〒981-0933 仙台市青葉区柏木1-2-29-301
電話での受付:15:00~20:00
定休日:日曜日
冬休みのイベントとして、年末に「学習会」を以下の要領にて開催いたします。
指導内容: 講師1名(菊池)対 生徒さん3〜6名の個別指導
☆学習内容は、事前に打ち合わせの上、決定いたします。
☆学習時間中は、1回10分の菊池による個別指導の時間を、1時間に1回以上、設けます。
日時: 12月28日(土)および12月29日(日)
09:00−17:00(途中1時間の昼食休憩あり)
両日・1日のみのお申し込みも可
場所: フラワード北仙台 2階会議室
住所: 仙台市青葉区昭和町3−40
TEL:022-728-4411
詳しい場所はこちら
受講費用: 1名につき 2日間 18,000円 1日 9,000円
消費税はいただいておりません
☆受講に当たっては、会場まで各自お出で下さい。
☆昼食は各自ご用意ください。
☆受講費用につき、現在担当のご家庭は、後日、通常の指導料とともにお支払いください。
外部の方は、当日精算です。
☆お申し込みは、6名までです。
定員に達した時点で、募集を締め切ります。
12月14日(土)までに人数が3名以上とならない場合は、実施を見合わせます。
☆お申し込みのキャンセルは、12月15日(日)までにお願いします。
それ以降のキャンセルについては、以下のようなキャンセル料がかかります。
12月16日(月)〜21日(土)...受講料の半額
12月22日(日)〜27日(金)...受講料の70%
それ以降...受講料の全額
去る8月に開催しました「お盆前学習会」に引き続き、2日間の開催です。
会場は、「お盆前学習会」と同じ会場です。
お正月前のこの時期、学習塾は休みとなるところが多く、また受験生は力の入れ時です。
そうした折に、1日しっかり学習してください。
人数は限定6名までとします。
学習する内容については、生徒さんそれぞれと事前に打ち合わせることにし、その生徒さんにとって最も必要なものを選んで実施します。
また、指導に当たっては、菊池による10分の個別指導を、1時間に1回以上、各生徒さんを巡回する形で実施します。
外部生の方も積極的にお申し込みください。
お問い合わせは以下の方法にてご連絡ください。
電話:022−727−8677
メールはこちらから
現在担当しているご家庭は、指導の際におっしゃってください。
毎年、中3生の指導をしているとあることなのですが.....
今ごろの時期になると、多くの中3生は、自分の置かれた現実を理解し始めます。
無頓着、あるいは、そもそも自分は高校受験をするということを理解できていない人もいます。
が、さすがにほとんどの人は、高校受験を我が事としてとらえるようになります。
そうした流れで、当初、生徒さんあるいはご父兄が「第一志望」としていた高校が、「今の成績では手が届かない」ということで、変更を余儀なくされるということがあります。
その際、公立にしても、私立にしても、その生徒さんにとって、「だいたいこの辺りなら.....」というところを勧めます。
それを聞いた生徒さんから、毎年必ずと言っていいほど、次のように聞き返される場面があります。
「そこって頭いい高校ですか?」
「頭いい高校」の定義は不明ですが、どうやら彼らは偏差値を気にしているらしいのです。
このように言ってくる生徒さんは、だいたい平均ちょい下から偏差値40くらい、そして男子より女子が多いように感じます。
詳しく話を聞いてみると、「偏差値が高くない」とされている高校には、できる限り行きたくないということなのです。
さらに、「○○の制服は着たくない」などという話にも及びます。
わたしからしてみると、気が抜けてしまう瞬間です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
そもそも「今の成績では手が届かない」という現状の生徒さんに対して、彼らの当初の志望校以上のところを勧めるはずはありません。
彼らによく考えてもらえれば分かるのですが.....
そういうところからして、「ちょっとズレてるな」と感じてしまいます。
さらに、「あそこもイヤ、ここもイヤ」という選り好みをしていられるほどの成績なのかどうかということも、よく顧みてほしいところです。
実際、成績のよい生徒さんは、そういう言い方をしません。
彼らなりの覚悟を持って高校入試を考えています。
だからこその好成績なのです。
もちろん、どこの高校に行くか、最終的には本人やご父兄が決めることです。
わたしのできることはアドバイスにとどまります。
アドバイスはどこまで行ってもアドバイスです。
とはいえ、こちらとしても真剣に考えている以上、もう少し彼らが現実に目覚めてほしいものだと願わずにはいられません。
これでは、どこぞへ買い物に出かけて、洋服を選んでいるのと同じになってしまいます。
洋服は、買ってしまって気に入らなくても、箪笥の肥やしにしておけば事は済みます。
しかし、高校はそのように言っていられません。
この点、何とかならぬものかと、毎年思案投げ首です.....
過日来、報道されている通り、「大学入学共通テスト(新テスト)」における英語民間試験の実施延期が決まりました。
今回のコラムで焦点を当てたいのは、高2生および高2生をお持ちのご父兄です。
この実施延期を受けてどうすればいいのか、ということを述べてみることにいたします。
まず、今回の文科省による決定の事実関係をかいつまんでご説明申し上げます。
「新テスト」実施に当たりましては、主として問題点が2点、センター試験の「改悪」として多くの受験関係者から指摘されてきました。
(1)英語の試験において、GTECや英検など、民間資格試験を受験する
☆センター試験は民間資格試験を活用しない
(2)国語・英語の一部で記述式問題を実施
☆センター試験はマークシートのみ
ここで、(1)のみが実施延期となりました。
(2)については、「予定通り」です。
この決定を受け、どうすべきなのでしょうか。
高2生が行うことは、「今まで通りの学習を続ける」という一言に尽きます。
今回の決定に関しては、様々なところから、いろんな声が聞こえてきます。
高2生やご父兄はお上に振り回されて、心中穏やかならぬものがあるでしょう。
しかし、実質やるべきことは「今まで通り」です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「新テスト」において、GTECや英検などを受験する必要はなくなりました。
そのためにいろいろと学習を続けてきた高2生もいるかもしれません。
しかし、そういった民間資格試験のために学習をしたとしても、決して無駄にはなりません。
むしろ、その後の国公立の2次試験などの基本になってくれます。
国語や数学の記述式問題にしても、各種テキストが各社よりすでに販売されています。
それに基づいて、淡々と学習をこなしていけばいいでしょう。
そして、3年生になったころには、そのための模試も用意されるはずです。
記述式問題は採点のブレが気になるところです。
とはいえ、それは「試験そのものが終わってから」のことです。
マーク式の部分は従来通りに残ります。
また、「新テスト」に模様替えしても、例えば国語の古典はセンター試験とほぼ同じです。
とにもかくにも、しっかり点数を取れなければ、「記述式問題の不安」を嘆く以前の話です。
今回の件では、しっかりしない大人に振り回されて、高2生は気の毒です。
ただ、それはそれとして、どうか自分の目標に向かって、コツコツと学習を続けていってください。
結局、入試はどういう試験であれ、「点数をたくさん取ったほうが勝ち」なのですから。
今月は定期試験の月です。
中高校生の生徒さんは、一部を除いて今月に2学期の中間試験が実施されます。
中学校の定期試験について申し上げますと、通常は3年生が今月初旬、1・2年生が今月下旬になります。
ところが今年は、3年生と一緒の時期に1・2年生の中間試験を実施する中学があります。
そんなわけで、同じ仙台市内にもかかわらず、1・2年生で中間試験の時期が1か月弱のズレがあります。
目標はそれぞれの生徒さんで異なります。
上位陣については、それぞれ次の通りです。
(前回)3位→(今回)1位
(前回)3位→(今回)1位
(前回)21位→(今回)10位以内
いずれの生徒さんにも、目標達成を厳命しました。
うち、2名は二高、1名は一高が第一志望です。
特に前回3位だった生徒さんには、「あなたの席次は1位以外にありません」と伝えてあります。
前回21位だった生徒さんは、前々回には12位でした。
この生徒さんは、実力試験10以内という席次の経験もあります。
「10何番とか、20何番とか、2桁目はあなたに必要のない数字です」と言い続けてきました。
そのほか、「何とか平均点を取れるように」とか「3桁順位からの脱出」という生徒さんもいます。
目標はそれぞれです。
目標達成はなかなかきついです。
が、実現不可能ではないと考えています。
生徒さんも、そしてわたしも気を抜けません。
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先日、指導の際中、ある生徒さんから次のように言われました。
〜入試なんかで過去問が大切だって言いますけど、どうして大切なんですか?
同じ問題は出ないわけですよね.....
わたしのような受験関係者にとって、「入試の過去問が大切」というのは、1+1=2くらい当たり前のことです。
それゆえ、いざ生徒さんから「なぜ入試で過去問が大切なのか?」と問われて、一瞬ウッと詰まってしまいました。
その生徒さんには、わたしなりの考えを述べて、納得してもらえました。
そうした経験を受け、今回のコラムでは、「なぜ入試において、過去問は大切なのか」を改めて考察することにしました。
今回は4点述べます。
第一点目として、入試の過去問は、知らない土地を動く際の地図やナビのような役割を果たすということです。
教科書1冊に書いてある内容は、あまりにも莫大な量です。
中学の教科書を取ってみても、5教科3年間分として、15冊もあります。
「どこから何が出るか分からない」となったら、何をどう学習してよいやら皆目見当がつきません。
しかし、過去問があれば、おおよその見当は付きます。
迫りくる入試に完全な対策はできないにせよ、徒手空拳で臨むのと、おおよその見当をつけて臨むのとでは、全く異なります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
第二点目として、入試には同じ問題は出ないが、似た傾向のものは出題されるということです。
入試とは、入学後の学習に耐えうるだけの学力があるかどうかを見るものです。
出題者として「こういうところはしっかり学習しておいてほしい」というところは、おのずと決まってきます。
そうであるなら、過去問にどういうところが問われているかをあらかじめ経験しておくことは必須と言えます。
もちろん、入試ですので、これまでと同じようなものが出される保証はありません。
事実、センター試験では、前回までと傾向が変わるということがありました。
そうした場においても、過去問でしっかり学習を積めば、満点は取れずとも、合格点は取れます。
傾向が変わった場合は、平均点や合格点も低くなります。
出題者はもちろんそのあたりのことも見越して問題作成を行っています。
第三点目として、現在の実力把握ができるということです。
過去問を実際に解いてみて、自分の実力が合格点に達する程度のものなのかどうかを判断するのは極めて重要です。
しっかりできているようなら、これまで通り学習を続けていけばいいでしょう。
実力が足りないとなれば、何らかの対応が必要になります。
その際、志望校の変更なども視野に入ってきます。
模擬試験の実績と照らし合わせながら、自分の実力がいかほどなのかということは、常に頭に入れながら学習に臨む必要があります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
第四点目として、入試本番における時間配分の見当がつくことです。
入試には時間制限があります。
いくら問題を解く能力があっても、時間内に解けなければ意味がありません。
過去問を解いてみれば、「この問題はこのくらいの時間で解く」というようなことが事前に計画できます。
その時間に収まらないような問題は、捨てるなり、後回しにするなりして、他のところで得点できる可能性を探れます。
時間配分の際、特に注意を要するのが数学です。
数学は、ちょっとしたところでつまずくと、連鎖反応的に解けなくなったり、ミスしたりということがあり得ます。
心臓にはよろしくない科目です。
数学は易しい問題、難しい問題等、正答率にかなりバラつきがあります。
それに従って、時間配分も事前に考えておかねばなりません。
また、宮城県の公立高校入試には、国語で作文が課されます。
毎年160〜200字というパターンですが、この作文に要する時間も要注意です。
生徒さんの模擬試験を見ていると、作文がまるっきりの丸坊主というケースはさすがに稀です。
しかし、作文に時間をかけ過ぎて、他の読解問題が疎かになってしまうというケースは珍しくありません。
以上述べたように、過去問は受験対策の基本中の基本です。
今からの季節は、特に時間配分に神経を使っていく必要があります。
お問い合わせをいただくケースを考えてみますと、「子供をナンバースクールに!」というご家庭からの依頼は多いように感じます。
それは、かつて家庭教師派遣会社で仕事をしていたときと比べてもそうです。
またこの頃は、高専志望者からの依頼も増えてきています。
ナンバースクールや高専志望の生徒さんをお引きするに当たって、わたしは「なぜその学校なのか?」ということを、いろいろな面から尋ねるようにしています。
そして、「受験をする上での覚悟」がいかほどかを探ります。
甘い話は一切しません。
「覚悟」ができていない生徒さんには、「やめておいたほうがいい」ときちんと伝えています。
わたしに当初「やめておいたほうがいい」と言われて、ナンバースクールや高専を受けて合格した生徒さんは、2名います。
1名は、「二高に行きたい」という希望でしたが、わたしに「覚悟が足りない」と言われ、のちに宮一に合格しています。
もう1名は、わたしに「やめておいたほうがいい」と言われたことが、逆に本人の気持ちに火をつけた形になりました。
その生徒さんは一高に合格しています。
元々、わたしは彼らの発奮を期待して「やめておいたほうがいい」と伝えているわけではありません。
覚悟がないままナンバースクールや高専を受験しても、本人にとって負担が大きくなるだけだと考えるからです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
さらに、わたしがナンバースクール・高専受験に「それなりの覚悟」を求めるのは、「高校合格後」のことを考慮しているからです。
ほとんどの受験生は、高校に合格することだけで精一杯です。
「高校合格後」のことまで考える精神的な余裕はほとんどありません。
しかし、高校入試が終わり、進路が決定してしまえば、「高校合格後」のことが突如として現実の問題となります。
もちろん、その高校が自分に合わないと分かれば、いつでもやめて、進路変更は可能です。
とはいえ、高校入学後の進路変更は、かなりの精神的かつ肉体的な負担を要します。
そういう進路変更をした生徒さんを何人か見てきた身としては、ナンバースクールや高専を気やすく勧める気にはどうしてもなれません。
それでも、ナンバースクールのほうは、まだ「高校」という範疇に入っています。
これが高専となると、その「覚悟のほど」は、ナンバースクールよりハードルが高いと感じています。
高専という存在を知らない人に、「高専とはこういうところ.....」という道を示すことはあります。
しかし、それと「覚悟のほどが求められる」こととはワンセットです。
「就職率は限りなく100%!」
「高校が課すようなムダな宿題がない!」
ということだけを強調することはありません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしがここでナンバースクール・高専の受験に「それなりの覚悟」を求めると言っても、受験を考えている生徒さんに強要するつもりはありません。
わたしの意見に絶対に従えなどという意図もありません。
あくまで「合格する気ならば、こういう基準は満たしておいたほうがいい」というアドバイスにとどまります。
そもそも受験校をどうするかということは、生徒さんやご父兄が決めることです。
わたしができることは、アドバイスです。
「ナンバースクールや高専に通うことになった暁には、別に成績が下のほうでも構わない。卒業できれば.....」という人もいるでしょう。
実際、「成績が下のほうでも楽しかった」という人もいるに違いありません。
人の価値観は様々です。
それを否定するつもりはありません。
しかしながら、よく分からない授業を受けて、勉強勉強とせき立てられるのは、心理的な負担がかなり大きいのではないでしょうか?
自分だったら、そういう環境に耐えられそうにありません。
そうなれば、学校や仲間から遠ざかってしまう確率は高くなります。
であるなら、ナンバースクール・高専のネガティブな情報をあらかじめ示しておく必要があるのではないか、とわたしは感じます。
この点、医療の現場でインフォームドコンセントが重んじられていることと同様です。
その情報を受けてどうするかは、受験生ならびにご父兄次第です。
今月の「対抗バトル」では次の生徒さんを「英雄認定」いたします。
(模擬試験の部)
仙台市青葉区 小学3年 Oさん
☆前回比 偏差値9.2アップ 改善率16.46ポイント
(実力試験の部)
富谷市 中学3年 Kくん
☆前回比 23位アップ 改善率14.36ポイント
今回は中学3年生、小学3年生の2名が受賞です。
Oさんは俊英四谷の月例テストで、前回比偏差値9.2上昇しました。
特に国語の成績アップが著しいです。
国語だけを見ると、偏差値が10上昇しています。
偏差値10アップというのは、かなりの上げ幅です。
3か月という短期間に、これだけ偏差値が改善しているというのは、わたし自身も記憶がありません。
それだけしっかりと努力を積み重ねている証左です。
Kくんは、ここ最近、体調を崩してしまったことがありました。
今はそれも何とか落ち着きを見せています。
入試までは数学・英語の強化をさらに図っていきます。
問題演習の際には、一つ一つを着実にものにしていってください。
月並みな言い方ですが、健康第一です。
これを損ねてしまっては、元も子もありません。
この時期、「無理をするな!」というほうが、無理かもしれません。
ただ、まずは自身の健康に十分に留意して、今後の学習に臨んでください。
2人ともよく頑張っています。
引き続き応援していきます。
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今回のコラムでは、二高の生徒のご父兄の職業について取り上げます。
以下の数字は、平成30年度「学校便覧」より引用しています。
それによると、職種ごとの数字は下記のようになっています。
数字は人数で、カッコ内の数字は全体に占める割合です。
農林漁業 0(0%)
土木建築業 64(6.7%)
製造業 51(5.4%)
卸小売販売業 32(3.4%)
金融保険業 53(5.5%)
出版新聞印刷業 16(1.7%)
運輸通信業 30(3.2%)
電気ガス水道業 60(6.3%)
サービス業 129(13.6%)
医療保健業 188(19.8%)
教員 145(15.3%)
国家公務員(教員除く) 37(3.9%)
地方公務員(教員除く) 62(6.5%)
その他 83(8.7%)
合計 949
「医療保健業」というのは、主として医師であると思われます。
その割合が最も高く、約20%を占めます。
次いで多いのが、教員で約15%です。
こうしてみると、全体の3人に1人は、「先生」と呼ばれる方々の子息ということになります。
社会全体の職種構成からすると、かなり特殊な割合になっています。
二高という高校を考えると、小さいころからの学習習慣であるとか、親からもらった能力等、よい環境におかれた人が、相対的に多くなっていると言えます。
そう考えると、何となく上記の結果は予想されそうな気がします。
実数値は上記の通りです。
生まれ持っての「健康偏差値と学習偏差値」.....
「何だ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
今回のコラムで述べるのは、健康面および学習面において「持って生まれた力の小さい人」がいかに処世を行っていくかについてです。
さて、本欄でも過去に述べたことがありますが、わたしは体が丈夫なほうではありません。
大腸穿孔・虫垂炎など、都合3度「切腹」の経験があります。
その他にも手術の経験があります。
そして1年に1度は発熱して寝込んでしまいます。
自分自身では健康に人一倍気を付けているつもりです。
体に負担がかからないよう、「自分なりに」留意してはいます。
しかし、結果は上記の通りです。
それに引き換え、わたしの家族は寝込んだり、手術をしたり、ということがまずありません。
彼らを見ていると、いつも羨ましいと感じてしまいます。
要するに、わたしは、生まれ持っての「健康偏差値」が一般的な人に比べて低いということです。
これは持って生まれたものです。
わたしがいかに健康に気を遣ったところで、彼らの「健康偏差値」を追い抜くことはできないでしょう。
一方、彼らからわたしを見れば、「自分は大過なく暮らしているのに、なぜこんなに弱いんだ? 自覚が足りないんじゃないか? 気合も足りてない?」となります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回述べたことは、学習面にも当てはまります。
生まれ持っての「学習偏差値」は、人によって大きく違います。
ほんとうに「目から鼻に抜ける」という感じの生徒さんもいます。
その反面、平均的な生徒さんなら簡単にできてしまうようなことが、懸命に努力してもまるっきりできないという生徒さんもいます。
それは「個性」という言葉で片づけられないほど残酷なものです。
生まれ持っての「学習偏差値」が一般的な人に比べて低い人は、少なくとも学校時代において、損をすることが多くても、得をすることは多くありません。
「ほかの人なら何でもない問題なのに、なぜ解けないんだ? 自覚が足りないんじゃないか? 気合も足りてない?」という誤解を受けがちです。
この現状を解決する方法は、わたしもいろんなことを考えたものの、有効な手段が見つかりません。
しかし、解決はできないものの、少しでも現状を改善する方法はあると思っています。
それは、受験の指導者の言うこと、指導したことを、自分なりに愚直なほど忠実に聴いて実行することです。
ここで留意すべきは、「聴く」だけでは不十分だということです。
「忠実に聴いて実行する」という点です。
自分なりに実行して初めて効果があります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
もとより、生まれ持っての「学習偏差値」の低い人がいくら頑張っても、平均的な「学習偏差値」の人にかなうべくはありません。
ちょうど、このわたしがいくら努力をしても、平均的な「健康偏差値」の人を超えることができないようにです。
世の中というのは、実に不公平にできています。
それは仕方がありません。
しかし、自分なりに考えて、努力を積めば、何とかサバイバルはできます。
生まれ持っての「学習偏差値」の低い人は、もし自身の現状を何とかしたいと感じるなら、人一倍、いや人三倍は努力する必要があります。
平均的な人と同じ努力をしていたのでは、現状は改善しません。
平均的な「学習偏差値」に達しない生徒さんであっても、人三倍努力し、その人の手が届く最難関へ合格した例は数件あります。
「渡る世間に鬼はない」という言葉の通り、地道な努力を重ねていくと、それを認めてくれる人はいます。
わたしはそういう生徒さんを大いに称賛しています。
以上は、単に学校の学習だけでなく、社会に出てからも通用する論理です。
まだ生まれてから20年未満という人は、学校を出てからが長いです。
生徒さんは社会に出ると、わたしの述べた意味が、よく分かるようになると思います。
中1生はこの時期にかけて、定期試験という人が多いです。
この中1の秋口から、テストの点数がガタ落ちしてしまうという人が大勢います。
この件については、弊サイトの「どうして勉強ができなくなるのか」のページの中に、「小学生のころはできたのに」で詳細を述べました。
今回のコラムでは、中1生の英語に対象を絞ってコラムを書くことといたします。
中1生は英語という授業をすでに小学生のころから受けています。
その内容は、「英語に慣れ親しむ」ことが目的です。
国語や算数などと異なり、学校では英語の試験が実施されているわけではありません。
それが中学入学後、突如「英語の定期試験」なるものが行われます。
そして、他の教科と同様、通信票の評定や定期試験の結果に関係することになります。
公立中学で、中1生の英語に関する学力を考えると、中1の4月というスタート地点において、すでに差はできています。
特に上位陣と下位層とでは、「埋めがたい差」ができています。
上位陣には、英検4級(中2生の平均的な英語力)や3級(中3生の平均的な英語力)を小学校のころに取得している生徒がいます。
一方、下位層では英語はおろか、ローマ字の読み方もままならない生徒がいます。
そしてその間を構成する中間層がいます。
要注意なのが、この中間層です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
中間層の定義にもよりますが、偏差値60未満、つまり全体を100名とすると15番から下という生徒さんは、夏休みを迎えた段階で、すでにあやふやな部分を抱えています。
この段階では、英語の学習もまだそれほど進んでいません。
学校で習う事項も決して多いわけではありません。
しかし、この「あやふやな部分」は、放置しておくと修復できません。
夏休みを過ぎると、新しい事項が多くなってきます。
それが消化しきれず、頭の中で整理不可能になっていきます。
そして、その未整理分は点数となって、秋の定期試験で出てきます。
現に今担当している生徒さんの中1における英語の平均点の推移は次の通りです。
点数は(1学期中間)→(1学期期末)→(2学期中間)の順です。
<現中2の一部>
80→65→51
78→63→58
<現中3の一部>
83→79→77
78→78→70
ここで例に挙げた中3生はいずれも、優秀な子息が多く集う中学校での数字です。
中2生はそれ以外の学校です。
中3生の数字は、平均点の低下の度合いが緩やかです。
一方、中2生の数字は、最初の定期試験と比較して、20〜30点も下がっています。
仙台市内の一部を除くと、そのほかの多くの中学校では、中2生の箇所で示したような推移をたどります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
中1の夏休みまでに習うことは、量的に多いわけではありません。
そして量的に多くない一方、今後の英語学習において、この時期は最重要です。
数学で言えば、apple(リンゴ)とかthis(これは)とかいった英単語をきちんと読み書きできることが、「足し算」に当たります。
そして、"This is a pen."(これはペンです)を「これはペンではありません」にする文法知識が「掛け算の九九」に当たります。
1+1=2や2×3=6が完全でなければ、その後の算数の学習には支障をきたします。
英語もそれと同様です。
中1夏休みまでにやる英語にほころびがなければ、その後の英語学習はスムーズに運びます。
いくら新しい事項を積み重ねても、動じる必要はありません。
一方、わずかでも不十分なところがあれば、そこから間違いなくグラツキを見せます。
そしてそのグラツキの大きさが、人によって大きくぶれます。
中1の夏休みまでというわずか3か月間に、そうした状況が一気に進みます。
その結果が秋口の定期試験の結果です。
これを生徒さんだけの力で何とかしようとするのは、まず不可能とお考え下さい。
そういうほころびが独力で何とかできるほどの生徒さんならば、そもそもがそういう事態に陥っていません。
ご心配なご父兄は、なるべく早く、受験関係者に相談なさるとよいと思います。
早ければ早いほどいいです。
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標題の件につき、中3生の結果が点数のみ出そろいました。
また、一部、中1・中2生ですでに試験が実施されています。
上位層の5教科の点数は以下の通りです。
中1 474点(数学100点)
中3 466点
上記中1の生徒さんは、前回447点でした。
今回は27点アップとなりました。
通常ですと、中1の場合、11月の中間試験は、9月の1学期期末試験から点数が下がる傾向にあります。
そうした流れをはねのけました。
また、中3生については、前回445点から21点プラスです。
ただ、この生徒さんは、前々回に460点台でしたので、点数を見ると復調にあると言えます。
この生徒さん以外では、中2の生徒さんで、英語が(前回)62点→(今回)76点となり、14点上っています。
初めて英語の平均点を上回ることができました。
こうした結果になったのは、中1の単語・文法事項の「特訓プログラム」をコツコツこなしたからだと思われます。
やはり「コツコツ学習」は、力を発揮します。
これから中1・2生が中間試験に向かいます。
結果が出ましたら、随時アップしていきます。
本日現在の指導枠空き状況は以下の通りです。
お問い合わせをくださる方は、以下をご参照ください。
☆お問い合わせに当たって、合格実績を参考にしたいご父兄へ
当方の合格実績のページをご参照ください。
また、過去5年間の合格実績一覧もご参考にどうぞ。
<空き状況>
☆平日
夕方〜夜の時間の枠はありません。
14時以前あるいは22時以降も受け付けております。
☆土曜・日曜
土曜日に1枠の空きがございます。
日曜日の指導は「完売」です。
お住まいの場所の関係で、指導のできない場合がございます。
詳しくはお問い合わせください。
◎「なるべくなら平日指導希望」というご家庭向けに、「平日指導のキャンセル待ち」を承ります。
他のご家庭の解約あるいは入試が終わったことによる指導終了があった際、優先的に平日での指導を行うようにいたします。
現在、「平日のキャンセル待ち」2件です。
☆12月以降の予定
12月は、冬休みに入ります。
12月28日(木)ならびに29日(金)に「お正月前学習会」を開催します。
こちらの募集はすでに締め切っております。
また冬休み中の「追加指導」は4件のご家庭より以来のお問い合わせがあります。
日程としては、もう少し取ることができます。
「短期指導」のみをご希望のご家庭はお問い合わせください。
指導に当たって、当方は、特に次のような生徒さんの力になれます。
1.大学受験、赤点対策を希望する高校生
2.二華・青陵・附属など中学受験を予定する小学生
☆特に俊英四谷や栄光ゼミナールのサポートをご希望のご家庭
3.通塾しても、成績がなかなか上がらない中学生
☆特に仙台一高・二高といったナンバースクール、高専受験の際の塾サポートをご希望のご家庭
☆学習障害やADHDなどの発達障害を持つ生徒さん、大歓迎!
先月は、子息がナンバースクールの受験を希望するご家庭からの問い合わせが多かったです。
二華・青陵中を志望するご家庭からのお問い合わせも引き続きお待ちしております。
指導をお引き受けするに当たりましては、「生徒さんが、菊池の指導を受ける意思があること」のみが要件です。
現状の成績については、一切問いません。
一方、「うちの子供は、全くやる気がありません。何とかやる気の出るようにして下さい」というご依頼は、申し訳ございませんが、お引き受けできません。
わたしの時間は有限です。
やる気の全くない生徒さんより、「自分の成績を何とかしたい」と考える生徒さんのためにわたしの時間を割きたいと考えています。
引き続きよろしくお願いいたします。
現在担当している小学生は、全員が二華中あるいは青陵中を志望しています。
そして、1名を除いて全員が四谷大塚に通塾中です。
四谷大塚における今春の実績は、二華定員105名に対して合格者75名、青陵中定員140名に対して合格者58名です。
大きなシェアを持っています。
二華・青陵向けのコースは4年生(実際には小3の2月)から本格的に始まります。
そして、5年生までに小学校の「基礎内容」を一通り終えます。
6年生(実際には小5の2月)から二華・青陵向けの入試演習があります。
このコースで最もハードルが高いのは、5年生の「基礎内容」です。
ここで、「基礎内容」というのは、「易しい」という意味ではありません。
あくまで、「入試を解くための土台になもの」という意味です。
そして、内容は「極めて高度」です。
中学校の定期試験で問われるような内容、つまり高校受験に出題されるようなことも演習します。
算数は申すに及ばず、国語で扱う読解問題も、高校入試のほうが易しく感じるくらいです。
わたしの中学生の生徒さんは、理科・社会なら何とかなりそうです。
算数は一高・二高を狙うようなトップクラスの生徒さんでないと太刀打ちできません。
それも「中学以降の数学」を使って何とかできるといった具合です。
「小学校までの算数」では、特別な訓練を受けていない限り、まず無理です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
こういったものに対応するには、学習面においても、ご父兄のサポートなしでは厳しいでしょう。
ここでいう「学習面でのサポート」というのは、子息にそういった高度な問題の解き方をある程度教授するということです。
つまり、ご父兄自身が「ミニ家庭教師」になることを意味します。
わたしが四谷大塚に通塾しているご家庭の指導をする場合、生徒さんのみならず、ご父兄をサポートするという側面があります。
四谷大塚のカリキュラムは厳しいです。
それゆえ、ご父兄も、そして生徒さんも疲れ果てているという話をちょくちょく耳にします。
そういう状況の中にわたしの目が届くことで、ご父兄や生徒さんの負担を和らげることができています。
また、単に「負担の緩和」というだけでなく、成績の改善もみられています。
例えば、最近ですと、ジュニアコースに通う生徒さんで、国語の月例テストの成績の偏差値が3か月で41.7→51.7に上昇したケースがありました。
二華中・青陵中受験に関して、そもそもの素質がないという場合は別ですが、それなりの素質がありつつも結果が今一つ出ていないケースのことも聞いています。
わたしのサポートがあることで、ご父兄・生徒さんの負担軽減、そして成績向上が今後とも続くようにしていきたいと考えています。
先般、ある塾の方のお書きになったものをネットで拝読する機会がありました。
その際、生徒さん同士の競争に対する考え方が記してありました。
そこには、基本的なスタンスとして、「生徒さん同士の競争はなるべくさせない」とありました。
そして、「あ〜、なるほど。こういう観点もあるんだな〜」と感じ入りました。
塾にもトップ校を目指す塾、補習をメインとする塾など様々です。
それぞれ、置かれた環境が異なります。
塾の場合は、集団指導、個別指導にかかわらず、生徒さんが教室に通って指導を受けます。
つまり、他の生徒さんの顔が見える仕組みです。
一方、わたしのような家庭教師というスタイルは、家庭の中でのマンツーマンが基本です。
生徒さんは講師を独占できます。
講師は生徒さんに合わせてくれます。
ですので、他の生徒さんの顔が見えません。
そういう風に、指導形態で事情が異なります。
ですから、生徒さん同士を「競争させる」、あるいは「競争させない」と一口に語っても、どちらのシステムがいいのかは、置かれた事情によって異なります。
どちらが優れ、またどちらが劣るということにはなりません。
それぞれの受験関係者が、自分の目指すところに最適と思われるものをそれぞれ判断するのがよかろうと思われます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
では、わたしはどう判断しているのかというと、「できる限り競争の原理を取り入れたい」という方針です。
前述したように、家庭教師という指導形態は、他の生徒さんの顔が見えません。
それは自分のペースで学習ができるという利点があります。
一方、それは短所にもなり得ます。
「相手との競争」がないことで、学習のペースにダレが出てきます。
あちらが立てば、こちらが立たず.....
この困難なバランスをいかに取っていくかは、生徒さんの性格、志望状況などによって異なってきます。
この点、上位層にある生徒さんならば、競争原理によって動かすことが重要だと考えています。
上位層をターゲットにした集団指導塾は、だいたいこういう方式を取っています。
わたしも、この層の指導の際には、「見えない相手」のことをしばしば口にします。
.....二高志望の中2の生徒さんは、○○中学でトップ5に入った。
○○中学で、この順位だと、だいたい順当に行けば、二高突破が可能です。
あなたも次回の試験では、480点以上を取って、トップ3に入るようにしてほしい.....
という具合にです。
特に年下の生徒さんの話を出すと、彼らの意識は引き締まります。
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(前回の続きです)
わたしが夏休みや冬休みに学習会を開催するのも、「生徒さん同士の競争」を意識したものです。
学習会は、このところ参加者6名という少数精鋭で、7時間×2日の学習を行っています。
大手塾が行う泊りがけの合宿等に比べると、穏やかで、かつ小規模ですが.....
参加する生徒さんの学年、学校、成績状況も様々です。
そうした生徒さんたちが一つの教室に集って学習に励みます。
形態としては、個別指導塾のそれと同じです。
それゆえ、生徒さん同士の顔が見えます。
わたしから見ると、集団であれ、個別であれ、生徒さん同士の顔が見えるということは、それだけでも「生徒さん同士の競争」を高めています。
さらに、「対抗バトル」と称して、頑張った生徒さんを表彰するのも同様の趣旨です。
わたしの表彰基準は、「前の試験に比べて、どれだけ上がったか」です。
それゆえ、学習の苦手な生徒さんも努力次第で十分に表彰の対象となります。
一方、上位層で安定した成績を収めている生徒さんは、この基準から外れてしまう傾向にあります。
そういう生徒さんには、「敢闘賞」などで表彰しています。
今後とも、「生徒さん同士の競争」を促すような工夫があれば、積極的に取り入れていきたいと考えています。
多くの私立高校は、現在、コース制をとっています。 そういったコースの中で、いわゆる「特進コース」が設けられています。
今回のコラムでは、「特進コース」の偏差値を、進学実績と併せて高い順から紹介してみます。
高校名の箇所にある数値は偏差値です。
引用した偏差値は、みやぎ模試2020年受験版に基づいています。
また☆の大学名の箇所にある数値は合格者数です。
東大・京大・東北大に焦点を当ててみました。
進学実績は、「大学入試全記録2019年度版」(サンデー毎日)に基づいています。
ウルスラ type1 66
☆京大 1 東北大 14
育英 特進東大選抜 62
☆東北大 4
東北学院 特進 61
☆東北大 1
尚絅 特進 60
☆東北大 1
白百合 LS 59
☆東大 1 東北大 2
宮城学院 選抜 58
☆東北大 1
榴ヶ岡 特進 56
☆東北大 1
東北 創進 52
☆東北大 2
城南 特進 49
常盤木 スーパー両立 49
聖和 特進パイオニア 47
聖和 特進アドバンス 46
ドミニコ 特進 45
生文 特進 43
県内私立高校のトップに君臨するのは、ウルスラtype1です。
仙台二高の偏差値が68、仙台一高のそれが66です。
一高と並んでいます。
ウルスラtype1は、平成28年に63だった偏差値が、3年で3ポイント上がりました。
東北学院は一昨年に、榴ヶ岡は昨年に新コース制を導入しています。
宮城学院も今春、コース制のマイナーチェンジを行っています。
上記数字で分かるように、同じ「特進」コースでも、学校ごとにかなり難易度の開きがあります。
ただし、偏差値が50未満の特進コースについては、他校に比べてかなりお得な特待生特典があります。
興味のある方は、ホームページ等で確認をしてみるとよいです。
中3生の三者面談は、わたしの生徒さんの場合、終わった人、これからの人が半々です。
この時期には、志望校を「仮決定」しなくてはなりません。
そうした時勢を考慮し、今回のコラムで焦点を当てたいのが、偏差値40〜45辺りにいる生徒さんです。
偏差値40〜45とは、全体を100人としますと、だいたい70〜85番付近にいる生徒さんのことです。
このくらいの順位にいると、「公立高校に行ったほうがいいのか、私立高校に行ったほうがいいのか」で悩むケースも多いように感じます。
ところで、このクラスの公立高校には、仙台圏に次のようなものがあります。
数値は「みやぎ模試2020年度」から引用した偏差値です。
<普通科系>
名取 41
西 45
塩釜 44
広瀬 41
松陵 41
利府 45
<実業系等>
名取 家政 40
県工 電気・化学工業 44
市工 40〜46
塩釜 ビジネス 41
利府 スポーツ 41
実業系の学校がちらほらと顔を出しています。
また、仙台駅を中心にして考えると、やや離れたところにあるともいうことも分かります。
「どの高校がいいのか?」とご父兄から質問を受けた場合、わたしはいつも「本人が行きたいと思うところに行くのが一番いい」と答えています。
そういうものがないときには、「公立を中心に選ぶのが『常道』かもしれませんが、私立も選択肢の一つ」と答えるようにしています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
とは言え、本人自身に確固とした考えがないという場合もあります。
というより、このクラスの生徒さんの場合、かなり多いです。
「通うのにあまり遠くないようなところならどこでも.....」
「どこかで聞いたことのある高校だし、知ってる人も多そうなので、そこで.....」
というフワッとした理由で学校選びをすることがかなりあるように感じます。
それはそれで構いません。
その高校に入って、本人が頑張れればOKです。
上記のような理由ですと、だいたい自宅からそう遠くない公立高校が対象となります。
ただ、受験をしても、合格するとは限りません。
そうなると、「かなり遠く」の私立に行くことになります。
私立は公立に比べて、「面倒見のよさ」をウリにしているところが多いです。
また、私立は公立に比べて、「校舎が綺麗」「設備が整っている」ことも多いです。
公立高校は、役所と同様、設備を耐用年数ぎりぎりまで使います。
「校舎の綺麗さ」について、女子は当然として、男子も結構その点を言います。
100点満点の高校が存在しない以上、高校選びはどこかで何かを妥協しなくてはなりません。
重要なのは、「何を重視するのか」をハッキリさせる点にあるとわたしは考えます。
さて、この点、いかがでしょうか?
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