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あけましておめでとうございます。
旧年中は多くの方々に大変お世話になりました。
こうして新しい年を迎えることができ、ありがたく感じております。
本年は、新しい時代の始まりです。
5月に聖上御譲位が予定されています。
それに伴い、平成から新たな元号になります。
また、大学入試、高校入試の制度変更、小学校における英語の授業の本格導入への準備の年にもなります。
それゆえ、何かと気ぜわしさを感じてしまいがちです。
しかし、時の流れに身を任せることなく、自らの置かれた位置を十分に理解した上で、事に臨みます。
わたしは、本日より早速指導に入ります。
冬休み明けには、入学試験、模擬試験、実力試験など、試験、試験です。
いつまでも正月気分に浸っているわけには行きません。
昨年に引き続き、「徹底した基本重視、基礎の徹底」で臨みます。
結局のところ、入試は「いかに愚直に基本を繰り返したか」で決まります。
「当たり前のことを、当たり前に」.....
このことの難しさをこの季節になると実感します。
ここで年初にあたり詠んだ歌を披露します。
日々努むる子らの幸多きを祈りて
きららかに 笑顔 飛び交ふ その日まで
一日一日(ひとひ ひとひ)を 積み重ねつつ
本年もよろしくお願いいたします!
先般行った「お正月前学習会」の際、生徒さんが学習に取り組む様子を見ながら、ふと「自習」の意味について考えてみました。
多くのご父兄は、学習指導といった際、どういう姿をご想像になるでしょうか?
わたしのように指導に当たる者が指導をして、生徒さんが指導者に従って学習を進める.....
たぶん、こういう形態なのではないでしょうか?
そして、指導者が先頭に立ち、生徒さんは受け身という形も想像なさるかもしれません。
しかし、実際に成績を上げ、結果を出すには、生徒さんが自ら手や頭を動かすことが必要です。
つまり、いかなる指導形態を取るにせよ、成績を上げる要素は生徒さんの自習にあります。
わたしたちは、生徒さんがいかに結果の出るような自習をするかを手助けするだけです。
学習指導において、講師の授業を受け、「フンフン、なるほど」「あ、分かった!」と感じることができれば、授業を受けたような気になります。
生徒さんもご父兄も、「ちゃんと授業を受けて、勉強しました!」という気になりがちです。
しかし、それだけで成果が上がることはありません。
授業でやったことをしっかりと受け止め、自習をして、次回の試験にそれを活用しなければ、結果は出ません。
「自習するだけなら、別に指導者がいなくたって、いいのでは?」
そうお考えになるご父兄もいらっしゃるかもしれません。
それは全くその通りです。
それが一番安く済む方法です。
とはいうものの、それがしっかりできる生徒さんがどれだけいるでしょうか?
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「安く済ませる」ということであれば、自分の部屋にこもって、一人で自習をするのが最も経済的です。
実際、わたしの親戚で、およそ塾というものに通ったことがなく、学校の授業プラス独学のみで、二高→東北大工学部現役合格を果たした子がいます。
ただ、そういう人は、例外と見るべきです。
わたしを含めたその他大勢は、何らかの形で、受験関係者の助けを借りる必要があるのではないでしょうか?
そうでなければ、結果を出すことは困難です。
「ひとりでコツコツ」という、いわば「ぼっち自習」は、強い意志が必要です。
しかのみらず、適切な学習方法をとっているかということも、しっかり考慮しなくてはなりません。
わたし自身、思い返しても、現役学生のころは、よくぞあんなにムダの多い学習方法をやっていたものだと、呆れてしまいます。
ですから、受験関係者の助けを借りた、いわば、「監督つき自習」というのは、大いに意味を持ちます。
それは丁度、先日「お正月前学習会」で、生徒さんたちが取り組んでいた形態です。
学習会に参加した生徒さんから見ると、そこには、わたしというお目付け役がいます。
周囲にいる他の生徒さんも、熱心に学習に取り組んでいます。
となれば、自らも学習に没頭せざるを得ません。
また、わたしはお目付け役以外に、指導も兼ねています。
やり方がまずければ、わたしからの教えを受けられます。
質問があれば、尋ねることができます。
そういう意味で、「監督つき自習」は、成績向上に役立つはずです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしが学習会で行っている「監督つき自習」は、生徒さんへ単に自習の場を与えるだけではありません。
そのアフターフォローが非常に重要です。
そこに、わたしの指導を入れることが、絶対に必要だと感じています。
わたしが学習会参加者を6名に絞っているのは、そのためです。
それ以上多くなると、わたしの目が届きにくくなります。
ただ、その指導が多すぎてはなりません。
その加減が難しいところです。
かくいうわたしも、日々「ぼっち自習」の難しさを感じています。
わたしはフリーランサーであり、経営者&営業&小間使いです。
指導のときには、生徒さんやご父兄の目があります。
一方、現在のようにコラムを書いているときには、基本的に「ぼっち自習」と同じです。
これは、気楽な反面、効率を考えると、どうしてもムダが多くなります。
と申しますのも、こうした仕事をしているときは、わたしをとがめだてする人がいません。
それゆえに、周囲にいろいろな誘惑が多くなりがちだからです。
これが会社組織のように、他人の目がある場合とは、本質的に異なってきます。
要するに、人間というのは、わたしも含めて、いろいろな誘惑に弱いものです。
いかにそれに打ち勝っていくかが、成績向上のカギとなります。
ご父兄、特に男子生徒をお持ちの方から、ときどき、子息の悪筆について嘆きを聞く場面に遭遇します。
お嘆きになるのは、主としてお母様です。
お母様からご覧になると、息子の悪筆というのは、看過できないものに映るようです。
たぶん、ご父兄が気にするのは、悪筆のために、試験答案の採点などの際に、何らかの実害を被るのではないかという点でしょう。
今回のコラムでは、そういう疑問に答えつつ、悪筆は果たして直るのかについて、私見を披露します。
さらに、採点者である先生方の見ているポイントを、併せて申し述べることにいたします。
まず、生徒さんの字というのは、わたしの経験に照らし合わせて考えると、小4〜5年くらいまでには、筆跡が固まります。
字の巧拙は、小1と小4とで、大きく違います。
その点に関しては、ご父兄もよくお分かりになるはずです。
そして、小6年辺りを過ぎても悪筆なら、矯正は極めて難しいとお考え下さい。
矯正して改善する可能性があるとすれば、生徒さん本人が、自分の悪筆のために、「何てまずいことになっちゃったんだろう.....」と痛切に感じたときです。
つまり、人生観を根本的に変えるような経験をすることです。
逆に申せば、生徒さん自身が、悔い改めをしない限り、筆跡は直りません。
何しろ、本人はそういう悪筆で、何の損害も被っていないのです。
「きれいに書きなさい!」と言った程度のことでは、改善するはずがありません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
次に、「試験の際、悪筆のために実害を被るのではないか」という疑問に対してです。
わたしの見るところ、その可能性は、極めて高いです。
採点者である先生から見て、最も困るのは、ある文字がAにもBにも見えてしまうことです。
例えば「営む」という字の上部は「ツ」の形です。
これが、「ツ」なのか、それとも「尚」という字の上部のように書いてあるのか、漢字の書き取り試験の場合、重要な意味を持ちます。
数字も、「0なのか6なのか」「aなのか9なのか」の区別は大切です。
アルファベットでも、「hなのかnなのか」は、ハッキリと区別する必要があります。
これらを曖昧にして、自分の意図するところとは違う字と判断され、誤答となるケースは十分に考えられます。
また、文脈で「こうだろうな」と類推できる字はまだいいのです。
が、そもそも判読できない場合は、お手上げです。
当然、正解になりません。
さらに、ひどいケースになると、自分で書いた数字を誤読し、答えを間違う場合も散見されます。
そうなると、それは成績を上げる以前の話です。
家庭教師という指導体制をとっている場合、どうしてもそういう生徒さんの割合は多くなります。
逆に、彼らの字が、いかに個性的な金釘流であっても、他の字との判別ができれば、全く問題ありません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
以前、わたしは、生徒さんの悪筆を直すには、どうしたらいいのだろうかと、真剣に考えていました。
しかし、当の生徒さんは、自分の悪筆を直す気がありません。
それゆえ、わたしが彼ら以上に心配するのも、おかしな話ではないかと思うようになりました。
そう考え始めてから、わたしが生徒さんの書く字を判読できない場合があれば、次のようにだけ言っています。
「この字、読めないので、わたしが読めるようにしてほしいのです」
そもそも、「きれいに書いてください!」といって、その通りにするような生徒さんであれば、とっくの昔にそうしているはずです。
現実問題として、それができていないということは、そう言われただけでは、効果がない証左です。
そうであるなら、「あなたの悪筆は迷惑なのだ」ということを、生徒さんに知ってもらう必要があります。
「この字、もっと丁寧に書いてください」というと、生徒さんは、注意されたときだけ、書き直します。
そして、しばらくすると、元の木阿弥です。
ですから、生徒さんの悪筆には、淡々と「この字は判読できません」と伝えるだけです。
また、彼らには、このようにも言っています。
...学校の先生は、こういう答案を採点させられているのです。
...学校の先生の立場になってほしい。
...あなたなら、こういう字の答案を、採点したいですか?
とにもかくにも、生徒さん自身の悪筆で、迷惑している人がいるのだということを、彼らに知らしめるのは、「はじめの一歩」だと思うのです。
後は、彼らがどう判断するかです。
百年河清を俟(ま)つような感じがしないでもありませんが.....
入試の直前期です。
特に中学生、つまり高校受験生に関して、今まで勉強にはさっぱり興味を示さなかったような人も、「さすがにマズい」と感じ始めるようです。
そうした理由で、冬休み以降に駆け込みの問い合わせがときどきあります。
特に家庭教師という指導形態を取っている場合、「どう考えても厳しすぎる.....」というケースに遭遇します。
その辺りのことは、ご父兄や生徒さんも、だいたいは心得ています。
そして「できる限りのことを、できる範囲でお願いします」というパターンがほとんどです。
しかし、まれにそのようなことは全くお構いなし、というご家庭もあります。
「とにかく何とかこれだけの点数を上げてほしい! あなたはプロなんだから、できるでしょ!」というニュアンスを醸し出してくる方です。
わたしは、以前、家庭教師派遣会社で仕事をしていたとき、12月末くらいに、こうしたタイプのご家庭を担当したことがあります。
その生徒さんは、直近のみやぎ模試が5教科合計で、130ちょいです。
そのうち、英語が10点台でした。
これを「最低でも入試までに30点台、できれば40点台に」というご依頼でした。
このご家庭は、「とにかく何とかしてほしい」の一点張りでした。
派遣会社の担当からは、「相手の希望を尊重して、その希望をかなえてほしい」と念を押され、指導に臨みました。
そのときの経験、あるいは、ご同業の方から伺った同種の事案をもとに、以下、上述したようにお考えのご父兄へ、指導に当たる者として、申し述べることにいたします。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
まず、成績アップには、以下の要件が必須です。
(1)生徒さんの持っている能力
(2)生徒さんの志気
(3)目標に達するための学習量
(4)適切な指導
細かいことを言えば、ほかにもあります。
主たるところは上記4点です。
成果を出すには、(1)>(2)>(3)>(4)の順です。
生徒さんが持っている能力は、これ以上変えようがありません。
が、他は何とかなります。
それは、今のような直前期においても同様です。
そして、前回のコラムで述べたような「成績上げろ! あなたはプロ!」とおっしゃるご父兄に決定的に欠けていることがあります。
それは、成績向上のためには、子息のやる気と努力が不可欠という視点がスッポリ抜け落ちてしまっていることです。
そうしたご父兄は、「プロに頼めば、何とかしてくれる」とお考えのように見えます。
子息側がご父兄の望むような成績を取りたい、取らねばならないと考える必要があるとお考えになっている様子が見えてきません。
しかし、結果を出すには、生徒さん本人が「何とかしたい」と考えない限り、どうにもなりません。
プロに頼めば、何とかなるものではありません。
どうしてそのようにお考えのご父兄がいらっしゃるのか.....
それは、結局のところ、受験産業を「病院」と勘違いしていらっしゃるからです。
「病院」では、特効薬があり、医師が病気を治します。
患者は基本的に受け身です。
一方、受験産業は、子息が自らの手で動かなくてはならない「ジム」です。
これをしない限り、成績向上はありません。
受験に特効薬は存在しません。
(参照:弊コラム「塾・家庭教師は「病院」でなく「ジム」「道場」である 」)
(次回に続きます)
(前回の続きです)
さらに、「適切な指導」ということであれば、「指導」はいくらでもスパルタ式に仕込みます。
しかし、重要なのは、子息のほうで、その指導を受け止めて、実践するだけの力があるかどうかです。
指導の際は、こちら側が目標に必要なことを、一方的にしゃべりまくることは可能です。
その際、子息も、さも理解したような振りだけはできます。
しかし、できるのは、あくまで「分かった振り」だけです。
ご父兄が「何としても成績アップを! あなたはプロ!」という姿勢で臨むのであれば、わたしも申し上げます。
そのような場においては、引き受ける指導者も、生徒さんにそれ相応のハードなものを求めなくてはなりません。
ご父兄の望むような目標に向かって、子息が「何が何でも!」という意義ごみがある必要があるのは言うまでもありません。
相当な学習量も必要です。
それを確実に、かつ、着実にこなしてもらわなくてはなりません。
これでようやく「必要条件」が整うだけです。
当然、それで十分とは言えません。
上述したようなことができないなら、ご希望はあきらめてください。
そうでなければ、真剣に学習してきた他の生徒さんに失礼です。
とはいえ、受験のプロでもないご父兄に、勘違いや誤解があるのは決して悪いことではありません。
成績を上げるというのは、かくも難しく、根気がいるものです。
拙文が、認識を新たにするきっかけになれば、幸いです。
まだ世間様は「松の内」ということになっていますが、中学入試を筆頭に、入試シーズンは本格的に始まっています。
去る1月11日、第2回予備調査および前期選抜の倍率が発表されました。
その結果については、すでに新聞発表の通りであり、またツイッターにてリンクを紹介した通りです。
今回、改めてこちらにリンクを貼りなおします。
細かい数字については、そちらを参照してもらうことにして以下はその総括です。
(1.5倍をこえる学校・学部 合計10学部)
宮城農(農業園芸・食品化学・生活)、仙台一、宮城工(情報技術)、仙台三(普通)、泉(普通)、宮城野(普通・美術)、仙台商
☆昨年は合計11学部 、一昨年は合計15学部
ナンバースクール関連については、例年通り、仙台一高、三高が高倍率です。
宮城一・仙台二華は定員割れとなっています。
二華は、平成27年度に定員割れ、28年度には定員割れギリギリの状態で後期選抜に臨んだケースがあります。
宮城一高の定員割れは、ちょっと意外な感じがしました。
同校は新校舎建築準備中であり、完成すると、倍率が高くなるかもしれません。
「まさか!」と思うかもしれませんが、校舎が新しいと、公立・私立にかかわらず、人気が高くなる傾向にあります。
また、「要注意校」として、以下を挙げます。
これは、予備調査時に比し、本出願時に倍率が跳ね上がることを想定する必要がある高校です。
一般的に、倍率は、第1回予備登録>後期選抜>第2回予備登録です。
仙台二華、宮城一(普通・理数)、仙台向山・仙台三の理数科、泉松陵、宮城広瀬、宮城工業・化学工業科、仙台工業・電気科
前期選抜入試は、1月31日(木)で、合格発表が2月8日(金)です。
後期選抜の倍率発表は、2月21日(木)、入試は3月6日(水)、合格発表が3月14日(木)です。
多くの公立中学校では、そろそろ教科書が終わります。
入試問題の演習に入る時期です。
塾なども同様です。
「実践ゼミ」「直前演習」「入試対策特別講座」.....
名前はいろいろですが、入試問題の演習一色になります。
それゆえ、この時期になると、生徒さんを見ていて、気になることが一つあります。
それは、学校や塾などから配られる教材があまりに多いことです。
そのため、整理が追いつかなくなっているケースがしばしばです。
実際、ある生徒さんからは、そうした悩みを相談されたことがあります。
曰く、
.....演習に使ったものを再度しっかり復習したいが、数が多すぎて、どのように対応したらいいか分からない
.....しっかり復習する時間的な余裕もないので、どうすればいいのか
率直な悩みでありましょう。
今回は、そうした声にこたえて、わたしなりの考えを3点記すことにいたします。
まず、第1点目は、表題にもあるとおり、復習すべき教材は間引くべきであるということです。
すべてをやろうとすると、時間はいくらあっても足りません。
かといって、「演習をやっただけ」では、せっかくの演習時間を有効に生かしきれないと言えます。
そこで、それぞれにルールを設けるべきです。
例えば、
「塾のこの教材については、きちんと復習する」
「直前ゼミは、偶数回のものだけを復習する。奇数回は間引く。」
といった具合です。
何をどのように間引くかは、自分で決めるのがいいです。
不安があるなら、周りにいる受験関係者に相談してみましょう。
事情を説明して、相談に乗ってほしいと言えば、ほとんどの受験関係者は積極的にアドバイスをしてくれるはずです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
第2点目は、当然のことながら、演習した教材は、必ず復習・見直し・解き直しの時間を設けることです。
そもそも「教材の間引き方」というコラムをなぜ書いたのかと言えば、演習したものを効率的に復習するためです。
教材を間引くだけ間引いて、復習・見直しをしないということであれば、それは全く意味のないことです。
本番直前期の見直しは、大いに得るものがあります。
演習問題の見直しがいかに大切かは、トップクラスになればなるほど、よく分かるはずです。
事実、前回のコラムで紹介した生徒さんも、トップクラスに属しています。
とはいえ、この見直し・復習というのは、非常に手間がかかり、面倒です。
根気もいります。
そのため、成績が下のほうへ行けば行くほど、これを面倒がってやらなくなる傾向にあります。
この辺の意識の差が、結局のところ、結果に如実に表れます。
実際、入試問題演習の回を重ねると、「あ! これ、前にも出てきた!」というような場面に必ず遭遇します。
この「前にも出てきた!」というのは、そのものズバリである場合もあります。
極めて近いこと、別の方法でそのことを問うている場合などもあります。
いずれにせよ、その箇所が自分の弱いところであれば、「ああ、やっててよかった」と思える瞬間です。
さらにそれが、入試本番で問われることもあります。
わたしも、その昔、直前にやった演習のおかげで、入試で何点か拾い物をしました。
あやふやな知識を確実にしておくと、本番では大いに強みを発揮できます。
まさしくそのための復習・見直しなのです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
第3点目は、その人の成績によって、復習方法のポイントが異なるということです。
よく語られる学習法としては、「演習で間違ったところを、次回は間違わないように、間違いに焦点を当てる」というものです。
しかし、わたしの考えによれば、この方法は「半分だけの正解」です。
このやり方が功を奏すのは、おおむね偏差値55以上の人、つまり上位30%以内に入る人です。
では、残りの70%の人はどうなのか。
わたしの見立てでは、以下の通りです。
☆偏差値50〜54: 「正解したところ&もう少しで正解しそうだったところ」を中心に学習
☆偏差値50未満: 「正解したところだけ」を中心に学習
要するに、「間違ったところはカット」というのを基本とするということです。
これには、受験関係者にも異論があるに違いありません。
ただ、わたしはこれまで、平均点に達しない生徒さん、特に偏差値45未満の生徒さんが、ごく基本的な問題を、試験の際に取りこぼしてしまうという場面に、繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返し、遭遇してきました。
そこから出した結論というのは、彼らくらいの成績の生徒さんは、手の届かないような問題を、この時期に時間をかけて復習すべきではない、ということです。
とにもかくにも、時間は限られています。
そうした中で、できる限りの効果が出るよう、生徒さんともども、頑張っていきたいと考えています。
「ん? 何だ、今日のタイトルは?」
そうお感じになった方も多いかもしれません。
確かに、「教育コラム」という点からは、ちょっぴり外れているかもしれません。
今回、このような題で、コラムを書こうと思ったのは、ある中学生の生徒さんが、「自分は、プロスポーツ選手になりたい」と語っていたのを聞いたからです。
受験というのは、当然のことながら、生徒さんが将来就くであろう職業と、密接にかかわってきます。
そこで、以下、表題について、わたしなりの考えを記します。
まず、プロスポーツ選手として、名を成すというのは、「ものすごく大変」です。
どれほど大変なのか.....
ここで、プロ野球選手を例に挙げます。
日本野球機構のサイトには、各球団の選手名簿が、支配下選手、育成選手の順に全員記してあります。
昨シーズン日本一になったソフトバンクは、次のような人数構成になっています。
支配下選手 72名
育成選手 23名
合計 95名
プロ野球は12球団あります。
よって、世の中に「プロ野球選手」と言われる人は、
95名×12球団=1,140人
大雑把に申し上げて1,000人いることになります。
なお、東大、およびナンバースクールの定員は、それぞれの学校の公式サイトによれば、次の通りです。
(東大)3,060名
(ナンバースクール合計)1,480名
単純な人数比較だけでも、プロ野球選手がいかに「狭き門」になっているかが理解できます。
東大やナンバースクールは、毎年、上掲の人数分が新たに誕生します。
一方、プロ野球選手は、毎年1,000人の選手が出てくるわけではありません。
「狭き門」どころか、「針の穴」並みと言っていいほどです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
そういうエリート中のエリートであるプロ野球選手は、球団がいらないと判断してしまえば、あっという間にクビになってしまいます。
最近では、佐藤世那選手の例があります。
彼は、平成27(2015)年、甲子園で仙台育英が準優勝したときのエースです。
甲子園の準優勝ピッチャーといえば、そんじょそこらの人でなれるものではありません。
そういう彼は、オリックスに入団するも、昨年「戦力外通告」になりました。
なんと21歳にして、「戦力外通告」.....
確かにプロの世界は厳しいにせよ、現実というのは、かくも残酷なものです。
彼らが手にする報酬にしても、一部の選手を除けば、エリート中のエリートの割には、決して高いわけではありません。
今度は、表題にあるグラビアアイドルの話を取り上げてみます。
これを取り上げた理由というのが、
主として女性がなっている.....
AKB48や、乃木坂46などと異なり、基本的にピンで活動している.....
ということです。
それで、彼女らの収入というのが、エッ!というほど安いようです。
以下は、ネットで拾った情報ですが.....
わたしの世代にとっては、ネームバリューのある、かとうれいこさんは、「給料10万円時代が長かった」と告白しています。
かとうれいこさんといえば、それこそ、その世界では、トップクラスです。
そういう人にしてそれ.....
またグラビアアイドルではありませんが、一世を風靡した歌手のピンクレディーも、全盛期で給料15万と言っています。
どれだけひどいブラック企業なのでしょう。
華やかな世界の現実のようです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回のコラムで分かるとおり、プロ野球選手ならば、上手なだけでは、勝ち残れません。
何しろ、百戦錬磨の精鋭ばかりが、しのぎを削る世界です。
プロ選手の中でも、抜きんでた存在でなくてはなりません。
グラビアアイドルについても、事情は似たようなものです。
見た目が綺麗なだけでは、セールスポイントになりません。
しかも、そういう仕事に就ける期間は、非常に短いです。
その世界から第一線を退いたとき、仕事の際に培った人脈等を総動員して、別の世界に活路を見出すというのも、彼らに課された宿命です。
わたしが生徒さんに伝えたいのは、それがいかなる仕事であれ、自分の力で金銭を得るというのは、大変だということです。
そして、華やかに見えるプロスポーツ選手や芸能の仕事は、「華やかでない現実」にあえいでいる人たちが多数いるということです。
皆さんは、普段、何気なく、お年玉をもらったり、学校に行っています。
「自分の力で金銭を得ることの大変さ」を知っている人は、そう多くないはずです。
かく言うわたしも、10代のころ、仕事を持つというのがどういうことなのか、想像すらしていませんでした。
「プロの世界は、かくも厳しい」
「自分もいつかは、プロの世界に飛び込まなくてはならない」
そう考えながら、学習に励んでください。
皆さんが大人になったら、こう感じる日が来るかもしれません。
「学生時代は、勉強、大変だったけど、自分のことだけを考えてればよかった。今よりまだ楽だったかもしれない」
各所で報じられているように、センター試験が行われています。
受験生の皆さんが全力を出し切れるよう、祈っています。
さて、センター試験を受ける受験生の皆さんは、今、目の前の試験問題を解くのに、精いっぱいに違いありません。
ですから、本コラムは、少し落ち着いたら目を通してもらって結構です。
今回、焦点を当てるのは、理系受験生です。
「今やっている受験勉強は、どんな形で大学での専門課程に使うのか?」
こういうことを考えてみたことがあるでしょうか?
入試を終え、入学が決まった段階で、いずれ直面する課題です。
ここで結論を申し上げると、理系の場合は、非常に専門性が高くなります。
そして、「受験でやったことなんかは、目じゃないレベル」の学習をやることになります。
特に難関と言われる大学では、おしなべてそうです。
ただ、人によって、同じ理数系の科目でも、「ものすごく使う分野」と「ほとんどor全然使わない分野」に分かれます。
この「ものすごく使う分野」が、「大学受験でやったことは、ほんのとば口」と感じるようになる部分です。
そして、勉強を進めていくと、「ああ、もっと高校のときに、ちゃんとやっておけばよかった」と感じることが多いと聞きます。
以上を読んで、「ああ、なるほど。自分が今やっていることは、今後こういう使い方をするのね」と納得してもらえれば、わたしの意図と合致します。
いま取り組んでいることを、ひとつひとつ、丁寧にやって行ってください。
その丁寧さが、今後に深くかかわってきます。
去る16日から18日にかけて、小欄では、「スポーツ選手とグラビアアイドル 〜信じがたい薄給の話〜」というコラムを扱いました。
その際、スポーツ選手や芸能人は、華やかに見えて、そうでない現実があるということを書きました。
後日、わたしのTwitterのフォロワーの方が、小欄を引用する形で次のようなことをおっしゃっていました。
この方は、学校もしくは受験関係者だと思われます。
〜先日、驚くような保護者に遭遇。
「高校生(普通科)の息子はデザイナーになって、ユーチューバーになってお金を稼ぐ」と言い、応援するとか何とか。
スポーツ選手どころじゃない可能性の低さ。
一、二高だけが高校との認識の下、過大投資する保護者も多いが、その逆も増加。
ここでも格差が。。
わたしもこれを読んで、「う〜ん.....」と考えさせられました。
「デザイナーはともかく、ユーチューバーになるために、親として応援することはあるのかしら?」というのが、率直な感想です。
このご父兄の方からすると、「子供がなりたいと言っているんだから、デザイナーでも、ユーチューバーでも、それでいいんじゃないの?」ということなのでしょう。
基本的に、わたしも子供がなりたいと言っているものになるのがいいと考えています。
ただし、そういう方向性は堅持しつつも、「学生の時分は、しっかり勉強する」という基本線は保つべきというのがわたしの意見です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
そもそも、子供が自分の夢を追いたいというのなら、それを応援するというのは、親子関係として望ましい姿です。
ただ、その夢が実現する可能性が低い、あるいは実現しても、子供が独立して生計を営むのが難しい状況であれば、セーフティーネットというのも同時に考えなくてはなりません。
そのセーフティーネットの役割を果たすのが、学校のお勉強です。
前回のコラムで取り上げた「親同士の格差」というのは、ずいぶん昔からあったことは間違いありません。
しかし、昨今の社会情勢を見るにつけ、「親同士の格差」が、子供の将来に及ぼす影響は決定的になっているように感じます。
親の世代に比べて、子供の数は年々、少なくなっています。
これが何を物語るかと言えば、経済規模が少しずつ小さくなってきているということです。
加えて、政府は外国人労働者を入れていく方向で動いています。
ということは、親の世代に比べて、賃金格差は大きくなっていくことを意味します。
つまり、子供が適切な教育を受けていないと、いくら彼らがその後に努力をしたところで、なかなか生活が上向かないということも多くなります。
ですから、子供の将来をまるっきり子供に任せるのと、「今はしっかり勉強する」という基本方針のもとに子供に任せるのとでは、雲泥の差です。
もっとも弊コラムをお読みになるくらいのご父兄は、意識の高い方々ばかりのはずです。
釈迦に説法という感じもなくはありません。
ですから、ご父兄におかれては、「今、自分の考える方向性は、妥当なことなのだ」ということを再認識いただければと思います。
わたしのコラムでは、これまで、ナンバースクールの話題を扱うとき、仙台一高・二高を中心にしてきました。
それは、両校の進学実績や弊コラムをお読みになるご父兄のニーズを考えると、ある意味、自然の流れであると思います。
今回のコラムでは、趣きを変え、宮城一高・仙台二華高を志願する人たち、そして両校の在校生へ、わたしなりのエールを送ります。
まず、わたしが申し上げたいのは、両校はそれぞれ県内でも屈指の名門校であり、伝統校であるということです。
両校のみやぎ模試偏差値は、以下の通りです。
宮城一 普通 61 理数 60
仙台二華 60
県内には、公立高校、私立高校などを含めて96の高校があります。
その中で、この偏差値以上のところは、公立高校では、仙台一・二・三のナンバースクール3校のみです。
ウルスラや東北学院高校は、一部のコースに上記偏差値を上回るところがあります。
また、昨年度における東北大合格者は、次の通りです。
宮城一高・・・17名
仙台二華・・・24名
二華の場合は、中学入試を経て高校に進学する人がいる点が、宮城一高と異なります。
そういう事情を加味しても、これを超える数字を出しているところは、上述ナンバースクール3校のみです。
過去10年、県内では、二華・青陵中の誕生、公立高校の共学化、学区制廃止など、非常に大きな制度変更がなされてきました。
これは、仙台三高には特に大きな追い風となり、宮城一高がそのあおりを食った面はあります。
しかし、こういう数字を見れば、ナンバースクールの強さが分かります。
進学プラザがtop5模試を実施するのも、きちんと理由があるのです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
宮城一高、仙台二華高は、かつて、それぞれ「宮城一女」「宮城二女」という女子高でした。
その流れを受けて、在校生は、男子より女子の割合が多くなっています。
両校には、女子だけのクラスがあります。
宮城一高・・・7クラス中、3クラス
仙台二華・・・6クラス中、2クラス
そのため、男子の入れる部活動は、他校と比べて制限が多いです。
これは、男子の数が少ないのですから、しかたがありません。
一方、両校の校風は異なっています。
宮城一高・・・自由な雰囲気
仙台二華・・・規律ある雰囲気
といった感じです。
これは、宮城一高に制服がなく、仙台二華では制服が定められている点でも、カラーの違いが出ています。
宮城一高は、染髪やピアス、化粧をしてくる生徒もいます。
二華は、こうした行為は禁止されているようです。
もっとも、先生の目をかいくぐって、こうした生徒はいないわけではないようですが.....
わたしが担当した生徒さんなどに直接話を聞いたり、また、ネットにある情報を総合的に判断する限り、両校とも生徒の満足度は高いです。
もちろん、細かいことを言えば、いろいろな不満や、足りないところはあるでしょう。
しかし、こういうのは、あくまで他校との比較で考える必要があります。
両校が他の高校に比べて、不満度が高いとか、学校全体に険悪な雰囲気があるということは感じられません。
だとすれば、両校とも、「すばらしい学校」であり、「いい学校」です。
それは入試を経て、選良が入るからです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回述べたとおり、宮城一高、仙台二華高は、かつて、それぞれ「宮城一女」「宮城二女」という女子高でした。
宮城一高は2008年に、仙台二華高は2010年に共学化されました。
そして、二華は中学校を併設し、中学からの入学者・高校からの入学者が併存する形となりました。
この共学化が原因で、両校は一女・二女の時代より、入学がしやすくなりました。
それが大学進学実績にも表れているようです。
そういう流れがあるせいか、一部の「受験に造詣の深い人たち」が、ネットという言語空間を使って、両校の在校生などを、不当におとしめるがごとき言説を弄してきました。
書いてある内容は、実に醜悪極まりないものです。
言葉の端々に、書いた者たちの下卑た人間性がにじみ出ています。
わたし自身は、両校と何のつながりもありません。
ただ、もし当事者なら、「大事な受験をオマエラの娯楽のネタにするな!!!」と呼号するでしょう。
ネット空間は、言論の取り締まりができない以上、非常識な人間がどうしても幅を利かせる余地が生じます。
おかしな手合いが何をどのように言おうと、両校の志願者、そして在校生の皆さんは、どうか誇りを持って、日々の学習に励んでいただきたいのです。
そういう品性下劣な言葉の群れは、黙殺あるのみです。
少なくともわたしは、宮城一高・仙台二華高の志願者、ならびに在校生にこれからもエールを送り続けます。
今回のコラムでは、ご家庭のお手洗いをいかに子息の学習に役立てるかについて、わたしの考えるところを記します。
職業柄、ご家庭に伺って指導をしている際、お手洗いを使わせていただいています。
用を足す間に周りを見ると、多くのご家庭では、子息の学習に少しでも役立てるべく、各種の掲示物が所狭しと貼ってあります。
わたしも、お手洗いを使っている間、何となくその掲示物を見入っています。
掲示物は、だいたい次のようなものです。
(1)地図・・・日本地図もしくは世界地図
(2)化学の元素周期表
(3)歴史の年表
そのほかにも、書籍だったり、学習漫画だったりと、いろいろです。
多くの場合、ご父兄が子息のためによかれと思って、準備しているものです。
ただ、中には、生徒さん自作のものと思われるテストの暗記事項が書いてあるものもあります。
ここに、生徒さんの熱心さが表れています。
まあ、実際にそうした掲示物、書籍などを見ている時間は、わずかなものです。
せいぜい1回2〜3分でしょう。
ですから、上記のようなラインアップは、わたしのような受験関係者から見ても、妥当なものです。
よく考えてみると、お手洗いの時間と空間は「特殊な時間」です。
閉ざされた、そして完全に一人っきりの時間になります。
日常生活の中では、完全なプライベートタイムです。
ですから、意外なほどに集中できます。
掲示物を用意することで、どのくらい、子息の成績に効果があるのかは、分かりません。
ただ、言えることは、「何もしなければ、効果は0である」ことです。
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(前回の続きです)
前回述べた掲示物については、ちょっとした工夫をすることで、より効果が高まります。
その工夫とは、掲示物の貼り替えです。
同じものを同じ位置に貼ったままですと、時間が経過するにつれ、注意がそこに向かなくなります。
ですから、掲示物を2〜3種類くらい用意し、定期的に貼り替えをすると、気分も一新されます。
その結果として、関心はよりそこに向かいます。
もしそういうのが難しいならば、掲示物の位置をほんの少しだけ変えるだけでも、効果は出ます。
例えば、世界地図の中心位置を、少し右に寄せたり、左に寄せたりするだけでもOKです。
また、両面テープでクリアファイルを固定すると、簡単に中身を変えることができます。
それを試しているのが、このブログです。
掲示物に関しては、ポスターブックという本が市販されています。
Amazonで、「ポスターブック」というキーワードで検索すると、各種いろいろなものが出てきます。
その検索結果がこれです。
価格は1,000円ちょいです。
20〜30種類くらいのものが用意されているので、かなりの数です。
内容は主として、小学生向けのようです。
とはいうものの、中学生や高校生でも、使える場合があります。
お手洗いでのこうした時間は、1日当たりにすると大した時間ではありません。
が、積もり積もると結構な時間になります。
ちょっとした空き時間を活用すればいいのですから、まずはできることをやってみてはいかがでしょうか?
現在の指導枠の空き状況についてお知らせいたします。
☆確実にお取りできる時間 金曜22時以降
水曜・金曜を除く日中昼間
☆お住まいの地域によってお取りできる時間
土曜朝の時間帯
☆2月中旬以降
水曜の夕方16:00−19:00の時間帯
◎定期指導について
<月〜金曜>
水曜・金曜以外の日中昼間の時間16時まで、および22時以降が指導対応可能です。
いわゆる「平日のゴールデンタイム」は空きがありません。
2月中旬以降、水曜の夕方の時間帯がお取りできます。
<土曜>
土曜朝の時間帯が対応可能です。
お住まいの地域によっては、お引き受けできないこともあります。
<日曜>
空きがありません。
以上の通りです。
先月と状況はほぼ同じです。
2月中旬以降は水曜の夕方の時間がお取りできます。
新しく指導をご希望の方はお問い合わせください。
ご家庭からは、4月からの予定・ご希望が寄せられています。
ただ、多くのご家庭は「平日の夜」の時間帯をご希望になっています。
なるべくご希望には沿いたいと思いますが、移動時間や他のご家庭との日程との関係で、可能にならない場合が出てきます。
その点、何とぞご了承ください。
当方の合格実績のある主な学校は、以下の通りです。
(中学校)二華中・青陵中・附属中.....
(高校)仙台一高・仙台二高・仙台三高・宮城一高・仙台三桜・仙台向山.....
(大学)京都大・岩手医科大医学部・岩手医科大歯学部・福島大・山形大・東京理科大.....
詳細はこちらをご覧ください
指導に当たって、当方は、特に次のような生徒さんの力になれます。
1.大学受験、赤点対策を希望する高校生
2.二華・青陵・附属など中学受験を予定する小学生
3.通塾しても、成績がなかなか上がらない中学生
当方の考えとしては、「受験産業は病院ではなく、ジムである」というものです。
あくまで主体となるのは、生徒さんです。
当方は、そのお手伝いです。
成績アップは、生徒さんが自らの力で学習し、成果を上げるものです。
生徒さんには、頭を使い、手を使い、できる限り「自らの手で答えを導く」ようにしてもらっています。
「授業を聞いているだけ」で、成績が上がることはありません。
また、指導料は必ずしも安いわけではありません。
そして、菊池の指導を受けようという気持ちのない生徒さんの指導は、お引き受けしておりません。
以上のことをご了承のうえ、お問い合わせください。
値段に見合うものは提供いたします。
よろしくお願いいたします。
塾あるいは家庭教師といった受験産業が、合格実績をどのように扱っているかについては、各業者さまざまです。
一般的に、進学塾を自認しているところでは、合格実績を大々的に発表しています。
個別指導塾や家庭教師派遣会社は、合格実績を公にしていないところが結構あります。
わたしは、このページにある通り、実績を公表しています。
わたし自身は、いわゆる「難関どころ」のみを目指して指導をしているわけではありません。
事実、現在担当中の生徒さんも、習熟度・志望校は様々です。
家庭教師という指導体系であれば、そのようになるのは自然です。
一方、「難関どころ」を目指す生徒さんには、相応の厳しいレベルを求めます。
翻って、ここで考えたいのは、指導者の学歴です。
「難関どころ」あるいは、「実績重視」をうたい、ホームページ上で実績を公開するからには、指導者たるわたしの学歴も公にしておくのが、ご家庭や生徒さんへのマナーであると考えています。
そのような考えの下、こちらのページにて、当方の学歴は公表しています。
また、これを裏付ける客観資料として、高校・大学の卒業証明書も閲覧できるようにしています。
卒業年度や生年月日の部分は見えないようにしてありますが、学校・学部は特定可能です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
指導に当たる者の学歴公開については、前回述べたとおりです。
この件については、受験関係者の間でも、様々な考え方があるでしょう。
あとは、受験関係者をお選びになるご父兄がどのようにお考えになるかです。
高学歴であれば、指導が上手だったり、あるいは、成績の上がるような指導をしてくれるとは限りません。
逆に、高学歴とは言えない講師が、成績をしっかり上げてくれるというケースもあり得ます。
とはいえ、指導を受けていない段階で、指導者の目星を付けるということになれば、学歴は「選ぶ要素の一つ」にはなります。
また一方で、「選ばない要素」にもなりえます。
「高校物理や化学を教えてほしい」と願うご家庭が、わたしを選ぶことはないでしょう。
一方で、「文系で数学を教えられる講師を」ということで、わたしが指導をすることになった高3生がかつていました。
なぜなのか。
そのご家庭によると、一度、理系の数学の先生を頼んだものの、その先生は、ある単元から派生させて発展的なことを次々と話したのだそうです。
生徒さんとしては、さっぱり指導内容が分からず、理系の先生はあえて避けた、というご返事でした。
このケースは例外的なのでしょうが、こういう需要もありました。
ご家庭が何を基準に選ぶのかは様々です。
わたしとしては、「指導者の学歴も選択要素にしたい」とお考えのご家庭に、できるかぎり誠実にこたえたいと考えています。
今日は、公立高校の前期選抜試験が行われます。
月並みではありますが、受験生の皆さんに贈る言葉はこの一言です。
どうか全力を出し切ってください!
さて、前期選抜試験は今回が最後です。
次年度からは、入試制度が変わります。
公立高校の入試は、3月上旬の「一発勝負」です。
そして、合格者を選ぶ基準が、試験1回に対して、「共通選抜」「特色選抜」の2通りになります。
「試験1回に対して、選抜方式を2回?」
この点が、ご父兄には分かりづらいところかもしれません。
事実、この変更点が発表されたとき、何名かのご父兄からお尋ねがありました。
これを甲子園大会に例えると、次のようになります。
・春夏2回の大会を、夏だけにする
・代表の選考方式は、「トーナメントのみ」→「トーナメント+21世紀枠」に変更
正確なたとえではありませんが、あらまし上記のように考えていただければと思います。
そう考えると、ご父兄や生徒さんに負担のかかることはありません。
しかし、中には性悪な受験関係者が、いるかもしれません。
つまり、
大した変更点がないのにもかかわらず、ことさらに変更点があるように言い立てる.....
高額な教材を売りつける.....
講習会のメニューをたくさん受講するように促す.....
そんなことがないとも限らないのです。
当然の話ですが、大多数の良心的な受験関係者は、このたびの公立高校の入試制度の変更をダシにして商売をしようなどとは考えていません。
どうか、ご父兄におかれては、おかしなセールストークに騙されませんよう、心してください。
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
〒981-0933
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