高校の先生方は、
「ウチの生徒は、自己肯定感が低い
将来こういう道に進みたい、こういうことをやりたいと考えて入ってくる生徒は少ない」
ということを一様に語っておいででした。
そして、そういう高校ほど、マスクを付けている生徒の割合が高いのです。
彼らがマスクを着け続ける理由は、確かに感染対策というのもあるでしょう。
しかし、わたしの生徒さんの話を聞いていると、そういう生徒は必ずしも多くないように感じます。
そして
「素顔を他人に見せるのが気恥ずかしい」
と感じる生徒の割合が高いようです。
「自己肯定感が低い」=「素顔を他人に見せるのが気恥ずかしい」
そう考えると、入試難易度が高くない高校で、マスク着用の生徒の割合が高いというのは、説明できます。
そういう彼らは、いくら暑くなろうが、マスクを着け続けるでしょう。
わたしからすると、
「ん~ 何だかな~」
と思ってしまいます。
まあ、彼らにしてみれば、自分がクラスメイトに見せる顔は、マスクをつけた顔です。
そして、クラスメイトの顔もマスクをつけた顔です。
そういうことを3年以上もやってきたわけです。
マスクを着用する方は、これからの時期、熱中症に気を付けて下さいとだけ言っておくことにします。
去る3月15〜17日付コラムで、県内高校の大学進学実績を掲載しました。
<関連コラム>
高校別の大学進学実績 令和5(2023年)宮城県版 〜二高 大幅ダウン 一高 東北大合格者県内トップ〜 その1
高校別の大学進学実績 令和5(2023年)宮城県版 〜二高 大幅ダウン 一高 東北大合格者県内トップ〜 その2
高校別の大学進学実績 令和5(2023年)宮城県版 〜二高 大幅ダウン 一高 東北大合格者県内トップ〜 その3
この値は、「サンデー毎日」3月26日より引用した「速報値」です。
今回のコラムでは、「確定値」を掲載します。
この数値は、「大学入試全記録」(毎日新聞出版)より引用しました。
赤字で示された数字は「速報値」と変更があった個所です。
<東大>
二華 8
二高 7
一高 2
三高 1
<京大>
二高 6
☆医医 1
一高 5
二華、青陵 3
三高 2
宮一、尚絅 1
<東北大医学部医学科>
二高 14
二華 5
一高 2
三高、白百合、ウルスラ 1
<東北大>
二高 76
一高 75
三高 47
二華 29
ウルスラ 19
青陵 17
宮一 15
育英 9
古川黎明 7
石巻 6
東北学院、泉、泉館山 5
向山、古川学園 3
南、宮城野 2
多賀城、気仙沼、榴ケ岡、白百合、佐沼、尚絅、城南、東北 1
(次回に続きます)
(前回の続きです)
一高・二高・二華における東大合格者数は次の通りです。
今年(一高)2(二高)7(二華)8
昨年(一高)4(二高)11(二華)6
一昨年(一高)1(二高)13(二華)2
☆二華 理Ⅲ 1
東大+京大+東北大医学部医学科の合格者数は次の通りです。
今年(一高)9(二高)27(二華)16
昨年(一高)7(二高)27(二華)15
一昨年 (一高)5(二高)38(二華)12
東大+京大+東北大だと以下のようになります。
今年(一高)82(二高)89(二華)40
昨年(一高)72(二高)112(二華)45
一昨年(一高)72(二高)116(二華)33
また、一高・二高・二華および青陵・三高・宮一の東北大合格者の推移は以下の通りです。
数字は、(一昨年)→(昨年)→(今年)です。
(一高)68→67→75
(二高)92→94→76
(二華)29→36→29
(青陵)14→13→17
(三高)55→52→47
(宮一)20→10→15
(次回に続きます)
(前回の続きです)
確定値では、宮一・尚絅の京大合格者が発表されています。
速報値では未発表となった数字です。
尚絅の京大合格者は、側聞するところ、「開校以来の快挙」だそうです。
尚絅から京大というのは、一言「すごい!」です。
また3月に出た速報値では、東北大合格者において、一高が二高を上回りました。
しかし、確定値において、二高76名、一高75名となり、二高>一高となりました。
二高は例年、東北大100ちょい~90名程度で推移してきました。
ところが、今年は70台半ば。
一方、山形大は(一昨年)27→(昨年)25→(今年)41となり、昨年比16名増です。
そして山大現役が(昨年)12→(今年)24。
東北大現役が(昨年)73→(今年)55。
よって、現役生がかなり手堅く東北大に挑まず、山大に行ったという見方もできそうです。
また、速報値では出てこなかった高校が、東北大合格者を輩出しています。
具体的に申せば、佐沼、尚絅、城南、東北という高校です。
わたしがこうした高校を見るポイントとして、
「どれだけ途切れずに合格者を出し続けることができるか」
があります。
佐沼高校は、ほぼ毎年コンスタントに東北大合格者が出ています。
わたしの中ではポイントの高い高校です。
学習塾は夏休みを前にして、「夏期講習へ!」という時期になっています。
我が特訓塾も、夏期講習の日程を組んでいます。
ご父兄の立場からすると、夏休みの間に学校の授業がない分、子供にはどこかでしっかり勉強してきてほしいという気持ちがあると思います。
そしてそれと同時に、夏期講習は決してタダではありません。
それゆえ、夏期講習にかかる費用も、ご父兄にとっては気になるはずです。
今回のコラムでは、そうしたご父兄のお気持ちに沿って
「塾ってそもそもなぜ夏期講習をするの?」
ということを述べてみることにいたします。
まず、最大の理由としては、利益の確保です。
まあ「それを言っちゃあおしまいよ」という気もします。
が、この場で綺麗ごとを述べても仕方がありません。
学習塾というのは、学校と違います。
すべてはご父兄から頂戴する「お足」を基に経営が成り立ちます。
税金からの補助が出ているわけではありません。
となれば、学習塾にとっては、他の企業さんと同じように、利益の確保というのは大切です。
そして、第2点目として
「この夏休みを使ってしっかり学習量を確保しておきたい」
と考えるからです。
これは、利益を上げるということ以外に、純粋にそうしておきたいということです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
日頃、生徒さんへ学習指導をしていると、教えるほうとしては、
「あれも教えたい。
生徒さんたちのこの部分が足りない」
と感じるようになります。
何だかんだ言ったところで、生徒さんの成績不振の最大の理由は「学習量の不足」だからです。
世間一般では、「効率的な学習方法」というものがよく言われます。
この「効率的な学習方法」というのも、正しい見方ではあります。
しかし、その「効率的な学習方法」以上に、「学習量の不足」が最大の問題です。
それゆえ、教える側としては、慢性的に「指導時間不足」「演習量不足」を感じています。
ですから、塾側としては、授業が進まない夏休みの時期、いくらかでも「指導時間不足」「演習量不足」を解消したいのです。
確かに学習塾としては、私企業である以上、利益の確保は大事なことです。
一方、その利益確保だけが大切なのかと言えば、決してそんなことはありません。
大多数の学習塾に携わる方は、だいたい上述したような心情をお持ちであろうと思います。
.....というわけで、この夏休みは、学習量をしっかり確保しておきたいです。
そして、夏休み明け以降の各種試験に備えていきます。
夏休みが明けると、文化祭、期末試験、模擬試験などが矢継ぎ早にやってきます。
グズグズしている暇はありません。
ということで、よろしくお願いいたします!
しばらく前、ネット検索をしていたところ、ある受験関係者の方のお書きになった文章が目にとまりました。
その方がおっしゃっていたことは、あらまし次の通りです。
・高校入試に向けての学習が大切なのに、多くの生徒さん、そしてご父兄の関心が定期試験に偏り過ぎている
・定期試験ばかりに向けた学習をしていると、高校入学後は苦労する
・だから定期試験はまるまるなくしてしまったほうがよい
この方のおっしゃることに対して、わたしが感じたこととというのは、
「気持ちはすごく分かるな~
ただ、中学の段階では、定期試験をまるまるなくしちゃうより、あったほうがプラスは大きいかな~」
というものです。
以下、なぜ受験関係者がそのように考えるかを、できる限り分かりやすく、ご父兄にお伝えいたします。
その最大の理由は、高校入学後に苦労している生徒さんを、職業柄あまりにもたくさん見すぎたためです。
そして、そういう生徒さんは、中学時に、主として定期試験を目標にした学習をしていたと思われます。
つまり、中学ではそこそこ定期試験で取れていた...
ところが、高校では実力がついていけず、期待していたような大学に行けそうもない...
こんな感じです。
だいたい偏差値55以上の高校に入った生徒さんの中に、こうしたタイプが多くみられます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
中学での定期試験は、1年間に基本4回行われます。
附属中のように年3回というところもあるにはあります。
が、基本4回です。
一方、入試というのは、中3の卒業時に「総決算」として行われます。
加えて、内申評定というものがあります。
ですから、多くの中学生・ご父兄にとって、入試よりは定期試験のほうに、より馴染みがあります。
定期試験の学習というのは、入試に比べると、試験範囲が狭いです。
そうしたスタイルに合わせた学習ばかりをしてしまうと、高校に入って、立ち行かなくなってしまうのです。
そういう生徒さんを多く見すぎてしまうと、
「中学の定期試験はないほうがいい。
実力試験・模擬試験で実力は測られるべき」
という考えに共感するようになります。
特にトップ・準トップ層を見ていると、そうした考えに傾く心情は、受験関係者として大いに理解できます。
ただ、そういう考えの一方で、わたしは中学で定期試験を行う意味、メリットは決して小さくないと考えています。
大切なのは、
「定期試験と実力試験・模擬試験とのバランス」
という考えをわたしは持っています。
つまり、デメリットがあるから、全否定すればいいとはならないだろうということです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「中学の定期試験はないほうがいい。
実力試験・模擬試験で実力は測られるべき」
このような考え方は、高校入試ということを考えると、一見して利点はあるのかもしれません。
確かに、トップクラスの生徒さんだけがいるようなところであれば、それでもいいです。
例えば、二華・青陵のような。
しかし、公立の中学にはトップばかりがいるわけではありません。
トップ層・真ん中あたり・下位層がそれぞれ群をなしています。
そういう現状を考えると、中学の段階では、定期試験をまるまるなくしてしまうより、あったほうがプラスは大きいです。
ただ、ご父兄にご留意いただきたいのは、
「定期試験と実力試験・模擬試験とのバランス」
です。
定期試験と実力試験・模擬試験のどちらかだけが、ゼロか100かという議論は非現実的です。
わたしの目から見ると、特に偏差値55以上、すなわち上位3分の1くらいにいる生徒さんは、今よりもう少し実力試験・模擬試験のことを意識してもらえると、いいかなあと感じています。
それは、ご父兄にしても同様です。
やはり受験関係者としては、せっかく頑張って入った高校で、成績がガタ落ちする生徒さんを見たくありませんから。
そしてそれは、たぶんご父兄・生徒さんも同じ考えでしょう。
しばしばツイッター上で、テストの採点のことが話題になります。
具体的にはこんな感じです。
...こないだテストを受けたら、学校の先生にはこんな感じで×を付けられました。あるいは減点されました。
...なぜこれが×あるいは減点なのか、全く納得いかないんですが、皆さんはどう思いますか?
アップ主は、ご父兄・生徒さんです。
ツイッターでは、結構あることです。
わたしも、これまで随分とこの手の話題を見てきました。
先日もこんな感じで、この手の話題が出ました。
詳しくは、リンクを貼っておきます。
ただ、わたしが今回、こうしたコラムを書こうと思ったのは、次のような理由からです。
〇一部の現役の先生が、あまりに的の外れたこと、視野狭窄的なことを呼号している
〇一部の現役の先生たちは、採点の内容のことを語るのではなく、「SNS上に採点した答案をアップした」ことを、恫喝あるいは・恫喝まがいの言葉を使って、攻撃している。
例えば、こんな感じで...
ご父兄からこういう先生の存在を見たとき、最も気になるのが
「ウチの子がこういう採点をされたらどうしよう?
先生の性格的なこともあるし、親としては納得いかないし、どうするのが一番いいのか?」
というものだと思われます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
こうした場合、まずやるべきは、
「納得のいかない採点につき、まずは子供が先生に直接言う」
ことです。
最初からご父兄が出張っていくと、先生のほうもそれだけで警戒します。
ですから、採点でおかしなことがあれば、まずは子供が先生にその旨を伝えるほうがいいです。
ただ、この種のおかしな採点というのは、小学校のテストであることがかなり多いです。
それゆえ、子供が低学年であったり、子供はおかしな採点に関心がない、という場合は、やむを得ず、親の出番となります。
そして、ご父兄が先生に掛け合うとなった場合は、できる限り、低姿勢で、物腰柔らかに
「お手数を取らせて申し訳ございませんが...」
という雰囲気をプンプンさせることが肝要です。
「訳の分からない採点をする教師を糾弾する」という姿勢は絶対に禁物です。
大切なのは、我が子の採点を覆させることです。
先生をやりこめることが目的ではありません。
そこを取り違えてはマズいです。
やはり先生も、先生である前に人としての感情・プライドがあります。
「売り言葉に買い言葉」となってしまっては、目的を達することができません。
あくまでも、冷静に、慎重に、申し出を行うのが得策です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
先生に申し出る前に、ツイッターで答案をアップするのは特に問題がないだろうとわたしは考えます。
だいたい、我が子のテストをネット上にアップするのが、なぜ「ネットモラルの欠如」になるのでしょう?
ヨソ様のお子さんのものを無断でアップしたならともかく。
そんなこともあり、前々回取り上げた「虎津」「教諭」というアカウント主には、批判が集中していました。
当然です。
これを見てわかるのは、このように自分のした仕事の結果が、ネット上にアップされることを好む人はいないということです。
まあ確かに、わたしも立場を置き換えれば、「虎津」「教諭」というアカウント主の気持ちは分からぬでもありません。
自分の採点がこのような形でネット上にアップされるのは、気分のいいものではありません。
わたしもそうされる可能性がゼロではありませんから。
しかし、それに対して、
「ネットモラルの欠如」
「テストを晒す保護者として子どもの名前と共に中学に引き継ぎ決定」
などと言ってしまうことは、全く筋の通らない話です。
それとこれとは別です。
わたしとしては、こういうのをきっかけにして、テストの採点がより公平で、おかしな採点が少なくなるようになることを望んでいます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしが指導をしているときにも、ときどき生徒さんから
「この採点って、どうして×になっているか、ちょっと分からないんですが」
という相談は来ます。
そしてその中には、単純な採点ミスだったり、明らかに生徒さんに分のある場合があります。
例えば記述問題なんかにそういうものがあったりします。
そうしたときには、
「これこれこういうわけで、自分はこれでいいと思うんですが、どうでしょうか?」
と先生に申し伝えるよう、生徒さんにアドバイスします。
そういうふうにしたとき、わたしのこれまでの経験ですと、意外と〇をもらえたりします。
先生のほうとしても、いくらなんでも、まるっきり的の外れたものに○を下さらないでしょう。
ですから、それなりに筋道が通っていれば、正解にして下さることがあるわけです。
さらに、
「あのときは×を付けちゃったけれど、よくよく考えたら確かに生徒のいうことにも一理ある」
と思い直すことがあるのかもしれません。
ここで大切なのは、自分のテストの解答・点数に関心を持つことです。
せっかく正解になっているものを、不正解とされたのでは、もったいない話です。
まあ、関心がなければ、そもそも先生にテストのことで掛け合おうとは思わないはずですから。
当地の学校ではすでに夏休みが始まっています。
今回のコラムでは、ターゲットを上位層の中学生に絞ります。
話題は、「お勉強系」夏休みの課題にどう取り組むかについてです。
ここでいう「お勉強系」夏休み課題とは、
〇「サマーワーク」のような「夏休み前までに習ったところまでの復習課題」
→5教科が1冊にまとめてあるのが通例
〇計算練習、英単語練習のような教科ごとの課題
というようなものを指します。
そして、これらは内申評定の提出物にカウントされます。
ですから、無視をするわけにはいきません。
そもそも塾の先生方は、学校の夏休み課題について、あまりよい印象を持っていません。
というのも、課題は全員一律で課されるため、どうしてもムダやアラが見えてしまうからです。
まあ、これは中学校というシステムの性質上、致し方がない部分です。
ただ、わたしとしては、特に上位層には、この「お勉強系」課題、きっちり・しっかり取り組んでもらいたいと考えています。
そして、この「お勉強系」課題と、教室で行う夏期講習は、「両者セット」ということでとらえています。
それぞれがバラバラというのでなしに。
わたしは、中学の「お勉強系」課題、上位層には「それなりに使える」と感じています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
確かに学校の「お勉強系」課題には、「ちょっとな~」と思うものがないではありません。
しかし、この「ちょっとな~」は、その生徒さんの成績次第で変わってきます。
学校の先生方がお作りになる計算練習、英単語練習のようなプリント課題は、上位層の中学生にとって、
「ちょっとな~」
と思う課題です。
これらがドンピシャで当てはまるのは、平均未満の生徒さんです。
逆に、「サマーワーク」のような「夏休み前までに習ったところまでの復習課題」は、平均ちょい上以上の中学生向けです。
これが平均未満の生徒さんですと、
「ちょっとな~」
というよう課題になります。
今回のコラムのターゲットは「上位層の中学生」です。
そのため、「サマーワーク」は大いに活用したいところです。
この「サマーワーク」は、偏差値にして55~60前半あたりがドンピシャです。
そして、塾の夏期講習用テキストに比べると、基本的な問題が多いです。
特に上位層にお願いしたいのは、ただこなすだけではなく、
「しっかり点が取れるか
できれば満点がとれるか」
を検証しながら、課題に励んでいただきたいということです。
トップ層のトップでも、満点を取るのは、なかなか至難の業なのではないでしょうか。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
このところ、公立高校入試は、全体的に問題が易しくなっています。
なぜそうなっているのかは、「県教委の方針」です。
それゆえ、上位校では受験生の差が付きにくくなっているようです。
それは裏を返すと、
「取りこぼしが許されない」
ということです。
そうした意味で、「サマーワーク」で満点を取る、取りこぼしをなくす演習をするというのは、意味があることです。
確かに生徒の立場になれば、どういう課題であれ、歓迎されないものであることは間違いありません。
わたしも中学生のころはそうでしたから。
特に上位の度合いが進むにつれ、
...「サマーワーク」みたいな課題って、何だかかったるいんだよな~
こう感じながら、やっている生徒さんも多いのではないかと推測します。
ただ、上位層ともなれば、「サマーワーク」レベルの課題でツベコベ言うのは、「らしくない」のです。
上位層という自覚があるなら、「黙ってやる」の一択です。
さらに、この頃の入試状況を考えて、
「こういう課題にもそれなりに意味があるのか...」
「満点を取る、あるいは取りこぼしをしないって、確かに大切だよね...」
このように考えると、学校の「お勉強系」課題もいい加減な気持ちで向き合えなくなります。
大事なのはそういうところですよね。
今回のコラムでは、中学理科に出てくる計算問題について取り上げます。
中学理科の計算問題と言えば、電流・電圧といった数値を計算するアレです。
当然と言うべきか、
「計算問題は苦手です...」
という生徒さんがかなりいます。
そして、そういう生徒さん向けに「理科の計算問題をどう解いたらいいのか」という解説はネットにあふれています。
わたしもそうした解説のいくつかを見てみました。
さらに自分なりに検証もしてみました。
こうした解説は結局のところ、
「公式をしっかり覚えて練習問題を多くこなしてね」
ということだけを言っています。
まあ、身も蓋もない言い方ですが。
ただ、わたしの目から見ると、この解説の一群には、かなりの補足が必要であると思いました。
まず、中学理科の計算問題を解くためには、小学校の算数の知識があれば
「解けない! 分からない!」
ということはありません。
「いくら計算問題の練習をやってもまともに解けるようにならない」
という場合、それは小学校の算数がガタガタであるということです。
偏差値にして40前半から下という生徒さんがこれに該当します。
こうした生徒さんで、どうしても計算問題が分かりづらいということなら、
「スパッと捨ててしまう」
という方法もあります。
その代わり、確実に解ける問題を確実に解くことです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
公式を確実に覚えるためには、問題演習が必要です。
ときどきこういう生徒さんがいます。
...公式、覚えて数字を当てはめればいいんでしょ。
ほかにも覚えなくちゃいけないものはあるから。
こういうことを口にする生徒さんで、実際に試験に出された計算問題がまともに解けている人を見たことがありません。
例えば、「電流」「電圧」「電気抵抗」といった単元の計算問題。
だいたいこの手の生徒さんは、数字を当てはめる段階でかなり自滅します。
というのも、「電流」「電圧」「電気抵抗」の意味がさっぱり分かっていないからです。
そして、試験が終わってから、
「公式、分かっていたんですが、数字を当てはめるところで間違っちゃって...」
という弁明を聞くことになります。
「公式、分かっていたんですが...」
残念ながら、分かっていなかったということです。
この演習量がどれだけ必要かは、生徒さんのレベルでまちまちです。
もともと小学校の算数がしっかりとできている生徒さんなら、演習量はそれほど多くなくて済みます。
成績が下に行けば行くほど、必要な演習量は多くなります。
ところが、実際には下に行けば行くほど、勉強はしないものです。
それゆえ、必要な演習量と、実際にやっている演習量の差は埋まることがありません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
また、トップ層ともなると、単に公式を覚えるだけでは足りない場面が出てきます。
例えば、「電圧」「電流」「電気抵抗」の関係についてです。
確かに、公式としては、
電圧=電流×電気抵抗
として、数字に当てはめれば、答えは出るようになっています。
トップ層まで到達しない生徒さんならば、それでもいいでしょう。
しかし、ナンバースクールレベルですと、それだけでは物足りないです。
具体的には、こういう考え方です。
「電気抵抗」っていうからには、「抵抗」するんだから、何かを流れにくくしたり、邪魔したりする働きだよね...
なるほど、だから電気の流れを邪魔する「電気抵抗」が大きければ、「電圧」もそれに従って大きくなってしまうんだ...
逆に、電気の流れを邪魔する「電気抵抗」が小さければ、「電圧」も小さくて済むよね...
「公式を理解する」というのは、こういう考え方を持てることです。
「公式を覚えて、数を当てはめればそれでOK」とはなっていない様子、お分かりいただけますでしょうか。
そして、理科の計算問題では、小数が主に出てきます。
中学になると、数学では分数を主に使います。
一報、小数は理科の時間での使用が多くなります。
小数の計算については、小数点のケタの移動のときにミスが多く出ます。
要注意です。
夏休みには、多くの学校で「自由研究」が課題として出ます。
本屋さんに行けば、「自由研究キット」が売られています。
ほかにも、ネットを検索すれば、たくさん出てきます。
「自由研究でこれをやりたい!」
というハッキリしたものがあれば、迷わずにそれをやるといいです。
が、99%の生徒さんは、
「何をやればいいのか分からない」
というのが、ホントのところでしょう。
今回のコラムでは、悩める小中学生、そしてそういう子供さんをお持ちのご父兄のため、自由研究のテーマを提案してみます。
<テーマ1>
◎各種アイスクリーム食べ比べ・成分比べ
ハーゲンダッツ、雪見だいふく、スーパーカップ、ガリガリ君を食べ比べて、さらに成分の違いをまとめる。
これら4種は、それぞれ「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」という違いがある。
<テーマ2>
◎おいしいオムレツの作り方
調味料の量を微妙に変えたオムレツをいくつか作ってみる。
その際、バター、塩、コショウ、ケチャップなどの量を少し変える。
自分で食べてみて、どの量が一番おいしかったかをレポートする。
<テーマ3>
◎お部屋のお片付け
なぜ片付かないかの原因を調べてレポート。
そして、片付けのビフォーアフターを写真に収める
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回までに述べたテーマは、子供さん自身、あるいは家族が楽しんで取り組めるものです。
子供にしてみれば、<テーマ1>では、「自由研究のため」と称して、堂々と数種類のアイスクリームを堪能できます。
ただし、食べ過ぎないようにしなくてはなりませんが。
<テーマ3>の片づけは、ご父兄にしてみれば、大歓迎でしょう。
それから、ネットを参考にすれば、いくらでもバージョンアップ・別バージョンは作れます。
例えば、<テーマ1>の「アイスクリーム」を、「ポテトチップス」に置き換えてみたり。
ポテトチップスも、カルビー・湖池屋あたりで出しているような一般的なもの、チップスターのように形がそろっているもの、など種類はいろいろです。
そんなこんなで、結局、自由研究で一番困るのは、
「やれることのヒントが多すぎて、どれをやっていいのやら...」
ということです。
ですから、何をやったらよいかに迷うようであれば、やりたくないもの、やれそうもないものを、どんどん選択肢の中から排除していかなくてはなりません。
それはそれで、大変なことですが。
いずれにせよ、夏休みはあっという間に終わります。
終わる前に、自由研究への道筋はしっかりつけておきたいものです。
今日は7月31日です。
夏休みが始まってから、何日か経ちます。
夏休みが始まったとはいえ、学校・塾の講習などはあります。
学校からは夏休みの課題が出されています。
この学校からの課題につき、生徒さんを見ていると、取り組み方は2種類に分かれます。
◎<前にガリガリ>タイプ
夏休みが始まると、すぐに課題に取り掛かる。
まず取り組むのが、「サマーワーク」のような「お勉強系」
読書感想文、弁論文のようなものは、完成までにもう少し後になる。
お盆を迎えるころには、完了する。
◎<後にドッサリ>タイプ
お盆期間の少し前、あるいはお盆期間中あたりから本格的に課題に取り組む。
8月10日前には、
「全然やってないわけじゃありません」
というアリバイ作りのために、サラッとやる程度。
不思議なことに、全期間を通じて、均等なペースでやっていく、という生徒さんはごく少ないです。
そして、生徒さんの様子を見ていると
「<前にガリガリ>タイプ」・・・全体の30%~40%程度
「<後にドッサリ>タイプ」・・・全体の60%~70%程度
くらい?です。
ちなみにわたしは、現役学生のころ、「<前にガリガリ>タイプ」でした。
両者の違いは、性格の問題でしょう。
いずれにせよ、
「課題への取り組みは計画的に!」
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
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