〒981-0933 仙台市青葉区柏木1-2-29-301
電話での受付:15:00~20:00
定休日:日曜日
冬休みのイベントとして「学習会」を以下の要領にて開催いたします。
指導内容: 講師1名(菊池)対 生徒さん3〜6名の個別指導
日時: 12月26日(土)・29日(火)
09:00−17:00(途中1時間の昼食休憩あり)
両日・1日のみのお申し込みも可
場所: フラワード北仙台 2階会議室
住所: 仙台市青葉区昭和町3−40
TEL:022-728-4411
詳しい場所はこちら
受講費用: 1名につき 2日間 18,000円 1日 9,000円
消費税はいただいておりません
☆受講に当たっては、会場まで各自お出で下さい。
場所は地下鉄・JR北仙台から南のほうに向かって5分くらい歩きます。
☆昼食は各自ご用意ください。
☆受講費用につき、現在担当のご家庭は、後日、通常の指導料とともにお支払いください。
外部の方は、当日精算です。
☆お申し込みは、6名までです。
定員に達した時点で、募集を締め切ります。
12月12日(土)までに人数が3名以上とならない場合は、実施を見合わせます。
☆お申し込みのキャンセルは、12月12日(土)までにお願いします。
それ以降のキャンセルについては、以下のようなキャンセル料がかかります。
12月13日(日)〜12月22日(火)...受講料の70%
12月23日(水)以降...受講料の全額
8月末に開催しました「お盆前学習会」に引き続き、2日間の開催です。
会場の広さは、ゆったりとしています。
それゆえ、いわゆる密となる心配はございません。
前回8月に学習会を開催した際にも、特段の支障はありませんでした。
14時間という時間は、通常の指導分の7回分に当たります。
そうしたときに、1日しっかり学習に没頭してもらいます。
人数は限定6名までとします。
学習する内容については、生徒さんそれぞれと事前に打ち合わせることにします。
その結果を踏まえ、その生徒さんにとって最も必要なものを選んで実施します。
また、指導に当たっては、菊池による10分の個別指導を、1時間に1回以上、各生徒さんを巡回する形で実施します。
外部生の方も積極的にお申し込みください。
お問い合わせは以下の方法にてご連絡ください。
現在担当しているご家庭は、指導の際におっしゃってください。
電話:022−727−8677
お申し込みのメールはこちらから
☆お申し込みはできるだけメールにていただけるとありがたいです。
ネット界隈で発言されている受験関係者、特に塾長さんのお書きになるものを見ておりますと、「熱さ」が各所から伝わってきます。
その「熱さ」を感じるのが、「怒る」「叱る」というワード群です。
ただ、意外と「褒める」内容が出てこないような気がします。
そうしたご発言の中には、「自分は滅多に褒めない」というのもあります。
厳密にいえば、「怒る」と「叱る」は違います。
ただ、今回のコラムではそういう違いをあれこれ詮索せず、「怒る」と「褒める」について書いてみます。
わたしがネット界隈の言論に接する限り、「怒る」割合の高いのは、トップ層あるいは準トップ層の指導に当たる先生方であるようです。
これは、理にかなっていると思います。
目指すところが上位となれば、入試において厳しい競争が行われます。
その結果、「ちょっとのミス」が取り返しのつかないことになります。
そういう彼らが気合の足りないミスをした場合、指導者からの「何やってんだ、オマエ!!!」級の喝入れは効果があります。
トップ層あるいは準トップ層は、指導者の怒りを受け止め、それを聞いて、何とかしようという姿勢は、それなりにあるケースが多いです。
例外もあるでしょうが、中・下位層にいる生徒さんたちよりは、多いです。
それは、わたしが指導をしていても、そう感じます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「怒る」と「褒める」の使い分けについて、わたしの場合は、その生徒さん一人一人に応じて意識的に変えています。
いわゆるトップ層・準トップ層といった生徒さんたちが集まる集団指導塾であれば、「怒る」割合を多くしても差し支えないでしょう。
が、わたしのように学年・習熟度が一人一人みな違っているということであれば、一律に「怒る」を優先してしまっては大変なことになります。
特に中学生くらいまでですと、偏差値で40あたりに届かないという生徒さんには、年中怒っていなくてはなりません。
そして、仮に怒ったとしても、彼らはわたしの話をまともに聞いていません(笑)
さすがにあまりにひどいときには、「(怒)(怒)(怒)!!!」ということもあります。
ただ、年のせいか、こういうときには、怒りより呆れ感が出るようになっています。
「あの〜 もう少し、わたしの話を聞いてもらって、何とかしてほしいんですけど.....」という感じです(笑)
それでも、こう言われている生徒さんたちは、あまりわたしの話をまともに聞いていませんね(苦笑)
これを言った直後に、彼らがまた同じことを、同じように、同じ手順でやらかすというのは、日常茶飯事です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
とはいうものの、「怒る」と「褒める」をいかに使い分けるかについては、基本的に「下げて上げる」方式を採っています。
この「下げて上げる」とは?
それは、「怒る」でも「喝入れ!」でも、生徒さんを叱責したあとは、「でも、あなたにはこういう長所があるわけだから.....」などとフォローしておくように努めているということです。
要するに「どこかにわずかなりとも逃げ道を用意しておく」ようにしています。
雪隠詰めのようなことをやるのも、指導の方法としてはあり得るかもしれません。
しかし、受験指導は一日二日で終わるようなものではありません。
となれば、ほんの少しは「甘さ」のあったほうが、長い目で見るとよい結果になるような気がしています。
もちろん、ここで重要なのは、「ほんのちょっぴりだけの甘さ」です。
少なくとも、わたしのような指導形態を取る受験関係者はそうです。
四の五の言っても、怒ろうが、褒めようが、結論としては、「結果が出る指導は、よい指導」となります。
幸いにして、わたしの場合は、真面目にやっている生徒さんも、不真面目にやっている生徒さんも一緒くたにして怒ったり、褒めたりという指導形態ではありません。
そういうところは、いかようにも融通が利きます。
この点が、家庭教師という「究極の個別指導」の強みともいえます。
「入試が来年以降はこう変わっていく」.....
該当する学年を子息をお持ちのご父兄にとっては、関心を持たざるを得ないキーフレーズです。
しかし、ご父兄の受け止め方からすると、
「変わるのは分かったが、今までと比べてどうなの?」
「自分たちのころと比べてどうなの?」
ということになります。
そこで今回は、ご父兄が現役学生だった頃と比べて、大学入試がどのように変わっているかについて述べてみます。
まず、大学入学者は「その昔」と「今」とで、どのように違ってきているかをお示しします。
いずれも、内閣府・文科省の公式資料です。また、上記のまとめサイトがこちらです。
<18歳人口と大学進学者の割合変化>
◎平成2年・・・現在50歳の方
(18歳人口)201万
(大学進学者)49万
(割合)24%
◎平成12年・・・現在40歳の方
(18歳人口)151万
(大学進学者)60万
(割合)40%
◎平成30年・・・現在20歳の方
(18歳人口)118万
(大学進学者)63万
(割合)53%
数字としてはこういう状況です。
平成2年から12年間の間に、大学進学率が大幅に上がっています。
これは、多くの大学が短大から大学へ鞍替えしたためです。
「大学+短大合計」で見ると、進学者割合は、平成2年で36%、平成12年で49%、平成30年で58%となっています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回までに示した数字を見ると、大学進学率は、平成2年から約30年の間に、24%→53%と29%も増えています。
平成2年当時は、今に比べると短大が多くありました。
それを考慮しても、進学率は22%上がっています。
そして、専門学校に進む割合は約20%程度で横ばいです。
前回のコラムで述べたことを踏まえて分かることを3点ほど書きますと.....
(1)ご父兄の世代ならば高卒で就職していた層が、大学に進学している
(2)浪人の割合が減り、現役入学者が大幅に増えている
(3)特に私立大学で、一般入試以外の推薦・AO入試が増加している
30年以上前の大学進学率が24%だったという数字には、このコラムを書きながらもちょっと驚いています。
「え? その昔って、そんなに大学に行ってなかったの?」というのが正直な感想です。
高校の同級生は大卒だらけです。
が、中学の同級生のことを考えると、さもありなんと思います。
また、こちらと、こちらの資料によると、平成初期は「現役:浪人=2:1」だったのが、現在は「現役:浪人=4:1」です。
難易度の高くない大学の場合、一般入試にせよ、推薦入試にせよ、現役で合格できます。
難易度が高くて人気のある大学と、そうでないところと二極分化している現状を考えると、結果として現役が増えたといえます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
さらに最近よく語られるのは、「有名私大の入試が難しくなってきている」ということです。
ここで「難しくなっている」というのは、早稲田・慶応・上智・明治といった私大の一般入試です。
私大の場合、推薦・AO入試で入学する人の割合は、平成30年で52%です。
そして一般入試での入学者は47%です。
国公立大学の一般入試が81%となっていることと比べて大きく違います。
さらに近年は、「私大の定員厳格化」という措置が取られています。基準を超えて入学者が増えると、文科省からの補助金が打ち切り・減額となるシステムになりました。
私大は、受験生が一般入試で合格しても入学するとは限りません。
その結果、推薦・AO入試の合格者で確実に入学者を確保するという現状になっています。
彼らは合格すれば確実に入学すると思われるからです。
それにより、有名私大の一般入試は「狭き門」になってきています。
このことで、割りを食うのは、偏差値50代後半から60以下の公立高校に通う生徒さんたちです。
仙台近辺ですと、向山・南・泉・館山・宮城野の生徒さんたちです。
こちらの高校の場合、大学進学を考える際は、ナンバースクールには及ばないが、さりとて、あまりレベルも下げたくないという心理が働くようです。
高校入試の際には、大学進学のこともある程度考えておきたいものです。
家庭教師という指導体制を取っていると、わたしの生徒さんというのは、だいたいが「弱者」であることが多いです。
わたしがいう「弱者」がどのようなものかについては、以前、↓のコラムで触れたことがあります。
弱者は受験とどう戦うべきか 〜「弱者の中の強者」となるために〜 その1 2018/03/11
弱者は受験とどう戦うべきか 〜「弱者の中の強者」となるために〜 その2 2018/03/12
弱者は受験とどう戦うべきか 〜「弱者の中の強者」となるために〜 その3 2018/03/13
弱者は受験とどう戦うべきか 〜「弱者の中の強者」となるために〜 その4 2018/03/14
今回のコラムは、↑のバージョンアップ・対象限定版です。
ターゲットは「偏差値45未満の中学生」です。
これに該当する中学生とは、100人中で上から数えて70人から下です。
となると、全中学生のだいたい3人に1人弱はこれに当たります。
今回は、そんな彼らの「試験の受け方」に焦点を絞ります。
以下、そういうことで論を進めます。
わたしが彼ら「偏差値45未満の中学生」を見ていて感じるのは、「とにかく時間内に答案をできる限り埋めよう」とばかりしているということです。
確かに答案用紙に何かを書かなければ、点数はもらえません。
確かに..... 確かに.....
(次回に続きます)
(前回の続きです)
彼らは自分が、他の生徒に比べると、「弱者」であることを自覚しています。
そんな彼らの「テストの解き方」は、「とにかく書く!書く! ひたすら書く!書く!」です。
そうして解いた結果、2パターンに分かれます。
<パターン①>
時間いっぱいまで「とにかく書く!」
→マジメ系の生徒、特に女子に多い
<パターン②>
ひたすら書いた後は、見直しをしない。
「今日、帰ったらテレビ、何見ようか」などよそ事を考えたり、精巧な落書きをして過ごす
→男子に多い。落書きの多いのは女子。
いずれにしても、彼らは「答案を埋める」ことには熱心です。
その一方で、「正解をしよう」「いくら書いたところで、間違った答えを書いてしまったら0点」という意識が非常に薄いです。
そういうわけで、ちょっと注意すれば正解ができるものを、ポロポロと落としてしまうということがよくあります。
そして、かれらはそれを「凡ミス」と呼びます。
どうやら、事の重大性をさっぱり認識できていないようなのです。
そもそも彼らくらいの成績ですと、「とにかく答案を埋めよう」と考えること自体が大きな間違いなのです。
「この問題は解けそうだから、自分は絶対に落とさない!」「解けそうなところにキッチリと時間を使おう」
.....このように考えたほうが、点数としては高くなります。
繰り返しますが、「いくら答案に書いても、間違いは0点」だからです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
それから、彼らに広く見られる傾向として、「分からない問題をいつまでもグチグチと考える」というのがあります。
中には、あきらめのよすぎる生徒さんもいないわけではありません。
が、そういう生徒さんは少数派です。
彼らの多くは、多くの時間を費やして、ひとつの問題を解こうとしているようです。
しかし、残念なことに、それだけの時間を使って正答となることはかなり少ないです。
彼らが時間をかける問題というのは、「もうちょっとで解けそうな問題」です。
さすがにあまりに難しければ、彼らは手を出しません。
しかし、なまじ何とかなるかもしれないと考えると、いつまでも粘る生徒さんが多いように思います。
時間をかけて考えることも、それはそれで大切です。
が、それを試験の際にやってしまうのは、いかにも下策です。
その結果、正解できそうな問題に手を付ける時間がなくなってしまった.....ということもしばしばです。
わたしから見ると、「こういうドツボにハマって、ほかの問題に手を付けないとマズいということは、考えないのだろうか」と思ってしまいます。
こういうところを少しでも工夫することで、今よりは確実に点が取れるようになるはずです。
それこそが、彼らにふさわしい戦い方と言えるのではないでしょうか。
普段からわたしのような受験体制を取っている者は、指導のたびごとにご父兄と接しています。
その際、「これはちょっと返答に困ってしまうな」ということを聞かれることがあります。
そういうご質問のうち、今回は3パターン、紹介してみます。
<パターン1> うちの子、最近どうですか?
普段、友人や親しい人に、「最近どう?」と尋ねることは、よくあることです。
が、わたしの場合、ご父兄から「うちの子、どうですか?」と聞かれると、ちょっと返答に困ってしまいます。
文字通り、どう答えてよいか、悩んでしまうからです。
そう尋ねられたときには、「たぶん、こういうことをお聞きになりたいんだろうな」と想像しながら、ご父兄の意図をくんでお答えするようにはしています。
しかし、それがピントの外れたものなのではないかと、内心、ドキドキしてしまうのです。
逆に、ご父兄のお尋ねになりたいことがハッキリしている場合、そうではありません。
例えば、
「うちの子は、最近、あまり勉強に身が入っていないようですが、どうでしょうか?」
「模擬試験で成績が上がってきているようですが、どんな感じでしょうか?」
というような質問です。
たぶん多くのご父兄は、「うちの子供は、どのように勉強しているのか」をお聞きになりたいのだろうなと想像はしています。
ただ、「どうですか?」だけだと、今一つ確信が持てないのです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
<パターン2> 間に合いますか?
これは、受験生をお持ちのご父兄から、お問い合わせのときにしばしば言われます。
夏休みを過ぎたあたりから、尋ねられるようになります。
これも返答に困ってしまうお尋ねです。
「間に合いますか?」というのは、「今からやって、志望校に合格できますか?」というご質問です。
ただ、実のところ「明らかに無理で無謀」と言えるケースは極めて少ないです。
わたしの知るあるご同業の方は、12月の末ころ、偏差値37、内申が3.1の生徒を、週1指導でナンバースクールに合格させてほしいとご依頼を受けたことがあるそうです。
まあ、さすがにこれは極端な例ですが.....
そういう例を除けば、指導の開始前に、現段階の成績を聞いただけだと、「どうなるかは今後次第です。あとはやるだけのことはやってみます」と答える意外に術がないというのが正直なところです。
実際に指導に入ると、生徒さんの現状が、ご父兄から聞いていたこととちょっと違うということはあります。
また、指導をやってみないと、「第一志望にはイケるかも」「第一志望は厳しい。でも第二指導なら何とか」といった体感はできないものです。
こうした場合、わたしの考えをありのままお伝えするのが、後々お互いにとってよいのではないのかと考えています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
<パターン3> A塾とB塾ではどちらがいいのでしょうか?
これもちょくちょく聞かれます。
だいたい塾は、ターゲットとしている層がそれぞれ違います。
例えば、A塾はトップ層向け高校入試、B塾は中下位層向け個別指導といった風にです。
ここで、ターゲットの違うものなら、お答えをすることは可能です。
しかし、A塾とB塾で、ターゲットとする層がかぶっているということもあります。
ご父兄がお聞きになるのは、この「層がかぶっている塾同士」です。
これは、「キリンの一番搾り、アサヒのスーパードライ、どちらがおいしいですか」というような質問に似ています。
何がいいのかは、その方のお好みです。わたしとしても「お好み」に関する部分は、返答のできない部分です。
ただ、こういう場合は、判断の決め手となるような情報を提供するようにはしています。
それを基に判断していただくということは可能です。
わたしとしては、ご父兄からのご質問に対し、判断のできないものは、判断できないとお答えするのが、「わたしのやり方」だと思っています。
そのようなことから、今回は、「菊池にとって、何が答えづらい質問なのか」をご理解いただこうと考えた次第です。
以上、お心にとどめていただければ幸いです。
今回のコラムでは、小学生の公文に関して、わたしが考えていることを書いてみることにいたします。
公文には、うちの娘も2歳から中1の夏休みまでお世話になりました。
娘が公文に通っていたころには、娘の課題を脇で見ていたことがあります。
また、実際、教室に娘の付き添いとして、何度か足を運んだこともあります。
そういう体験から感じたのは、公文とは一言で言うと、「受験の基礎トレーニング」です。
毎日繰り返し行う課題は、「日々の筋トレ」といった感じです。
これをガッチリやれれば、受験の際にも大いに役に立ちます。
ただ、ご父兄としては、「基礎トレーニング」の重要性は理解しつつも、受験という実戦の場では、「基礎トレーニング」のみでは戦えないこともよくご承知かと思います。
そうした点を踏まえ、「小学生の公文はいつまでやるか」ということについては、以下のように考えています。
(1)二華・青陵などの中学受験
小3の1月〜小4の受験学習を始めるまで
(2)中学受験をしない場合
小6あたりまで。進学塾に通い始める際には、そのときまで
いずれにしても、「基本から脱して、実戦が必要になるころ」と言えます。
以上は、「だいたいの目安」です。
「こうであらねばならない」というものではありません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
だいたいトップ層にいる小学生ですと、中学受験にせよ、中学入学にせよ、「受験を意識するころ」までが、公文学習の「一定の目安」といえます。
しかし、平均まで取れない生徒さんは、もう少しやってもいいような気がします。
事実、中2から中3の7月までという限定付きで公文とわたしの指導を併用し、その後受験に備えたという生徒さんがいます。
その生徒さんは、仙台工業に合格しました。
平均までいかない生徒さんですと、中学生であっても、数学で言うなら、基本的な計算、特に分数に穴があります。
この部分を公文でガッチリ補うことができれば、結果として成績は上がります。
ただ、そうした場合の公文は、「即効性」がありません。
頭痛を治すことに例えると、
「塾の指導=バファリンを飲む」
「公文=頭痛が起こらないような生活改善」
です。
ご父兄としては、「今すぐ見える形での結果がほしい」と考えるのが普通です。
そのため、「通常の塾か、公文か」の選択は実に悩ましいところです。
わたしの感覚ですと、平均までいかない生徒さんは、公文のような「筋トレ」学習=50〜80%、残りを「いま学校で取り組んでいる学習」でちょうどいいくらいです。
塾でも以前に戻って学習することは、ないわけではありません。
が、なかなかそういう時間をとる余裕がないというのが実情です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
公文の創始者は、もともと高校の数学教師でした。
彼が、数学の計算を主とした自学自習形式の教材を作ったのが、公文の始まりです。
それゆえ、公文のテキストというと、「算数・数学・計算・何回もやる」をイメージしている方が多いのではないでしょうか。
しかし、わたしは公文の国語テキストを是非お勧めしたいです。
国語テキストで扱っている文章は、内容がバラエティーに富んでいます。
読書という点から見ても、非常によい教材です。
ただ国語のテキストの場合は、数学の計算問題以上に「即効性」がありません。
つまり、これを続けていたからといって、国語の試験の点が劇的に改善されるというものではないのです。
こういう点からも、国語を公文で続けていくというのは、食指が動きづらいかもしれません。
とはいうものの、国語のテキストを「質のよい文章の読書」と考えると、そこに意味を見出すことができそうです。
常日頃、「うちの子はさっぱり本を読まない」と嘆くご父兄が多いからです。
そして、このテキストは、当然読みっぱなしというわけではありません。
内容に関する質問があります。きちんと読めているかのチェックがされます。
小学生をお持ちのご父兄は、こういう点も考慮に入れるとよいです。
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大学入試における最難関といえば、申すまでもなく、「医学部医学科」です。
今回のコラムでは、宮城県内の高校における「医学部医学科の合格実績」を取り上げてみます。
合格実績の数字は、昨年(2019年)および今年(2020年)における数字です。
数字の出典は次の通りです。
2019年: サンデー毎日2019年4月26日号
2020年: 週刊朝日2020年4月26日号
こちらが高校別の数字です。
サンデー毎日および週刊朝日の数字は、国公立ですと、全国を網羅しています。
しかし、私大の中には、記載のないものがあります。
二高のサイトをチェックしてみると、東京女子医大、日本医大などに合格者がいます。
ですから、合格者の数は、一覧表に記載している者よりも多いです。
そこで国公立だけの数字に絞ると、去年・今年の合格者計は多い順から次のようになります。
二高 85
二華 29
一高 11
ウルスラ 8
青陵 4
古川学園 3
育英 3
秀光 2
三高 2
東北学院 2
泉館山 1
気仙沼 1
古川黎明 1
榴ヶ岡 1
佐沼 1
向山 1
ベスト3については、「まあこうだろうな」という順位です。
高校入試の合格ラインを見てみると、入学時は「ほんの少し」ですが、卒業時にはかなり差が開いていくのが分かります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回出した高校ごとの合格者数は、学校ごとの定員を考慮していない数字です。
そこで、ベスト5の合格者数の2年分の平均値を定員で割ってみることにします。
二高、一高は1学年320名です。
二華は240名が定員ですが、合格者のほとんどは中入生だと思われます。
そこで、定員を中学の定員と同じ105名とみなします。
青陵は140名です。
ウルスラの数字は、ほとんどがtype1と思われます。
そこで、定員を240%の20%である48名として計算します。
type1が「定員の20%」というのは、ウルスラの募集要項に記してあります。
そのようにして計算すると、ベスト5は次のようになります。
二高 85(定員320)13.28%
二華 29(定員105)13.81%
一高 11(定員320) 1.72%
ウルスラ8(定員48) 8.33%
青陵 4(定員140) 1.43%
以上を見ると、二高と二華では、二華が二高をちょっと上回っています。
それにウルスラが続きます。
そして一高、青陵と続きます。
この数字を見ると、だいたい「定員」をどうとらえるかで、数値はいろいろと変わってきます。
さらに、定員の少ない高校ほど、1人多くなるか少なくなるかで、数字のパーセントのブレが大きくなります。
ですから、「あくまで一つの目安」としてとらえていただきたいのです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回までの数字を見ていると、いろんなことが分かってきます。
まず、国公立の医学部を狙うとなれば、二華の中入あるいは二高が「二傑」です。
二高と一高の入学時の差は、ボーダー偏差値にして3、点数にして20点半ばくらいです。
が、こと国公立の医学部となると、大きな差が出てきています。
また、ウルスラなど私立高校は、優秀な生徒さんですと、中学からの持ち上がりというケースが多いです。
それゆえ、ウルスラの医学部合格者も、二華同様、中入生が多いのかもしれません。
私大医学部の場合、上記ベスト5以外にも合格者は出ています。
例えば、東北学院は、公式サイトによると、今回紹介した以外に、岩手医大、獨協医科大、北里大、順天堂大、日大などにも近年に合格者がいます。
ただ、私大医学部は、1人の受験生がいくつかの大学に複数合格するというケースも十分に考えられます。
それゆえ、合格者数だけを見てしまうと、「見かけほど合格者は多くない」ということにもなります。
この点、国公立の場合は、「1人1大学」でしょうから、実質的な人数と見てよさそうです。
一部の私立大医学部は、ご父兄の時代には考えられないほど、難易度が上がっています。
医学部の受験については、また別の機会にも取り上げたいと思います。
現下、コロナは「第3波」というような状況になっています。
北海道、東京など、いずれも「陽性者数」は過去最高を記録しています。
また、本県においても、3月から5月にかけて行われた休校措置のとき以上に「波」は広がりを見せています。
本日現在、わたしの担当する生徒さんやご家族での状況は次の通りです。
1.生徒さんが通学している学校中、3校で「陽性者」が出ています。
2.これら3校では、休校措置がとられました。
いずれも休校は終了しています。
3.生徒さん、ご父兄の中で、「陽性者」となった方、あるいは濃厚接触者は発生していません。
以上の状況を勘案し、今後の指導については次の通りといたします。
1.生徒さん、ご父兄の中で、「陽性者」となった方が発生した場合、そのご家庭での指導は、医療機関で許可が出るまで、中止といたします。
2.学校で休講措置が取られていても、「陽性者」や濃厚接触者でない限り、通常の対面指導を行います。
3.全県で教育機関に対する一斉休校要請があった場合は、オンラインによる指導を行います。
「新規陽性者」が学校内で発生した場合、ご父兄からは速やかに情報提供を行っていただいております。
わたしの場合、塾と違って、大人数の「新規陽性者」が出ることは考えづらいです。
が、わたしが介在して、コロナ発生が広域になってしまう可能性があります。
さらに、今後は、インフルエンザにも目配りして行かねばなりません。
わたしはすでに、インフルエンザの予防接種は済ませています。
ご父兄におかれてのご協力・ご理解をお願いいたします。
本日現在の指導枠空き状況は以下の通りです。
お問い合わせをくださる方は、以下をご参照ください。
☆お問い合わせに当たって、合格実績を参考にしたいご父兄へ
当方の合格実績のページをご参照ください。
<空き状況>
☆平日
14時以前あるいは22時以降のみ受け付けております。
☆土曜・日曜
お住まいの場所によって、お引き受けできる場合がございます。
詳しくはお問い合わせください。
現在、当方は原則として対面指導をおこなっておりますが、「オンライン指導でもOK」というご家庭があれば、お問い合わせください。
現在のところ、平日昼間の時間を除いて、ほぼ「満員御礼」です。
年明け以降は、受験生の合格状況によって、空きが出てくるようになります。
そのときからでOKということであれば、早めにお問い合わせください。
土曜・日曜・祝日や学校のお休みの短期指導も、そのときの状況次第で入ることが可能となる場合があります。
ご希望の方はこちらもお問い合わせください。
また、12月26日(土)・29日(火)に開催する「お正月前学習会」は、すでに定員に達しています。
欠員が出た場合、再募集いたします。
指導に当たって、当方は、特に次のような生徒さんの力になれます。
1.大学受験、赤点対策を希望する高校生
2.二華・青陵・附属など中学受験を予定する小学生
☆特に俊英四谷や栄光ゼミナールのサポートをご希望のご家庭
3.通塾しても、成績がなかなか上がらない中学生
☆特に仙台一高・二高といったナンバースクール、高専受験の際の塾サポートをご希望のご家庭
☆学習障害やADHDなどの発達障害を持つ生徒さんも対応可能です!
☆無料体験指導について
60分の指導を「体験指導」として無料といたします。
ただし、契約時において指導期間が3か月に満たない契約をご希望の場合、無料体験指導は対象外とします。
「体験指導」は、契約をする際に「菊池の指導がどういうものか」を体験するという目的で行っています。
「体験指導」のみを目的としたお問い合わせは、菊池への指導依頼を真剣にお考えのご家庭にご迷惑となりますので、ご遠慮ください。
「無料体験指導」の実施のみを目的としていると思われる場合は、実施をお断りしております。
指導をお引き受けするに当たりましては、「生徒さんが、菊池の指導を受ける意思があること」のみが要件です。
「うちの子供は、全くやる気がありません。何とかやる気の出るようにして下さい」というご依頼は、申し訳ございませんが、お引き受けできません。
塾と併用した場合の「その後の結果」については、弊サイトのコラムに詳細がございます。
なお、現在、他所と菊池の指導をいずれにするか迷っておいでの方は、他所を優先させてください。
上記を参考にお問い合わせをご検討ください。
引き続きよろしくお願いいたします。
家庭教師という指導体制を取っていると、そもそもやる気のない生徒をどうにかしてほしいというご希望は少なからずあります。
家庭教師派遣会社からの紹介ですと、そういう案件でも、講師側に断る権利はありません。
そうした場合、講師側は「どうやってやる気を出させるか」ということに神経を集中することになります。
わたしの場合、そもそもやる気のない生徒は引き受けません。
そのため、わたしの担当するのは、「菊池の指導を受ける」という心の準備ができている生徒さんです。
ですから、「いかにして結果を出すか」に神経を集中することができます。
そういう点で、わたしの生徒さんたちは、レベルが高いと思っています。
先ほど述べたように、彼らは「菊池の指導を受ける」という心の準備ができているという点で、第一段階はクリアしています。
問題なのは、「次のステップ」です。
彼らは、わたしの話を「きちんと」聞いています。
しかし、「きちんと」がどの程度なのかは、生徒さんによって様々です。
例えば、わたしが日々直面することとして、「全く同じところを、全く同じように、繰り返し、繰り返しミスする」という生徒さんの「症状」があります。
一般的にこういうケースは、成績が下に行くほど多くなります。
100人中85番以下の生徒さんとなると、それで埋め尽くされているという感じです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
彼らは、わたしの指導内容を「きちんと」聞いています。
わたしが話しているときも、「うんうん」とうなずいています。
しかし、成績アップにつながるためには、「うんうん」と「素直に」聞いているだけでは全く不足です。
すなわち、
「菊池から言われた限りは覚えよう」
「次には間違わないようにしよう」
このように思いながら、聞かなくてはならないのです。
だいたいこういう意識というのは、成績上位の生徒さんほど、自然に身についています。
一方、勉強な苦手な生徒さんほど薄くなります。
それから、そもそもが「聞いているようで聞いていない」というケースも少なからずあります。
そうしたとき、わたしは「わたしの話、聴いてましたか?」と問うことがあります。
そういうと生徒さんは、「聴いてました」と答えます。
そこでわたしは、「じゃあ、わたしが言ったことを、もう一度繰り返して、その通りにやってみてください」ということがあります。
そうすると、さっぱり聴いてもいないし、その通りにもできないということは、よくあります(苦笑)
とはいえ、「わたしの言うことの100分の1でも聞いていれば、100回言って、1回にはなるか.....」とも考えています。
わたしとしては、我慢、忍耐、我慢、忍耐の繰り返しです。
ここしばらく、指導依頼のお問い合わせが増えてきています。
家庭教師という指導形態は、集団塾や個別指導塾などに比べて、お問い合わせの「波」が一呼吸遅くなる傾向にあります。
今年は、コロナ休校のために、定期試験の実施、その他の学校行事が、例年とは違った動きを見せました。
今、ちょっとその反動が来ているのかなとも思います。
さて、指導依頼がある際、菊池とヨソ様のいずれにするか、迷っておいでのご父兄がたまにいらっしゃいます。
例えば、このような感じでお問い合わせを下さいます。
「今、こちらと別のところで、どちらにするか、検討しています。
ですから、ホームページにあった無料体験指導をしていただいて、それで決めたいと思います」.....
そして、この「別のところ」が実名であることも、少なからずあります。
このようなとき、わたしが「営業目線」で対応すれば、こうなるでしょうか。
「そうですか。
迷っていらっしゃるということですね。
そういうことでしたら、是非とも当方と「別のところ」様を比べていただいて.....
ご希望の通り、無料体験指導を実施いたします。
お日にちはいつがよろしいでしょうか?
ご都合は合わせます」
しかし、わたしは、このように対応しません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
指導依頼のお問い合わせの際、ヨソ様も検討しているので無料体験指導をしてほしいと聞いたとき、わたしの対応というのは、次のようなものです。
「すみませんが、そのような状況での無料体験指導はやっておりません。
『ヨソ様』と菊池とを再検討していただき、『やっぱり菊池に』という場合は、再度ご連絡ください。
そのときに体験指導を含めて、詳しいお話をお聞きします」
このようにお伝えして、「やっぱり菊池に」と再連絡が来たのは、1回のみです。
ということは、こういうケースの場合、お問い合わせを下さる方としては、ほとんどヨソ様に決めていて、菊池も少しは「試食」しておきたいということなのでしょう。
そのご父兄にとってみれば、菊池よりヨソ様のほうが、「心に響いた」ということです。
それならば、あえて菊池を「試食」しようとせず、ヨソ様へいらしていただいたほうが、その方にとっても、菊池にとっても幸せです。
わたしとしては、同じ神経と時間を使うのであれば、「試食」だけしたいという方より、現在担当している生徒さん、「何とか菊池に」という方に、そのエネルギーを振り向けます。
「お願いします」「承知しました。では全力を尽くします」.....
これでいいのではないかと思います。
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本日現在で判明している各種試験の結果は次の通りです。
主要なものは以下の通りです。
<中学生>
◎中間試験
中3 429点 校内順位2位
中3 475点 校内順位10位
◎実力試験
(10月)
中3 425点 校内順位10位
◎みやぎ模試
(10月)
中3 377点 偏差値64
中3 343点 偏差値60
中3 387点 偏差値65
(11月)
中3 422点 偏差値66
中3 383点 偏差値62
中3 443点 偏差値68
◎ぜんけん模試
(10月)
中3 404点 偏差値67
中3生のみやぎ模試は、10月平均が253点です。
そして、11月平均が272点です。
平均点が上がるということは、今まで以上に、「取りこぼしがレッドカードの大きな原因になってしまう」ということです。
事実、今回もみやぎ模試で偏差値30台の生徒さんがきちんと正答している漢字の問題を、トップ層の生徒さんが落としているというケースがありました。
また数学・理科における計算ミスは相変わらずです。
わたしが指導の際に常々言っているように、「易しい問題ほど怖い」のです。
この点、引き続き、生徒の皆さんには心にとどめてもらいたいところです。
特に中3生は12月、1月の模擬試験が控えています。
11・12・1月の模試は非常に大きな意味を持ちます。
「得点できるところは確実に!」です。
試験には、グラフを使った問題がしばしば出されます。
数学はもちろんです。
このほかにも、理科・社会・国語・英語と幅広く出題されます。
わたしが指導の際に生徒さんたちに接していていて思うのは、
「それにしても、グラフの読めない生徒さんって、こんなに多いのね。
トホホ.....
アタタ.....」
ということです。
ここでいう「グラフが読める」というのは、単に「全体でAが40%、Bが30%という数字が読める」ということではありません。
グラフに合った文章を5個の選択肢の中から1つ選ぶ.....
グラフの数値を計算して、正しい答えを導く.....
こういうものも「グラフが読める」に入ります。
中学生が取り組む高校入試問題ですと、「小学5・6年生までの算数」はグラフの問題で問われます。
理科・社会では、頻出事項です。
国語・英語でも、「小学1・2年生でやるちょっとした計算」の必要な問題は出ます。
そして、そういう「小学校の算数」ができない生徒さんというのもかなりいます。
しかし、そういう算数が必要のないところで、グラフの内容が読めていない、理解できていないというのは、想像以上です。
指導時、「このグラフについての文章って、こういうことだから、こう解釈できるでしょ」とわたしが解説すると、
「そういうふうに読むのか」
「言われると、そうかも」
というような反応がしばしば生徒さんから返ってきます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「グラフを読む」「グラフの内容を理解する」というのは、それができる人からすると、実に造作ないことです。
何しろ、文章を書いてある通りに読めば、模範解答以外に解釈のしようがないからです。
逆に、答えが人によって割れるようなら、試験問題として成り立ちません。
わたしは現役学生の頃、なぜグラフの内容を問うような問題がたびたび出ているのか、不思議でなりませんでした。
しかし、受験指導をするようになって、グラフの内容を読めない生徒さんの多さ、「読めない」レベルにも驚きました。
今となっては、「なるほど、こういうわけで、グラフの問題って出るのね」と妙に納得しています。
これは逆に言うと、グラフの正確な読み取りには、そこそこレベルの読解力が必要とされているということです。
確かに簡単すぎれば、問題としての体をなしません。
今後の入試では、この種のグラフを使った問題が、今まで以上に増えるとわたしは予想しています。
なぜなら、大学入試で「センター試験」に代わる「共通テスト」が、鳴り物入りで「より思考力を重視する」という路線を導入したからです。
大学入試が「右向け右」といえば、高校入試・中学入試も忠実に右を向きます。
グラフを使った問題は、思考力を見るのに、非常に適しています。
わたしの主張はそうした背景からです。
先般、西村大臣がコロナ関連で再度の緊急事態宣言もあり得ると発言するなど、コロナは収束する様子を見せていません。
このコロナについては、各所で「気の緩み」ということが語られます。
事実、yahooで「気の緩み」というキーワードを入れて検索すると、「気の緩み コロナ」というのが筆頭に出てきます。
事実、医師会も西村大臣も「気の緩み」という言葉を使ってきています。
しかし、わたしのように受験指導をしてきた者からすると、「気の緩み」という言葉には、正直???という感想を持ってしまいます。
では、わたしの感想は何か.....
わたしが考えているのは、「気の緩み」というものではありません。
そもそもが、こうした原因を作ってしまう人の多くは、あまり物事を深く考えるたちではないのだろうということです。
加えて、自分の行動に頓着していないのだろうというものです。
言い換えると、この手の人たちは、「気が緩んでいる」というわけではありません。
今まで通り、いつもの通りに行動しているだけだということです。
去る4月、周囲が止めるのにも耳を貸さず、緊急事態宣言下の沖縄に行って、コロナにかかってしまった某芸能人さんはその典型です。
普段、自分の行動に注意している人なら、「気の緩み」というのはあります。
が、某芸能人さんの場合は、元がそういう性格なので、気の緩みようがありません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
人の性格というものは、誰かから言われて、そうそう変わるものではありません。
それはわたしもそうです。
そして、生徒さんを見ていてもそうです。
ですから、お上がいくら「気の緩み」といったところで、すでに気を付けている人は十分すぎるほど気を付けているはずです。
ところが、そもそも自分の行動をある程度は見直さなくてはいけないと考えない人に、いくら「気が緩んでいる」と言っても、「は?」と思われるだけです。
自覚のない人にいくら正論を説いたところで、糠に釘です。
このことを、学習指導に当てはめると、生徒さんに関して全く同じことが言えます。
いくらこちらが、「こうしたほうがいい」とアドバイスしても、生徒さんの関心・自覚がなければ、よいほうに変わることはありません。
お上が「気の緩み」と考えている人たちというのは、生まれついてこの方ずっとそういうタイプだったのだろうなと思います。
生徒さんの行動を見ていると、そう感じます。
「三つ子の魂百まで」というのは至言です。
ただコロナに関しては、いつかわたしが陽性者になる可能性がゼロではありません。
お上の言う通り、これまでに引き続いて「気の緩み」がないようにしていきたいです。
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