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受験業界には、誰が言い始めたのか定かではありませんが、「深海魚」という言葉があります。
これは、中学受験で中高一貫校に入ったものの、入学してからずっと成績が振るわず、下位にいたままの状態のことを言います。
今回は、二華中・青陵中の新1年生をお持ちのご父兄向けに書くことにします。
目的は、子息が「深海魚」にならないためにです。
さて、わたしは、今、「深海魚」という言葉を使いました。
この「深海魚」という言葉は、二華中・青陵中の下位20%くらいとお考え下さい。
ですから、二華であれば85位から下、青陵であれば110位から下あたりをイメージしています。
わたしは、二華・青陵のトップ層、「深海魚」層、いずれも指導経験があります。
そうした経験から言えるのは、二華にしても、青陵にしても、上位5%くらいにいる生徒さんを除けば、誰でも「深海魚」になる可能性があるということです。
逆に言うと、入学後、ほんのちょっとしたきっかけで、あっという間に「深海魚」になってしまっています。
例えば、二華には、四谷大塚の判定模試で、偏差値60を超えるような優秀な生徒さんばかりが、105人も集うわけです。
その中で競争をするわけですから、必然的に「トップ層」と「深海魚」が生まれます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしはこれまで、「深海魚」状態になっている生徒さんを見てきました。
彼らに共通しているのは、「中学に入って以前ほど勉強しなくなってしまった」
ほぼこれに尽きます。
「深海魚」状態となっている二華・青陵の生徒さんは、とにもかくにも、「中学に入って中学受験前より勉強のペースを緩めてしまったんだろうなあ」ということだけはよく伝わってきます。
生徒さん本人も、そして、もしかしたらご父兄自身も、二華・青陵に合格して、「ほっと一息」ではなく、「三息」ぐらいついてしまったのかもしれません。
入学すれば、少なくともこれまで以上に勉強しなければなりません。
入学後は合格者だけで競うからです。
合格者だけで勉強しなければ、成績は落ちる.....
当たり前と言えば、当たり前.....
何しろ、二華・青陵には、「選ばれし中1生」が集うからです。
確かに、ボーダーラインをギリギリで突破したような生徒さんは、入学後に苦労はしています。
「深海魚」状態になっている生徒さんもいるでしょう。
しかし、勉強のペースを落とさず、本人がしっかりと意識を持っていれば、「深海魚」になっているケースは、意外と少ないような気がしています。
このあたり、生徒さん本人・ご父兄自身の意識が色濃く反映されます。
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(前回の続きです)
そもそも、二華・青陵の入試のときには、「本人が主役、親が伴走者」でした。
親のサポートなくして、中学受験の突破はできません。
しかし、中学に入ると、定期試験にせよ、模試にせよ、親の手からかなりの部分が離れていきます。
「離れていく」ということは、子息本人が自分の力で、時間などの管理をやる必要が出てくることを意味します。
中高一貫校向けの塾にしても、内容は基本的に「6年後の大学入試に向けて」というものです。
個別指導でない限り、目の前にある試験のための対策は、子息自らが行います。
「指示通りにやっていればいい」という中学受験の仕組みに慣れ切ってしまうと、そうした指示がなければ、学習量の不足に陥りがちです。
そうなると、「深海魚」状態あるいは、その予備軍です。
以上は、「『深海魚』状態=望ましくない」という前提での話です。
中には、「深海魚」状態は、あまり気にならない、学校生活は普通に送れている、という生徒さんもいるでしょう。
ただ、わたし自身が同じ立場になった場合、耐えられる自信がありません。
そして、「深海魚」状態になって、わたしの元に来る生徒さんを見ていると、「深海魚」でないほうが、「深海魚」状態よりもずっといい、ということを実感します。
それゆえの今回のコラムです。
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今年のゴールデンウィークは、一昨年・昨年と違って、「いつものゴールデンウィーク」に7割型近づいたかなあと言う印象です。
運動部の大会も、このゴールデンウィーク期間中に、コロナ前とほぼ同じように行われています。
もちろん、感染防止のための措置というのは取られています。
が、一昨年・昨年のような「切迫感」はありません。
コロナの新規陽性者は、一昨年・昨年に比べると、激増してはいます。
その一方で、ワクチン接種は進みました。
そうしたことがあって、このような流れになっているのでしょう。
ところで、このゴールデンウィーク、受験関係者の多くにとっては、「まとまった休みが取れる時期」です。
大手から中小に至るまで、休みというところが多いようです。
何しろ、年明けから入試→春期講習と続くわけですから。
こういう機会に休んでおかないと、先生方もなかなかまとまった休みをとる機会がありません。
もっともわたしのように、「学校・塾のお休みのときに仕事!」という者もいます。
それから、AO入試を抱える高3生を対象とした塾の場合、このゴールデンウィークもそれなりに忙しいです。
8月のお盆を過ぎたあたりから、ボチボチと出願が始まるからです。
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(前回の続きです)
わたしのゴールデンウィーク期間はというと、普段通りに仕事をしています。
一昨年・昨年は、コロナの自粛期間ということで、部活動もなく、いつもと同じペースで指導をしていました。
今年は、部活やら何やらで、「普段のスケジュールよりはちょっと少ないくらい」のペースでの指導日程です。
「コロナ前」に戻りつつあるのも、こういうところから感じます。
ゴールデンウィーク期間は、いつもですと、夜に行う指導を、日中に時間を繰り上げるというスケジュールが多いです。
他の受験関係者の方は分かりませんが、わたしにとっては、これだけでも十分に「休養」になります。
時間をずらしただけですが、昼に指導をするのと、夜にやるのとでは、心理的に随分違います。
夜に仕事がないと、家族と過ごせる時間が増えます。
それから、この時期に仕事の整理をしたりもします。
そんなわけで、ゴールデンウィーク期間は、ゆったりと時間が流れている感じです。
物理的な時間は全く変わらないのですが。
ただ、このゆったりとした時間は、中総体・高総体が終わったあたりから、一変します。
この大会の後には、1週間後くらいに有無を言わさずに中間試験が控えているからです。
さて、この時期、6月中旬以降のため、少し緩やかに過ごすとしますか...
家庭教師という指導形態をとっていると、「個別指導の○○塾に行ってたのですが、なかなか成績が上がらなくて.....」というご依頼があります。
そういう生徒さんの場合、「確かにこの感じだと、この塾では手が回り切れないだろうなあ」と思うことが多いです。
そういう生徒さんのうち、定期試験で30点が取れないというケースはかなりの確率で遭遇します。
今回のコラムでは、英語に焦点を当てて、そうした生徒さんについてお伝えします。
「英語の定期試験で30点取れない」という生徒さんは、大きく分けて2パターンあります。
(パターン1)英語がほぼ読めない
(パターン2)英語は「ホントに最低限」読めるが、単語の意味をほぼ知らない
わたしの経験上、(パターン1)つまり、英語がほぼ読めないという生徒さんは、20%程度です。
「英語がほぼ読めない」という生徒さんは、さすがに少数派です。
多くの場合、(パターン2)つまり、最低限の英語は読めるが、単語の意味がほぼ抜けているというケースです。
「英語がほぼ読めない」という生徒さんと、「最低限の英語は読めるが、単語の意味がほぼ抜けている」という生徒さんでは、「重症度」がかなり違います。
しかし、点数的には、意外なほど差がありません。
わたしの経験では、5〜10点程度です。
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(前回の続きです)
「英語がほぼ読めない」という生徒さんと、「最低限の英語は読めるが、単語の意味がほぼ抜けている」という生徒さん.....
点数として意外なほど差がないというのは、英単語の意味が分からなければ、低得点から抜け出すのは困難であるということです。
このクラスの生徒さんは、「自分の力で何とかする」というのが、極めて難しいです。
学校の授業はどんどん進みます。
さらに、どうにもできなくなってしまっているのが、英語だけではありません。
そこで、「セーフティーネットとしての家庭教師」が必要とされるわけです。
指導をしてみると、彼らは、能力的に高いとは決して言えませんが、素直な生徒さんが多いです。
とにもかくにも、「やろうとしてはいる」ことが感じられます。
一方で、こういう生徒さんの指導の場合、わたしが一番困っているのは、実は生徒さんの能力でも、「できなさ」でもありません。
それは、ご父兄が「かなりの確率で半年ちょいで指導を打ち切ってしまう」ことです。
わたしもできる限りのことをしてはいます。
ただ、そうは言っても、わたし自身の能力の限界があります。
もっとも、中3生くらいですと、受験があるので、辞める確率は、中2までと比べて、低くはなりますが。
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(前回の続きです)
英単語は覚えなくてはならない量が多いです。
現在、600〜700語くらいを、小学校のうちに習います。
全部が全部、読み・書き・意味を覚えていなくても、確かに何とかなります。
とはいえ、これだけの量の単語が抜けてしまっていては、文字通り、「お話にならない」わけです。
こういう状態を、週1回2時間の指導で賄うのは、限りなく無理に近いというのが、正直なところです。
しかもこの時間には、他の教科の指導も行う必要があります。
この点については、指導をお引き受けする時点で、ご父兄には現状をお伝えします。
ご父兄は、その時点で「分かった」とおっしゃりながらも、おっしゃる条件で成果が出ない場合、指導をストップしてしまいます。
こういう生徒さんのご家庭から、解約のお申し出があったときには、
「この生徒さんはやっぱり続かなかったか.....
残念だが、しかたがないか.....」
というのが、正直なところです。
当然のことながら、ご父兄にしても、指導に費やすことができるものには、限りがあります。
「成果の上がらないものに、出すものは出せない」というお気持ちは、よく理解できます。
その一方、30点から抜け出すためには、ちょっとやそっとの努力ではなかなか実にならないというのも、「また真なり」です。
本日現在で判明している各種試験の結果のうち、主要なものは以下の通りです。
<中学生>
◎みやぎ模試
(3月)
中1 357点 偏差値64
☆4教科400点満点
現在の「空き状況」は以下の通りです。
<平日>
夕方早めスタートであれば、対応できる曜日がございます。
夜18時半以降の「ゴールデンタイム」は、「完売」です。
<土曜・日曜>
こちらも「70%程度が埋まっている」状態です。
日曜日での指導は難しい状態です。
「指導が可能かどうか」は、お住まいの地域や指導可能な曜日によって、お引き受けできる場合とそうでない場合があります。
さらに「ある日突然に」指導が可能になったり、不可能になったりすることも出てきます。
興味のある方は、早めにご連絡ください。
その際、成績の低迷している生徒さんには、「週2回以上」の指導をお勧めしています。
特に、「下から数えて20%以下」の生徒さんの場合、これまでのものを挽回するのに、かなりの時間と労力、生徒さん本人の頑張りが必要です。
「週1指導」の場合、指導の効果が表れにくいということをご理解ください。
また、当方は、指導開始に当たって、無料体験指導を実施しています。
この「無料体験指導」は、「契約前の確認」という位置づけです。
わたし自身、「指導に当たって、どういう生徒さんか」を体験する場でもあります。
「他所にするか、菊池にするか迷っているので、取りあえず体験指導を」という方には、体験指導の実施をお断りしています。
その点、ご了承ください。
わたしが高1生を4月の新学期から担当する場合、気に留めていることが二つあります。
一つ目は、数学でこけてしまわないようにすることです。
二つ目は、国語の古典を毛嫌いしないようにすることです。
今回は、第2点目の「国語の古典を毛嫌いしないようにする」ところに焦点を当ててみます。
古典について、ご父兄に話を伺うと、よい思い出のない方が多いようです(苦笑)
わたしの生徒さんのご父兄は、学生時代、勉強を熱心にされていた方が多いのです。
が、こと古典となると、「自分も、古典は苦手でした」と、苦笑いとともにお話になる方がほとんどです。
それから、ある進学塾の塾長さんは、高校時代、古典が苦手だったそうです。
そのため、古典を「捨て科目」として、数学でその穴埋めをしようとなさっていたという趣旨のことを、ご自身のブログへお書きになっていらっしゃいました。
わたしの正直な印象としては、
「この塾長さんほどクレバーな方なら、古典なんかは大したことがなかったはずなのに.....
何ともったいない!」
です。
そういうことが現実としてあるため、わたしは「古典を毛嫌いしないための予防接種」のような指導を生徒さんに施しています。
おかげさまで生徒さんからのウケは非常にいいです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
古典と言うと、まず初めに出てくるのが、動詞の活用です。
上二段活用だの、ナ行変格活用だのというものが、次から次へと出てきます。
さらには、「な に ぬ ぬる ぬれ ね」という具合に、お経や呪文のようなものを暗記しなくてはなりません。
この段階で、ほとんどの生徒さんは、「古文毛嫌い症候群」を発症してしまいます。
そうなると、次のステップに進もうとする気持ちがなえるようです。
しかし、わたしが「ある方法」を使うと、「毛嫌い症候群」なしです。
生徒さんも、実に「分かりやすい」と言ってくれます。
ちなみに、その「ある方法」で、ある実業系高校の3年生に、古典の初歩を教えたことがあります。
その生徒さんは、中学のとき、定期試験で5教科150点を超えたことがなかったくらいの生徒さんです。
わたしが高3でその生徒さんを担当したとき、当然、動詞の活用は「なに、それおいしいの?」状態でした。
しかし、「ある方法」を使ってからというもの、その生徒さんは完璧に動詞の活用を覚えました。
「この生徒さんにこれだけ効果があるんだから、この方法はかなり分かりやすいんだろうな」と、随分と自信を深めることができました。
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(前回の続きです)
わたしが古典の初歩を教えるときに使う「ある方法」というのは、大したものではありません。
わたしのように、高校国語の専門でもない者でも思いつくような「ちょっとした工夫」です。
「ちょっとした工夫」の具体的な内容については、やや専門的な話になります。
ここはご父兄向けのコラムです。
具体的な内容は省きます。
高校の国語の先生が聞けば、
「こんなことで、そんなに理解力が上がるの?」
と思うような内容です。
ただ、生徒さんたちの反応を見ると、スタートがいかに大事かが分かります。
わたしの場合、高1の古典の先生は、授業中に動詞の活用を何度も繰り返し暗唱してくださいました。
そんなわけで、自然と活用表は覚えてしまいました。
今でも、その先生のちょっと甲高い声が、耳に残っています。
「門前の小僧」状態です。
そうした点で、わたしは非常に恵まれていました。
こういうこともあって、わたしは「古文毛嫌い症候群」と無縁でした。
古文・漢文は、試験という観点からすると、非常にコストパフォーマンスが高いです。
他の教科に比べて、少ない労力で高い点が得られます。
逆に言えば、サボるとさっぱり点の取れない科目でもあります。
高1生から、「古文毛嫌い症候群」がなくなるといいのですが.....
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先日来、熊本県にある秀岳館高校のコーチが暴力事件を起こしたニュース、大きく取り上げられています。
この件で特異だったのは、「謝罪動画」を「コーチ」でなく、「サッカー部員」がアップしたことです。
さらに、それを部員が自主的に行ったかのように、監督が主導したことです。
この一連の流れを、「スポーツ推薦で私立高入学を考えている生徒さん・ご父兄」の目線で語っていきます。
私立高へのスポーツ推薦を検討する場合、次の2点に留意しておく必要があります。
(1)勉強より部活重視
(2)監督が高校卒業後の進学・就職などの進路に大きな力を持っている
「勉強より部活重視」は、お勉強の苦手な生徒さんにとって、魅力的に映ります。
それは、ご父兄にとっても同じです。
「うちの子供、勉強のほうはカラッキシだ。
でも、体のほうは丈夫だ。
スポーツもやってきている。
それで何とか、高校に進学できれば.....」
私立高へスポーツ推薦で行く生徒さんは、そういったタイプがかなり多いです。
学校としても、部活で名を上げてもらうことは、今後の「生徒集め」で大いにプラスになります。
スポーツ推薦は、学校・生徒さん・ご父兄、みんなが得をするシステムです。
表面上は。
(次回に続きます)
(次回に続きます)
前回、スポーツ推薦は、学校・生徒さん・ご父兄、みんなが得をするシステムであると述べました。
しかし、学校というのは、そもそも勉強するところです。
部活をするところではありません。
ですから、スポーツ推薦で「勉強より部活重視」となれば、当然いろいろな歪みが出てきます。
それの最たる例が、数年前に日大で起きたアメリカンフットボール部の選手による「危険アタック」です。
その件で、わたしは↓のようなコラムを書きました。
<関連コラム>
日大の事件で明るみになったのは、監督が当該部活に大きな権限を持っているということです。
その権限は、試合でだれを使うか、試合運びはどうするか、というだけではありません。
そのチームに所属している生徒さんの卒業後の進路、つまり進学や就職にも一定の力を持つということです。
名門校の監督となれば、大学・中学など、「その道の専門家」とは太いパイプがあります。
スポーツで大学進学するときには、当然に監督同士のネットワークを使うことになります。
受け入れる大学のほうも、「○○高校の監督の推薦」というお墨付きがあれば、まずは安心して学生として受け入れることができます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
一般的な生徒の場合、大学進学をするというのであれば、入試を受けて合格する必要があります。
入試を受けての進学は確かにハードです。
しかし、スポーツ推薦進学のように、監督の顔色をうかがう必要がありません。
スポーツ推薦進学をしようとすれば、一般的な入試よりは、相当に楽です。
スポーツ推薦とはいえ、早稲田・慶応といった名門校の卒業生にもなることができます。
その一方、監督の意向には逆らえません。
前回のコラムで「学校はそもそも勉強するところ」であると述べました。
そもそも勉強する所である学校というシステムの中で、部活で進学・就職しようと考えるから、窮屈で理不尽なことが起きるわけです。
さらに、今回問題になった秀岳館高校の監督のような人物は、公立高校と違って数年後に別の学校へ異動するということがありません。
そして、彼はあまりにどっぷりとサッカー村という世界に浸り過ぎています。
「今まで何の問題もなくやってきたのに、何で突然こんなことになってしまうんだ」と、彼は腹の中で語っていると思われます。
スポーツ推薦で私立高に進もうと考えている中学生、あるいはそういう生徒さんのご父兄は、今まで述べたようなリスクがあること、心に刻んでおいてほしいものです。
今回のコラムは、正直なところ、書こうかどうしようかというためらいがありました。
受験産業に携わる者から見ると、「ご父兄=顧客」「受験関係者=サービスを提供する者」です。
ですから、
「客に対してサービスを提供するほうが『こういう客は嫌われる』などと公言していいのか?」
という考えも当然出てきます。
しかし、
「受験関係者ってこういう風に考えてるんだね」
と、ご父兄が知っておくことは、ご父兄・受験関係者お互いにとっていいことなのではないかと考えました。
さて、標題には、「受験関係者に嫌われる親」と書きました。
しかしながら、ごく一般的なこととして、ご父兄が
「こういうタイプの人に仕事で接したら、きっとイヤだな」
と感じる人は、受験関係者も同じように「イヤだな」と感じます。
以下、具体的にどういうタイプが受験関係者に嫌われるか、お示します。
◎子供に無関心な親
このタイプのご父兄は、受験関係者に過剰な要求をしたりしません。
ただ、「子供の進路にあまり関心がないんだろうな」というのは、何となく分かります。
子供の進路に関心がないため、「いついつまでにこういうものをしてください」とお願いしても、いつまでも動いてくださいません。
「嫌われ度」としては必ずしも高くありませんが、受験関係者からは「好ましい」と思われません。
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(前回の続きです)
◎受験関係者の要望・意向を聞かない親
前回のコラムで述べたように、基本的には、
「ご父兄=顧客」
「受験関係者=サービスを提供する者」
です。
一方で、受験関係者はいろいろなお願いごとをご父兄にします。
ところが、受験関係者の要望・意向をなかなか聞いて下さらないご父兄は、確かにいらっしゃいます。
こうしたご父兄は、業務の運営上、受験関係者の負担が大きくなります。
◎受験関係者に過剰・理不尽な要求をする親
たぶん、受験関係者から一番嫌われてしまうのが、過剰な要求をするご父兄です。
これは、上で述べた「受験関係者の要望・意向を聞かない」とセットになっていることがあります。
ここでいう「過剰な要求」というのは、「細かすぎる要求」「理不尽な要求」も含みます。
受験関係者が集まったり、懇親会などのとき、決まってこうしたご父兄が「酒の肴」になります。
さらにこういうご父兄は、割と短い期間で辞めてしまうことも多いのです。
受験関係者としては、早いうちにお引き取りいただいたほうがいいとも内心は考えています。
ただ、「苦労ばかりが多くて、骨折り損だった」と、それはそれでストレスになります。
以上述べた例は、ほんとうに少数の方です。
大半のご父兄は、ごく常識的であることを付け加えておきます。
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先日、指導中、生徒さんからこういう話がありました。
.....やらなくてはならないことは分かってるんですが、コツコツやるのができなくて
..........コツコツやるのが、性格的に向かなくて.....
言わんとしていることは、何となく分かります。
そこでわたしは言いました。
「何事にも向き不向きはあるかもしれません。
でも、コツコツやるのが向いているという人って、いないと思いますよ。
確かにそういうことのできない人っていうのは、います。
発達障害系の人とか。
コツコツやるのが、それほど苦痛でないっていう人もいます。
ただ、コツコツやっている人も、ほかに仕方がないからそうやっているだけなんでしょうね。
わたしがそうです。
わたしは性格的にコツコツやるのが、ものすごく苦痛に感じるってわけではないですが、コツコツやるのが向いていると思ったことはないですね。
学生時代も、成績を上げるのに、ほかにいい方法が見つからなかったんで、仕方なしにやってました。
わたしも勉強は面倒だと思ってました。
やらずに成績が上がる方法があれば、そういう方法、ほしかったですよ。
でも、コツコツやれないのを性格のせいにしてしまうと、結果が出ないんですよ」
.....だいたいこういう内容だったと思います。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
受験勉強に特効薬はありません。
「実績がみるみるうちに上がった!」
そういう生徒さんもいます。
塾などの受験産業で、そうした広告を見かけたご父兄も多いはずです。
そういう彼らは、伸びるだけの下地があります。
そして、しっかりと努力しています。
そういう努力は「コツコツ」以外にありません。
以上は学習面でのコツコツです。
わたしも、広告宣伝のために、こちらのコラム、ツイッター、アメブロ、youtube動画などで発信しています。
この発信もコツコツが求められます。
わたしのように無店舗で営業を行おうと思えば、「プロ家庭教師菊池」という者が存在するということを、世間様に向けて発信する以外に方法がありません。
テレビCMをやったり、大々的な新聞広告を打ったりする費用は.....ありません(涙)
ならば、こういう発信以外に、ほかの手段がないのです。
しかも1回や2回、チョコチョコッとやるだけでは、ネットと世間様の中に埋もれるだけです。
率直に申し上げて、コラムを「週休2日」ならぬ「年休5日」で書くのは、かなりキツいです。
できることなら、書かずに済ませたいと思います。
それでもこのペースを守っているのは、「ほかに手段が思いつかないから」です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしが勤め人を辞めてから、フリーランスという形で曲がりなりにもやってこられたのは、このコラムやyoutube動画など、「世間様への継続的な発信」があったからだと思っています。
この中で、いちばんキツいと感じるのは、コラムの執筆です。
youtube動画は、時間がかなりかかります。
しかし、キツさという点では、コラムのほうが大変です。
文章を書くのに比べると、頭や体への負担はものすごく大きいわけではありません。
一方、コラムは1日分を書き終えると、結構グッタリします。
文章を書くというのは、かなり頭に負荷がかかっているのでしょう。
数学の難問を解いているときの感じによく似ています。
業務・広告宣伝の一環としてネットでの発信をしようとすれば、「コツコツやるのは向かない」などとは言っていられません。
となれば、学習においても同じことが言えるのではないでしょうか。
「やらなくてはならないことは、分かっている」
そうなんです。
誰もがそれは分かっているんですね。
あとは、それを実際に、目に見える形で、行動に移しているかどうかの話となります。
わたしも生徒さんに向かって、「コツコツに向いている人なんていない」と語る以上、わたし自らが率先垂範していかなくてはいけません。
かなり大変ではありますが.....
今回は、中1生をお持ちのご父兄に向けてです。
公立高校の受験となると、入試だけの得点で結果が決まりません。
「入試の点数+内申点」で判定されます。
このシステムは、広く認知されているようです。
ただ、「どうすればよくなるのか」あるいは「どうすれば悪くなってしまうのか」については、あまり正確に知られているとは言えません。
ご父兄・生徒さんとやり取りをしていても、そう感じます。
以下、具体的によくなる方法・悪くなる方法を記します。
<よくなる方法1>
◎定期試験でよい点を取る
まあ、当たり前です(笑)
議論の余地はありません。
何だかんだで、定期試験でよい点が取れれば、よい成績がつきます。
ただ、気を付けておくべきは、「よい点を取ったからと言って、評価が高くなるとは限らない」ことです。
「普段の授業態度」もチェックされます。
<よくなる方法2>
◎提出物の期限を守る
これも非常に大切です。
いくら定期試験でよい点を取っても、提出物の期限を守らないと、間違いなく減点の対象となります。
社会に出ても、「いついつまでにこの仕事を終える」ということは、非常に大切です。
仕事となれば、締め切りの連続です。
これは、学校の提出物も同じことです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
<よくなる方法3>
◎普通に授業を受ける
「普通に授業を受ける」というのは、例えば次のようなことです。
(1)授業を受けるときには、忘れ物をせず、きちんと準備しておく
(2)集中して授業を聴く
(3)授業中の居眠りや私語がない
どれもこれも、目新しいものはありません。
当たり前と言えば、当たり前のことです。
ところが、これらのことができていない生徒さんは、意外なほど多いです。
それは、わたしが生徒さんに接しているとよく分かります。
「わたしの指導のときにこうしてるっていうことは、学校でもきっとこうしてるんだろうな」という風に判断できます。
早い話が、「普段通り」が学校でも、わたしの指導でも出ているということです。
今まで述べた<よくなる方法>1〜3は、英語・数学などの5教科と、音楽・体育などの実技教科とでは、評価の仕方が少し違っています。
英数などの5教科では、やはり定期試験の結果が大きくものを言います。
一方、実技教科はそこまで重きを置かれません。
とはいえ、運動神経バツグンという生徒さんも、ペーパーテストの成績が悪いと、5がつきません。
そのため、「お勉強苦手系」生徒さんの場合、実技教科の評価も、高くない傾向にあります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
中1生を見ていると、一般的に男子より女子のほうが、心も体も成長しています。
つまりは、「男子はガキ。女子はしっかり」です。
もちろん男子にもしっかりしている生徒さんはいます。
ただ、個々人の差が激しいのです。
この差が内申点で大きな意味を持ってきます。
言い換えると、内申点では一般的に「女子>男子」となります。
特に男子の場合、女生徒に比べて、「提出物の期限を守る」「忘れ物をせず、きちんと準備をする」という点で、だいぶ見劣りがします。
学校というところにあっては、「しっかり勉強する」「提出物の期限を守る」「普通に授業を受ける」のは、「当たり前」のことです。
もっとも定期試験の結果は個々人で差が大きくなっても致し方がないです。
能力は人それぞれだからです。
しかし、「提出物の期限を守る」「普通に授業を受ける」のは、発達障害という生徒さんを除けば、そこまで難しくはないはずです。
評価をする先生の立場になれば、どちらによい成績を付けたくなるでしょうか?
◎Aくん
定期試験95点
提出物の期限を守っている
普通に授業を聴いている
◎Bくん
定期試験35点
提出物の期限は守らない
授業は集中せず、居眠り・忘れ物の常習犯
常識で考えれば、おのずと分かります。
日頃より当サイトにお越しいただきありがとうございます。
今回のコラムは、本欄をお読みのご父兄へのアンケート依頼です。
お願い申し上げたい事項は、ズバリ「当コラム、youtube動画で取り上げてほしい内容をお知らせください!」です。
わたしは普段、自分の思うところを、コラムあるいはyoutube動画という形で発信しています。
その際、「たぶんご父兄はこういう情報がほしいのではないか」と考えながら、テーマを決めています。
今回の企画を通して、ご父兄から直接ご意見を伺いたいです。
また、今回、ご意見をお寄せ下さったご父兄には、ご希望に基づき、受験相談を行います。
通常、わたしは「○○高校には何点取れば入れますか?」という相談を受け付けておりません。
今回のアンケートでは、そうしたご質問をお受けいたします。
当方へのアンケートにご協力くださる方は、以下のフォームをご利用ください。
6月4日(土)までにお寄せいただければ幸いです。
◎アンケート送付方法
以下のアドレスへメールにてお送りください。
アドレス:czt04512@nifty.ne.jp
(アンケートフォーム)
題名:アンケートへの回答
☆6月4日(土)までにお願いいたします。
内容:
(1)氏名
(2)住所
(番地は不要です。町名までご記入ください)
(3)ご子息の通う学校・学年
(4)コラム・youtube動画で取り上げてほしいこと
(5)受験相談の内容
☆ご相談したいことがある場合にご記入ください。
(6)その他コメント・自由記入欄
☆コメント欄はご自由にご記載ください。
>>>>>
<記入例>
(アンケートフォーム)
題名:アンケートへの回答
☆6月4日(土)までにお願いいたします。
(1)氏名:仙台華子
(2)住所:仙台市青葉区青葉町
(番地は不要です。町名までご記入ください)
(3)ご子息の通う学校・学年
青葉中学3年、青葉小6年
(4)コラム・youtube動画で取り上げてほしいこと
〇〇〇.....
(5)受験相談の内容
〇〇〇.....
☆ご相談したいことがある場合にご記入ください。
(6)その他コメント・自由記入欄
〇〇〇.....
☆コメント欄はご自由にご記載ください。
以上、よろしくお願いいたします。
今回のコラムは、仙台高専入試と公立高校入試についてです。
ネット界隈等をチェックしていると、「高専入試は公立高校入試といかに違うか」というところに焦点が当てられています。
そもそも、高専と高校では、目的が違います。
ですから、入試が違ってくるのも当然と言えば、当然です。
一方、高専入試は公立高校入試は共通点も多いです。
今回は、仙台高専の入試と、宮城県公立高校入試とで、似ている点、違う点をそれぞれ取り上げます。
まず違う点です。
1.推薦入試がある
仙台高専には、推薦入試と学力入試があります。
推薦入試は、内申・面接・作文で判定されます。
学力入試は、一般的なペーパーテストです。
宮城県の公立高校入試は、学力入試のみです。
推薦入試はありません。
2.学力入試には傾斜配点がある
仙台高専の学力入試には、傾斜配点があります。
仙台高専の場合、傾斜配点により数学の点数を2倍にして計算します。
例えば、得点が70点であれば、70点×2倍=140点が数学の得点となります。
他の科目は、100点満点です。
3.解答は全問マークシート方式
仙台高専の学力入試は、全問マークシート方式です。
一方、公立高校入試には、選択問題、記述問題の両方があります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
それから、仙台高専の入試と、宮城県公立高校入試とで、似ているところを2点記します。
1.入試科目は5教科
高専の学力入試、公立高校入試とも、入試科目は国数理社英の5教科です。
高専の場合は、どちらかというと、「国語・社会が苦手・嫌い・興味を持てない」という生徒さんが多く集うようです。
高専の性格上、入試が数理英に重きを置かれるのは、十分に理解できます。
ただ、ここで大切なのは、国社もそれぞれ100点満点の試験が課されている点です。
ここを軽く見ると、合格はおぼつかなくなります。
2.出題される問題の基本部分は同じ
高専の入試問題にしても、公立高校の入試問題にしても、基本となる部分は同じです。
入試問題を見ると、「高専入試=公立高校入試+α」という感じになっています。
ここでいう「+α」は、数理英の部分で「ちょい応用問題」が問われるという風に考えてください。
公立高校入試とは、8割から9割弱くらいが基本部分で同じです。
ですから、高専入試対策も、基本の部分は公立高校入試と同じです。
高専入試向けに備える必要があるのは、「+α」の部分です。
これは、過去問を解いていくなどして、レベル・入試形式に慣れておく必要が出てきます。
先日、中1生の内申点に関して、コラムを書きました。
今回は、これの続編という位置づけです。
<関連コラム>
部活動と内申点に関しては、あること・ないこと、いろんなことが語られているようです。
例としては、こんな感じです。
...部活を辞めると、内申点が下がってしまうらしい
...運動部をやってると、内申書にいいらしいよ
これらはいずれも「都市伝説」です。
ただ、「火のないところに煙は立たず」の例えがあるように、「それらしい事実」もあります。
(事実1)
公立高校入試で、部活が内申で有利に働くことはない。
利府高校スポーツ学科や柴田高校の体育科で、高校入学後、運動部所属が前提となっている。
今の公立高校入試では、部活をしていることが内申点にプラスとなる規程はありません。
ただ、2019年までは、部活で県大会に出場したりすると、入試を受けることができる条件が緩和されました。
以前は、「前期選抜」といって、出願できる生徒を絞った入試が行われていました。
留意すべきは、「スタートラインに立てる条件が緩やかになっただけ」です。
合否には無関係です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
さらに、利府高校スポーツ学科や柴田高校の体育科では、スポーツの実技試験も入試で行われています。
スポーツ科なのですから、当然でしょう。
さらに、こういうところを志願する生徒さんは、中学でやってきた部活動を何らかの形で続けたいと考えることが多いと思われます。
受験生が全員スポーツをするとなれば、入試のとき、運動部に所属しているメリットはありません。
「ボクは野球で県大会へ行きました」.....
「ワタシはバスケットで県大会2位です」.....
スポーツ科はこういう人が多いはずです。
となれば、「運動部だと合格するのに有利になる」ことはありません。
加えて、スポーツ科は、スポーツだけができる生徒を求めていません。
文武両道、言い換えると、勉強も運動もきちんとやれる生徒を求めています。
入試の「求める生徒像」にそう書いてあります。
スポーツに関することを学ぶとはいえ、学校はそもそも勉強をするところです。
学ぶ教科としては、国語や数学もあります。
となれば、学校として「勉強も運動も」という生徒を求めるのは当然です。
「運動だけができて勉強はまるでダメ」という生徒は遠慮してもらいたいはずです。
それゆえ、「運動部だと内申がよくなる」ことがないのも、よく理解できます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
(事実2)
私立高校の一般入試の合否は、基本的に内申書に無関係
推薦入試のとき、運動部の経験を生かせる「引き」が、高校の部活の顧問よりなされることがある
私立高校の入試は、一般入試・推薦入試の2通りあります。
一般入試は、ペーパーテストです。
学力を測ります。
推薦入試は、内申書の評定・面接・作文などで決まります。
推薦入試で最も重きを置かれているのは、通信票の評定です。
例えば「平均評定3.0以上で、中学校校長の推薦がある者」という具合に基準が決まっています。
「運動部だと内申がよくなる」という文言はありません。
また、私立高校では部活動推薦があります。
これは甲子園の常連校が「野球留学生」を集めているやり方です。
部活動推薦は、高校の部活の顧問あるいは監督がかかわる件です。
育英の場合、フレックスコースへの自己推薦は、「2年または3年の平均評定が2.4以上、あるいは部活動で活動した者」がその条件です。
2.4の平均評定というのは、100人中90番台の成績です。
この成績に引っかからず、「部活動で活動した」ということになれば、成績にかかわりなく、推薦の資格を得ることができるわけです。
しかし、このことと、「部活をやっていれば内申がよくなる」こととは、性格の違う話です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
...部活を辞めると、内申点が下がってしまうらしい
...運動部をやってると、内申書にいいらしいよ
内申書について、なぜこのような「都市伝説」が生まれたのでしょうか?
わたしが考えるところ、「私立高校の部活動推薦=内申書がよくなる」と誤解したご父兄・生徒さんが一定数いたということではないでしょうか。
言い換えると、こういうことです。
勉強のほうはカラッキシで、お勉強の入試を受けてもなかなかキツい
→部活をやっていたおかげで、高校に引っ張ってもらった
→試験も面接と作文だけで、お勉強の試験はなし
→運動部をやってると、内申書にいい!
それから、高校の部活の監督の口利きで、進学・就職できたりするのも、「運動部をやってると、内申書にいいらしいよ」という「都市伝説」が生まれた背景かもしれません。
いずれにしても、内申書をよくしたければ、試験でいい点数をとることです。
まじめに授業を受けることです。
内申書をよくするのに、わたしはそれ以外の方法を知りません。
「勉強のほうではかなり厳しいから、部活を一生懸命にやって、内申をよくしよう!」
などと考えても、努力すべき方向を間違えています。
「高校は、部活第一でなく、勉強第一である」
これを理解していれば、部活動と内申書との関係もおのずと理解できそうです。
頭の中では分かっているつもりだった.....
でも、いざやってみると、できてなかった.....
こういう経験は、どなたにもあるかと思います。
わたしもそうです。
であるなら、生徒さんがやるお勉強も、例外であるはずはありません。
生徒さんの様子を見ていると、成績のよい生徒さんほど、
「もしかしたら、自分の理解に間違いがあるかもしれない」
と考えている様子がうかがえます。
そして、学習の苦手度が増すほど、ちょっと分かると「分かったつもり」になり、自信満々の様子を示します。
「連立方程式は自信ある!」などとわたしの前で声高らかに宣言してしまう生徒さんは、その典型です。
で、その「自信ある!」と語ったところの問題を解いてもらうと、解けない問題がポロポロ....
そこでわたしが
「自信があったんじゃないんですか?」
と問うと、
「間違ったんですけど、分かってるんです!」
という答えが返ってきたりします。
間違っているなら、分かっているうちに入りません(笑)。
が、こういう物言いをする生徒さんの多いこと、多いこと.....(嘆息)
彼らを見ていると、「分からないということに対する謙虚さ」は、実に大事だと痛感します。
わたしも「分からないこと」には、謙虚に、そして謙虚に.....
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